中東・アジア向け海外ECサイトから学習したこと

現在、海外向けECサイトとして自動車のパーツ販売サイトをクライアントに代わって運用しているのだが、この2ヶ月ほどでFacebookとGoogle AdWordsのどちらがいいのか比較検証をし、Google AdWordsのほうが圧倒的に多くなるのではと想定していたのだが、コンタクトの流入元はFacebookがほとんどを占めていた。

ちなみに、どんな国へ広告を出稿したかというと、以下の国である。

アラブ首長国連邦、ドバイ 、ブラジル、チリ、エジプト、インドネシア、インド、ケニア、カンボジア、カザフスタン、モンゴル、マラウイ、マレーシア、モザンビーク、ニュージーランド、フィリピン、パキスタン、カタール、南スーダン、タイ、タンザニア、ウガンダ、ベトナム、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ


特にエンジン周りは最も問い合わせが多い

1 LIKE をfacebookで獲得する費用は平均1円~2円となっており、国内ビジネス系のECだと「1いいね」で平均100円前後に対し、単純に1/100の価格だ。ただ、消費見込み客かどうかといえば、8割は興味があるだけ的な人だが、それでも1週間でこちらの想定を超える数十件の問い合わせをいただき、海外市場での日本の工業製品の引き合いの多さと将来にわたりポテンシャルの大きさを実感した。

特に、先進国ではなく新興国ではウェブサイト上で商談がまとまるケースが少ない。
価格、送料、納期、取引形態(CIFかFOB)、決済方法がすべてまとまってから入金になる。

また、8割のコンバージョンはチャット経由で発生しており、チャット+セールスという構図でないと新興国向けでは商談が成立しない。いろいろと初体験が多かったのだが、ウェブサイトへ見込み客を乗っけてしまえば、そこから先はウェブ解析と改善を繰り返すだけなので、当社の得意分野の業務範囲。改善すべき内容がすべてわかったので、今後はコンバージョンの獲得に向け海外販売サイトの売り上げ拡大を進めていこうと思う。

今後、下記周辺のビジネスはもっとベンチャー企業が出てくるべき領域だろう。

  • 英語でのチャット、セールスサポート
  • 重量30Kg以上の海外配送

PS,
先週の展示会は結果的にあまり良くなかったのだが、悪いことの後にはいいことあることを実感した。
海外のお客様で日本の商品を販売したいという大物若手起業家との商談が舞い込んで来たり、大規模な海外EC案件をいただいたりと。世の中、頑張っていればいいこともありますね。

関連する記事

インドネシア ネット通販 2021年までに利用者数4210万人へ... 本稿ではインドネシアのソーシャルメディア、ネット通販事情について見ていきましょう。 経済 インドネシアは人口2億5,800万人、GDPは8,620億ドルであり1人あたりのGDPは3,906ドルで2021年までに5,170ドルへ上昇が期待されている。インドネシアは2015年から2021年に...
多言語ホームページを作成して、検索エンジンでガンガンヒットさせるには… ?... 多言語サイトを運営している場合、コンテンツを言語別に識別し、検索ユーザーの国・言語にあわせて検索結果に表示するための方法があります。 言語別にそれぞれURLが独立している場合は、URL別にSEO対策を行う事ができますが、Live Commerceのように1つのURLで複数の言語を運用している場合...
サブスクリプションコマースによる海外成功事例... インドでサブスクリプション型のECサイトを成功させたスタートアップがでました。 インドのスタートアップ企業である Vellvette は女性向けの美容製品をサブスクリプション(定期購読)で販売しています。インドの女性20代から40代をターゲットにしたネットビジネスです。 米国と中国を旅している...
海外配送に対応している米ECサイトの平均成長率 1,141%... 3年間の成長率16,800%というクレイジーな数字を出した企業がやっている事は? アメリカの小売業界における成長した企業の格付けランキングをまとめました。 海外で何が起きているのか、知りたい方は是非こちらをご覧下さい。 http://www.live-commerce.com/host...
パフォーマンスが分かるとビジネスの意思決定、KPIが把握できると次の行動を起こすきっかけになる... サイトオーナーは売上げを上げるのに日々必死です。 しかしサイトの売上を上げるためには、商品を増やすべきなのか、トラフィック数を増やすべきなのか、カード決済までの離脱率を単に減らせばいいのか、デザインのUIを向上させるべきなのか、カートのインフラを変えるべきなのか、こういった課題を課題として捕らえ...
ユニークなアイデアでアマゾンに勝つ!... 小さなEコマースサイトを運営する企業にとって、アマゾン・楽天といった巨大なサイトにどうしたら対抗できるのか?という悩みは尽きないものです。対策として、ここでしか買えないものを売るといった、「商品そのものを差別化」するアプローチと、購入過程で何か顧客の印象に残るものを残すという「顧客体験の差別化」...

タグ: ,

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ