越境ECにかかせない、海外配送料金を比較してみた

イメージ画像

海外に向けて商品を販売、運用するためには、海外発送、梱包方法、通関手続きのためのインボイス発行などさまざまなスキルが必要になってくる。
国内の競争から抜け出し、越境ECで新たなビジネスを展開する準備として、今回は海外配送としてメジャーなEMS(国際スピード)、ヤマト国際郵便、佐川急便の3社を取り上げその特徴などを紹介する。

 

1.EMS(国際スピード)-日本郵便

ems-日本郵便

日本郵政が提供するEMS(国際スピード郵便)は越境ECではよく利用されているサービスである。世界120ヵ国以上で最大30kgまでの荷物の配送が可能だ。配送費の割引制度も設けており、発送する個数に応じて最大で26%までの割引を受けることができる。
国によっては配達が早いところがあり、上海、香港、台北、ソウルは翌日配達となる。また、配達状況の追跡もでき、2万円までであれば無料で損害保険(商品が壊れた場合の保障)がつき、さらに、損害賠償は上限200万円までつけることができる。

 

2.ヤマト国際宅急便

ヤマト国際宅急便

「日本で培った使いやすく安定サービスを海外で展開する」という戦略を進めているのが、ヤマト国際宅急便だ。日本から世界の国々へ贈り物や商品を送ることができる。ヤマト国際宅急便は、中国最大の物流会社、中国郵政集団(チャイナポスト)と提携し中国全土配送サービスを開始してている。
ヤマト国際宅急便でのサイズ上限は、縦・横・高さの合計が160cm以内で、重さが25kgまでとなっている。配送料金はEMSに比べ安価な設定になっているが、フュエルサーチャージ追加請求されるなどがある。

 

Live Commerceでは、配送プラグインに従来のEMS、佐川急便に加えヤマト国際宅急便も追加した。

 

3.飛脚国際宅急便-佐川

佐川の国際飛脚便

世界220以上の国、地域に配送でき、料金体系が細かく設定されているのが特徴だ。ドアーツ―ドアーで配送でき、1梱包3辺合計が260cm以内で重量50kg以内の荷物が対象となっており、EMSやヤマトでは扱っていない重い荷物でも配送可能だ。
また、ドキュメントクーリエ(ビジネス書類)とスモールパーセル(ビジネス小荷物)の2種類のサービスが存在し、料金体系が違っている。

 

4.海外配送料金を比較してみた

表-1は「EMS(国際スピード)-日本郵便」、「ヤマト国際宅急便」、「飛脚国際宅急便-佐川」の重量別の料金について比較したものだ。
こうしてみると、重さ別の料金ではヤマト国際宅急便が安値であることが分かる。この表では25kgまでしか記さなかったが、飛脚国際宅急便では30kg以上については1kg毎にアジア地域では580円、アメリカ地域では880円を加算していく料金体系である。

海外配送の料金比較表

※表-1に記載した重量には各々3辺合計サイズの規定がある。

関連する記事

なぜAmazonと提携しない?「DtoC」というビジネスモデル... アメリカでは、新型コロナウイルス感染症数、21万6000人(4月1日現在)という急激な拡大により、入国制限、移動規制、外出禁止などあらゆる手段で、コロナ封じ込めが実施されている。 アメリカ消費者は外出禁止、自粛を余儀なくされ、アメリカのおいてもネットショッピングによる消費が高騰している。 ...
ECサイトへのアクセスは何から行われ、何がよく買われているか?... 我が国のインターネット環境は、ますますスマートフォン主流の時代になりつつあるようだ。 その内容を裏付けるのが、7月13日に公表された、「MakeShop」のECサイトへのアクセス数の統計データである。この内容を見ると、ECサイトへのアクセスディバイスはパソコンからスマートフォンへシフトして...
越境EC フィリピン市場の可能性 越境ECというと、ターゲットとする市場は、まず、アメリカ、ヨーロッパ市場、さらに中国、香港、台湾、韓国など思い浮かぶが、東南アジア諸国、ASEANも昨今、EC市場の成長が著しく、見逃せない地域となっている。 東南アジアのEC市場は今現在の市場は小さくとも、今後は爆発的な成長を期待できるだろ...
デザイン4原則でラクラクデザイン -その2:近接-... UI(User Interface)デザインの基本としてあるのが、「近接=グループ化」するという方法だ。近接とは、関連する要素と要素どうしを近くに配置し、関係の薄いものは遠ざけるという原則である。 今回は前回の「整列」に引き続き、デザイン4原則「-その2:近接-」について見ていこう。 1....
Webマーケティングと違う? デジタルマーケティングって何?... 良いものをつくれば、ものが売れる時代ではなくなったとよく言われる。 売るためにはマーケッティングが必要だし、広告ももちろん必要だ。これからの時代は、「デジタルマーケッティング」と呼ばれる、顧客と直接リアルタイムにコミュニケーションし、情報を取得し分析し、施策するデバイスがマーケットの中心とな...
グローバルにみた各国の貿易・物流ネットワーク... DHLが先日発表した「GCI」 "グローバルコネクションズインデックス”では、製品サービス、資本、情報、人に関して各国が世界とどれだけ広くネットワークがあるかを分析している。 さらにそのネットワークの深さについても比較している。GCIによると、グローバリゼーションは前年...
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ