本稿ではインドネシアのソーシャルメディア、ネット通販事情について見ていきましょう。
インドネシアは人口2億5,800万人、GDPは8,620億ドルであり1人あたりのGDPは3,906ドルで2021年までに5,170ドルへ上昇が期待されている。インドネシアは2015年から2021年にかけて7.4%以上の高い年平均成長率を示すと予測されている。
ネット通販を利用するユーザーは2,800万人、2021年までには4,210万人へ増加、人口の21%に達すると予測されている。ネット通販の平均消費額は247ドルで2021年までに343ドルへ増加する見込みである。
インドネシアのネット通販利用者数の推移(単位: 百万人)
2012年に過去1週間にインターネットにアクセスした利用者の21%を回答結果として得た。
インターネット利用者の年齢層は、15〜24歳の51%がインターネットを非常によく利用している。25-34歳は25%、35-54歳では平均約は11%とネット利用者は以外にも少ない。55代からは2%とインターネットの利用はあまり進んでいない。
インドネシアのインターネット利用者の年齢
ファッションは現在、主要製品分野であり、25億ドルの市場シェアを占めている。 おもちゃ、趣味、日用品は2番目で、14億ドルを占めてる。
2021年までに、ファッションは53億ドルへ上昇すると評価されてる。 おもちゃ、趣味、日用品も成長し、33億ドルに達する。
インドネシアのネット通販で買われる商品カテゴリ
2016年にまとめた世界銀行 物流ランキングによれば、インドネシアの物流能力は64位でネット通販としてはまだ物流面では課題が多い国であると思われる。インドネシアの人口の54%は都市部に集中している。
いくつかの調査によれば、オンライン買い物客のうち、クレジットカードでの支払いはわずか1%で、携帯端末による電子決済は48%、プリペイドカードは36%と eWalletの支払いは14%を占めている。
インドネシアのネット通販で使われている決済方法
インドネシアのネット通販の商品供給(仕入れ)元は中国が340億ドル、シンガポールが280億ドル、日本が110億ドル、韓国が80億ドル、タイが80億ドルとあなっている。
インドネシアのネット通販事業者の商品仕入れ元
Internet penetration によればインドネシアのインターネット普及率は43%であり、2021年までに53%へ上昇する見込みである。スマートフォンを使用してインターネットを利用するユーザーは28%となっており、2021までに35%に拡大すると予測されている。
インドネシアのオンライン買い物客の55%がモバイル経由でオンラインで買い物をしている。 46%の顧客がデスクトップで購入し、40%がタブレットを使ってオンラインで購入している。
インドネシアのインターネット接続端末状況
近年、インドネシアでのマーケティング総支出は増加しており、広告主はすべてのプラットフォームでより多くの投資を行っている。 テレビは60億ドルの市場支出を占めており、新聞は2番目に高い市場支出に達し、34億ドルに達している。 デジタル広告は8億900万ドルで3番目に高い市場支出である。
インドネシア消費者が利用する広告手段
インドネシアのソーシャルメディアの普及率は2017年で37.9%で、2021年には43.7%を超えると予想されている。Facebook、YouTube、GooglePlus、Twitterは主なソーシャルネットワークです。 Toko BagusやKaskusのようなローカルチャンネルも使用されている。
インドネシアのソーシャルメディア利用状況
タグ: Eコマース, インドネシア, ネット通販, 海外向けマーケティング