効果が高いと言われるロングテールSEOとは何ですか?

イメージ画像

SEO対策で重要なのは、人気のあるビックキーワードの設定であることは、周知の事実だが、「ロングテールキーワード」の設定もないがしろにはできない。「ロングテール」という言葉は耳にしたことはあるが、きちんと理解していないという人もいるかもしれない。今回はこの「ロングテールSEO」についてまとめてみた。

 

1.ロングテールSEOとは?

ロングテールとはマーケッテング用語のひとつで、ネットでの販売においては、膨大な商品を低コストで取り扱うことができるため、ヒット商品の大量販売に依存すること無く、ニッチ商品の多品種少量販売によっても大きな売り上げ、利益を得ることができるという経済理論である。
このロングテール理論で成功したのがAmazonのビジネスモデルである。Amazonはマイナー商品が売上高の過半数を占めるといわれ、ロングテール商品がいかに重要かが見てとれる。このロングテールをSEO対策のキーワードに置換したのがロングテールSEOと呼ばれているものだ。
ロングテールSEOとは特定のキーワード設定で上位表示を狙うのではなく、ビックキーワードやミドルキーワードを複合させ、キーワード設定することよりWEBサイトをヒットさせ、より幅広い、より購買に近い検索を行うユーザーを獲得するためのSEO対策である。

 

ロングテールの図

たとえば、「ダイエット」というキーワードがビックキーワードとして設定すると、上位表示は難しいワードではあるが、ロングテールキーワードはユーザーがどのようなことを解決したいために検索キーワードを入力するかを考え、複合させたキーワードで設定するものだ。「ダイエット」ではなく「ダイエット 運動 ジョギング」「ダイエット レシピ サラダ」などキーワードを複合化し、このキーワードをベースにコンテンツページを作成するのだ。ロングテールキーワードは検索ランキングの上位にランキングされる可能性高いなどメリットも多い。
次にロングテールSEOのメリット、デメリットを見てみよう。

 

2.ロングテールSEOのメリット、デメリット

ロングテールSEOの最大のメリットは競合が少ないキーワードを扱うため検索エンジンで上位表示されやすいとい特徴がある。ニッチワードでの検索になるので、検索数は少ないが、モチベーションの高いユーザーである可能性が高く、コンバージョンに繋がるなどのメリットがある。
デメリットとしては、ビックキーワード、ミドルキーワードでは上位表示されにくく、ロングテールキーワードにあわせたページを作る必要があり、ページ数も増加し管理が行き届かないなどがある。

 

3.適切なキーワードの設定方法

キーワード設定はビックキーワードはトップページに設定する。ダイエット食品を扱うサイトであれば、「ダイエット」となり、トップページの次のカテゴリーにあたる階層ページはミドルキーワードを設定する。さらに下層のカテゴリーにあたるコンテンツページにはロングテールキーワードを設定する。
ここでロングテールSEOで重要なのは、「良質なコンテンツ」を構築し、コンテンツに対しロングテールキーワードを設定するということ。
一つのロングテールキーワードで一つのページを作成するというのが基本である。このコンテンツページのボリュームが大きくなれば、絶大な効果が期待できる。

ロングテールキーワード

 

まとめ

ロングテールSEOとは、複合したキーワードで検索するユーザーの意図を理解するということが第一だ。 そして、そのようなユーザー意図を解決するコンテンツを作成し、複合キーワードを設定することである。ロングテールキーワードとそのキーワードに合致したコンテンツを作成する、 つまり、ユーザーにとって有益な情報を発信しユーザーに価値あるコンテンツを提供することが重要なのである。

関連する記事

ECサイトに必須のリッチスニペットでSEO対策... Googleの検索結果のページでタイトル+説明文のほかに、写真やパンくずリスト、商品の星付きレビューなどが表示されてるのを見たことがあると思う。 これはサイトページの情報をユーザーに表示するGoogleの検索機能「リッチスニペット」と呼ばれるものだ。 この「リッチスニペット」は検索エンジ...
最新のSEO対策「Core Web Vitals」とは WEBマーケティングの手法の一つに「SE0対策」がある。検索結果で、自社サイトを、多く露出させ、そして検索表示を1ページから3ページに掲載されるように行う対策である。 検索エンジン最適化とも呼ばれている。日本の検索サイトのシェアナンバーワンは「Google」であるが、SEO対策は、Goog...
アメリカ向けSEO対策はどうするの? 越境ECを構築し、まず行わなければならいのが集客である。集客ができなければ、海外向けてECサイトを作ってもすぐに注文が入るわけではない。 欧米ではGoogleの利用が65.7%と圧倒的なシェアで、さらにビジネスマンの90%は1日に3回以上はパソコンまたはスマートフォンで”検索&r...
今さら聞けない? SEO内部対策の基本 前回はユーザビリティについて書いたが、今回はSEO対策についても再確認してみたいと思う。こちらもユーザビリティと同様に継続的な見直しが必要な項目である。SEO対策とはズバリ、googleなどの検索エンジン対策である。 検索エンジンは日々サイト内の情報を収集し、その情報やコンテンツは評価され、...
求められる音声SEOとVSEO対策のポイント... 検索エンジン対策(SEO対策)は、今の時代、Webサイトの上位表示ためのSEO対策、最適化だけではなくなってきた。 昨年から次々に日本に上陸しているスマートスピーカーの現況は、これからは音声検索でも上位になるように設定することも同時に行う必要があるだろう。 さらに、YouTube動画から...
ヘルプフルコンテンツアップデートとは? 役に立たないコンテンツサイトは要注意!... 2022年8月25日Googleは新たなアルゴリズム、「ヘルプフル コンテンツ アップデート(Helpful Content Update)」を導入した。 現在は、英語圏だけの導入で日本への適用時期については公表されていない。 だが、遅かれ早かれ日本語のWEBサイトに関しても適用されるだ...

タグ:

コメントをどうぞ