国内で起業をするにしても、今の時代は国内で起業しながら顧客を海外に持つという今までとは全く違うやり方でビジネスを成長させる事が可能な時代だ。1990年代のインターネットがまだなかった時代に大企業しか海外企業と貿易をやっていたのとは今は全く違う。
それが今日紹介するインターネットを利用して海外に日本の商品を売るというビジネスだ。今日は海外販売についてどうやってビジネスをスタートさせればいいのかを紹介しよう。
日本の商品は伝統工芸品からヤフオクで売っているニッチなものまで私たちが想像する以上にたくさんあります。
こうした日本の商品を海外に売るにはインターネットが唯一の手段であり、インターネットを介さないで売るのは貿易業で大企業がやる手段です。我々のやりかた、それはインターネットを最大限活用したやり方になります。
このブログでは、インターネット経由で日本の商品を海外に売る為の方法についてまとめています。
海外に売れる日本の商品の探し方
eBayの資料によれば、自動車パーツは7秒に1個、家電は20秒に1個売れているようです。
eBayで日本から過去に何が売れたのかを調べるにはTerapeakが有効です。
Terapeakを活用してeBayで販売された過去の取引履歴を分析してみるといいでしょう。こちらのサイトからも海外で売れる日本の商品を紹介しているので、見てみるといいでしょう。
商品の仕入れ先の探し方
仕入れ元として最も簡単なのはヤフオクになるでしょう。ヤフオクならヤフオクストアとして法人が大量出品している場合があり、交渉次第では後払いで対応してくれるケースもあります。
http://auctions.yahoo.co.jp/
商品が定期的に売れるまではヤフオクが最も手っ取り早い仕入先となるでしょう。
新品を売るか、中古品を売るか
新品は日本のメーカーが既に海外進出している可能性があります。その場合、インターネットの越境ECを通じて買うよりも現地で直接買った方が安いケースが(送料や関税も含めて)ほとんどです。
ただし、メーカーがまだ海外進出していない地域やメーカーがネット販売にあまり力を入れていない場合はかなりのチャンスがあると言えます。特に中国・台湾・東南アジアは、現地進出は積極的に進んでいるものの、各メーカーのネット通販はまだ本格的とはいえません。また日本商品のネット通販を本格的に行っているサイトはほとんどない事からも新品を扱う場合は、メーカーを味方につけというのも1つの戦略と言えます。(この場合は人脈が必要)
一方、中古品は1品ものになりますので、限定感もあり市場価格よりも安ければ簡単に売る事ができ、特に質屋さんが扱う高級ブランド品は海外向けでもマーケティングする必要がないので海外販売には敷居が低いと言えます。
どのサイトで日本の商品を売るか
インターネット上で売るにしても海外向けホームページを作って、そこに広告やSEOをして集客コストをかけて売るのか、eBayやAmazonなどのマーケットプレイスを活用して売るのかの2つ選択肢がある訳ですが、初期コストを抑えるならマーケットプレイス、ビジネスとしてある程度のコストをかけて事業化まで想定するなら、eBayと自社サイトの両輪でやった方がいいでしょう。マーケットプレイスは売り易さはあるものの、手数料が高くキャッシュフローが遅いというデメリットもあるからです。自社サイトは集客の難しさはあるものの、投資したコストはすべて自社の資産になります。
初期投資でいくら必要か
マーケットプレイスなら商品の翻訳にかかる費用ぐらいで、出品する事に対する費用はゼロです。売れた後に18%前後の手数料がかかります。
自社サイトならLive Commerceで作った場合に初期投資として、最小構成で6ヶ月6,000円、サイトのデザイン周りでざっくり30万、他に毎月の広告費が新規立ち上げなら月最低10万と仮定して、スタート6ヶ月で最低100万ぐらいの予算感はあったほうがいいでしょう。
英語のスキルのレベル感
あなた個人でやるだけなら、英検2級レベルの英語力で充分でしょう。
ビジネスとして例えばoDeskのような海外の人をサポート担当として雇用したり、第3者に海外サイトの運営やセールスを任せるなら、通訳を介さずにダイレクトにコミュニケーションできる英語力は絶対必須でしょう。
コンテンツの翻訳
オンライン翻訳サービス Gengo を利用すれば充分でしょう。
売上代金の受領
マーケットプレイスならPayPalで、自社サイトならPayPal+クレジットカード決済は必要になるでしょう。
海外への配送
EMSで送ります。EMSはどの郵便局でも取扱いがあるので、売れたら郵便局の窓口まで行ってEMSの書類に記入するだけです。誰でも簡単に行えます。
海外販売は、マーケットプレイスなり、自社サイトで定期的に売れる様になるまでが最もつらい次期ではありますが、その次期を抜け出し、月商100万ぐらいからは、全ての作業をoDeskを活用してフル外注化が可能になってきます。外注を活用できる様になってからが本当の意味での海外販売がビジネスとして成立つかどうか、一番の面白みがでてくるのです。
ここからが本当の意味で英語力も必要です。対顧客向けの英語ではなく、対パートナーに対して作業を指示したりコミュニケーションする為の英語力です。
oDeskを活用すると、商品の仕入れは日本で行う必要がありますが、商品の登録から顧客サポートまでのすべてを外注スタッフでまかなう事ができます。うまく回り始めればビジネスのスケールアップが見えてきます。
受注量が増えるに従って仕入れと配送にかかる人件費は比例して増えますが、配送についてはこちらもフル外注も可能です。
まずは初期投資がほとんどかからないマーケットプレイスから始めて見るのがいいでしょう。
タグ: 海外販売
今後の海外通販を考えている。