「インフルエンサー」によく似た「KOL」をご存知ですか?
「言葉は聞いたことあるけど、インフルエンサーとの違いがよくわからない。」という人も少なくないのではないでしょうか。
今回は、KOLとインフルエンサーの違いやそれぞれの特徴についてご紹介したいと思います。
「事業とコラボをし、ブランドのサービスや商品をSNSなどで紹介する」といった点ではどちらも似ています。しかし、細かい特徴をみると違いがあります。
早速、見ていきましょう。
KOLは’Key Opinion Leader’の略であり、「特定の専門分野において知識が豊富な人」のことをさします。元々は医学用語でしたが、今では主に中国を中心に、特定の分野において知識のあるインフルエンサーのことを「KOL」と呼びます。例えば、スキンケアのスペシャリストや電化製品に詳しい専門家など、特定分野における知識が長けています。
また、自身の職業に関連していることを紹介している人もいます。例えば、サロンの経営者で、SNSにオススメのスキンケア商品を勧めるなど、その分野の職業に就いているからこそ、専門知識が豊富であることがあります。
一方、インフルエンサーは得意分野を持っている人もいますが、KOLほど専門知識を持っていないのが一般的です。しかし、多くの場合インフルエンサーは主婦であったり、学生だったり、お父さんだったりと、フォロアーの親近感を得やすい特徴もあります。
【KOL編】
KOLを起用するメリットは何と言っても「専門知識が豊富である」という点でしょう。また、KOLのフォロアーはより正確で信ぴょう性のある情報を求めているため、KOLによって紹介された商品であれば購入に至る確率が増します。
しかし、一定の分野のみに特化していることが多いため、コラボレーションできるブランドは限られています。
【インフルエンサー編】
インフルエンサーのメリットは幅広い層にリーチできるということです。例えば、30代のママのインフルエンサーであればコスメ、ファッション、ベビー用品、キッチン用品など幅広く紹介できるかもしれません。また、専門家でないことが却って、信頼感を得ることに繋がることもあります。親近感を誘い、コンバージョンに繋がることも可能です。
一方で、KOLよりは専門知識が劣るため、より正確で専門的な情報を得たい消費者からの信頼は
得られない可能性もあります。
英語圏のインフルエンサーマーケティングではよく’niche’(ニーシュ)という言葉を耳にします。nicheとは「専門分野」や「得意分野」などのことであり、例えば、スキンケア商品や化粧品を扱うインフルエンサーのnicheは「スキンケア」「コスメ」などということができます。
たとえ専門分野を持たないインフルエンサーであっても、ある程度のnicheを定めることがいいでしょう。必ずしも一つに絞る必要はなく、2、3つほど得意な分野を決めておくといいのです。例えば、スポーツ、アウトドア、健康食品、といったように、関連のある分野をいくつかピックアップし、それに関連した投稿をします。
こうすることで、ファン層をある程度絞ることができるのです。
事業側もインフルエンサーやKOLとコラボレーションする際に、どんな’niche’の人を求めているのかを定めると、より適した人とマッチすることができるでしょう。
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以上、簡単にKOLとインフルエンサーの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介させていただきました。
KOLやインフルエンサーとコラボを実施する際にぜひ参考にしてみてください。
弊社では、自らの経験を通して得たノウハウを顧客に発信しています。
ぜひ、弊社独自のインフルエンサーマーケティング代行サービスをご活用ください。
今回もご高覧ありがとうございました。