これからのWEB広告はネイティブ広告の時代となるか?

イメージ画像

数年前から、問題とされてきた、ステルスマーケティング、通称「ステマ」。ステマとは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることであるが、ステマ広告でもなく、通常のバナー広告でもない、ネイティブ広告。
ネイティブ=自然な広告という意味合いの強いネイティブ広告とはどのようなものなのか?SNSで広がりを見せているネイティブ広告のルールや留意点についてまとめてみた。

 

1.そもそも、ネイティブ広告とは何?

Webサイトを閲覧していて、バナー広告が煩わしいと感じたことはないだろうか?突然で出てくるポップアップ広告や、同じ広告が何度でも目にするリタゲ広告、広告意識調査によるとバナー広告を煩わしいと思う人が80%も存在し、広告はスルーされている現状は明らかなようだ。
ネイティブ広告とはそのような広告に対するストレスを軽減するために用いられるようになった手法である。
ネイティブ広告は広告としてあり、その広告もバナーのように目立つものではなく、コンテンツやプラットフォームに馴染んだデザインで、一見すると広告とは気づくがないように作られた広告である。
ネイティブ広告とは、ユーザーが違和感なくサイトの一部として感じられる広告で、ユーザーにコンテンツの一部として見てもらうことを目的とした広告を意味する。
身近な例としては、Web検索をした時に表示されるPR広告やキュレーションサイト上に記事のように配信されている広告、SNSサイトのプラットフォーム上に記事の一部としての記事型広告などがある。

 

 

2.ネイティブ広告の種類

ネイティブ広告フォーマットについて、USの広告業界団体であるIABが発表している「IABネイティブアド・プレイブック」に6種類の内容として分類されている。
以下に表にしたみた。6種類のうちで比較的新しいものがインフィード型と言われるもので、スマートフォンでよく見かけるものだが、コンテンツとコンテンツの間にあり、一見すると広告ではなくコンテンツの一部として機能している。

 

インフィード広告

 

3.ネイティブ広告の留意点

ネイティブ広告は一見するとサイト広告と分からないほど馴染んでいるが、サイトに馴染めば何でもよいというものではない。そこには一定のルールがある。
例えば、ユーザー側が意図しないランデイングページに誘導されないためにも、広告だと分かる表記は行う必要がある。2015年3月にはJIAAがネイティブ広告の推奨基準を発表した。

その主な基準内容は

  1. 広告枠内に [広告]、[PR]、[AD] 等の表記を行う。
  2. 広告主体者を明示する。
  3. 広告審査を行う。 

などである。

詳しくはJIAAのネイティブ広告の推奨基準を参考にしていただきたい。

ネイティブ広告の目的は広告内容をコンテンツと同様に見てももらうことにある。ユーザーが記事を読み、ネイティブ広告と認識し、広告をクリックしたリンク先が、ちゃんと読んでもらう内容になっているかが重要である。
リンク先のコンテンツが商品購入を促すページ(ランディングページ)のようなものであったら、ユーザーは”広告に騙された”と感じてしまうことがある。
大事なのはユーザーに有益な興味がわくコンテンツを提供するということである。ネイティブ広告では有益なコンテンツを提供したうえで、商品購入ページに誘導していく、三段論法的手法が必要なのではないかと考える。

ネイティブ広告のプロセス

 

まとめ

ネイティブ広告はバナー広告より見られやすく(クリックされやすい)、ブランド高感度も高くなるなるという調査結果がある。
今後はバナー広告に替わって、ますます、増えることとなるだろう。ネイティブ広告はステルスマーケティングの一種として広告ではない。
ユーザーが広告に騙されたと感じさせないようにするためには、リンク先のコンテンツで新しい発見ができるような情報、新たなファンの獲得につながるような情報を提供することにより、販売促進につなげることが大切ではないかと思う。

関連する記事

効果が高いと言われるロングテールSEOとは何ですか?... SEO対策で重要なのは、人気のあるビックキーワードの設定であることは、周知の事実だが、「ロングテールキーワード」の設定もないがしろにはできない。「ロングテール」という言葉は耳にしたことはあるが、きちんと理解していないという人もいるかもしれない。今回はこの「ロングテールSEO」についてまとめてみた...
越境EC 中国進出はWeiboに従え 越境ECで商品を販売するとき、中国進出は大きな課題である。中国にはインターネット検閲があり、独自ドメインで中国サーバーを使用し販売するか、中国大手のTmallなどに出店するなどの方法で商品販売するのが正攻法となっている。 しかし、その他にも方法はある。中国の人たちが今、もっともよく情報収集...
サービス利用料金改定についてのご案内... Live Commerce 管理画面にはすでに通知のとおり、近年におきましてはWebアプリケーションのぜい弱性を悪用した攻撃やネットワーク障害などにより受注データが正しく登録されない場合のデータ保全など、ECサイトを運用するためのセキュリティーにかかる維持コストが現在提供している価格帯では吸収しきな...
2020年ネット広告は動画広告が牽引 嫌悪感も多いネット広告のあるべき姿... 以前のブログ、「2020年の日本の広告費 広告メディアを牽引する運用型広告とは」で記したが、2020年の日本の広告費は6兆1,594億円(2019年は6兆9,381億円)と前年比88.8%となり、9年ぶりに減少となった。 広告費全体では減少する中にあって、インターネット広告費(インターネッ...
今年も前年比2倍!! レコメンドウィジェット広告... 良いECサイトの運営には、集客が欠かせない。自社ECサイトにおける新規顧客の集客は、インターネット広告がメインというECサイトも多いことだろう。 自然検索流入を見込めない初期であれば、ネット広告なしでは、集客力はほぼゼロと言っても過言ではない。インターネット広告の中で今年も、前年からほぼ倍...
2014年のトレンド、ゴーストボタンを調べてみた... ここ数年のあいだ、フラットデザインはWEBデザイントレンドとなっている。 昨年2014年は、このフラットデザインWebサイトの流れのなか、爆発的なトレンドとなったのがゴーストボタンデザインだ。 ゴーストボタンは、枠線のみで表現され、透明化されたボタンデザインである。背景色を透明化または薄...

コメントをどうぞ