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Googleショッピング広告は何処へ向かう

   投稿者 : 2019年9月2日 By

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昨年(2018年)7月に「Google AdWords」の名前が「Google広告」に変更になった。これは、「Google AdWords」という名前が浸透していた中での名称変更で、大きな話題となった。
「Google AdWords」という名称は18年も使用され、その機能や使い方などの多くの書籍が出版されて、認知度も高かった。だが、新機能のリリースも多く、書籍が「Google AdWords」の仕様変更に追いつていないという現状がある。
この「Google広告」という名称に変更された時も、テキスト広告のルールが大幅に変更され、テキストで消費者に伝えられるメッセージの量が大幅に増加し、テキスト広告の文面を再考する広告主が増えた。
Google自体、広告ルールのアップデートを定期的に行うため、常に最新の状況をふまえ広告を最適化し、出稿しないと、効果が半減された広告を出稿すことになる。
今回は、この1年間でアップデートされたGoogleショッピング広告機能の主なもの、さらに今後、新しくリリースされるだろう、Googleショッピング広告についてまとめた。

この一年で大きく更新されたGoogle広告、5つトピック

Google広告は、親会社であるAlphabet社の売り上げの70%にあたる10兆円以上の売り上げを稼いでいる、いわばGoogleの屋台骨である。
2018年の世界のデジタル広告の広告費が約26兆円だったため、Google広告の売り上げ10兆円という数字は、単純に、デジタル広告の40%を占めていたことになる。
日本の広告主の多くはGoogle広告に価値を感じ、その広告の機能に期待している。それは、Googleの世界のインターネット広告のシェア占有率だけではない、Google広告が止まることのない進化を続けているところだろう。
常に機能はアップデートされ、新機能を追加し、実装されている。この進化こそが支持される所以だろう。そして、2018年8月から、2019年8月までのGoogle広告のアップデート数を見ても膨大な量に驚く。
ここでは、たくさんあったアップデートの中から、特徴となる5つのアップデートの内容についてまとめた。

(1)検索広告の最適化案に「最適化スコア」が追加【2018/8/3】

Google広告管理画面の「最適化案」に「最適化スコア」が表示されるようになった。スコアはアカウントが最適に運用されているかの指標となるだろう。
まだ、テスト中ではあるが、中身を見ると、最適化スコアを上げるための、広告文やキーワードの提案も行なってくれるようだ。ますます、広告出稿者は効率的にテキスト広告を作成できるようになる。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/9061546?hl=ja

(2)レスポンシブディスプレイ広告が正式発表【2018/09/10】

レスポンシブディスプレイ広告は、Googleの強みである機械学習を軸した広告であり、これまでのアップデートの中では大きなものである。
レスポンシブディスプレイ広告はアセットと呼ばれる一つのまとまりに、最大で15の画像、5つの広告見出し、5つの説明文、5つのロゴを入稿できる。
これらの素材を、Googleの機械学習と連携させ、広告効果が最大化されるよう自動的に組み合わせ、表示させるというものだ。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/6363750?hl=ja

(3)動画広告をストーリー展開する動画広告シーケンスを導入【2018/11/16】

最近のアップデートの特徴は動画広告に関するものが目立。その一つが動画広告シーケンスである。これは複数の動画広告を順序をつけて、その順番にユーザーに配信できるというものだ。商品やサービス、ブランドのストーリーを伝えることに適しており、まずは、認知させ、理解させ最後にクロージングと言った展開が可能になった。
これにより、ユーザーの認知拡大や購入意向の向上など期待できる。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/9161595?hl=ja

(4)スキップ不可の動画広告がGoogle広告から出稿可能に【2019/01/22】

YouTubeの動画広告は大きくは、スキップ不可の6秒動画広告、スキップ可能な長時間の動画広告、そしてスキップ不可の15秒動画広告の3種類ある。
これまで、スキップ不可の15秒動画広告はYouTubeの純広告として予約する必要があったが、今回のアップデートから、スキップ不可の15秒動画広告も運用型Google広告から出稿できるようになった。
スキップ不可の動画広告とは、15秒間スキップできない動画広告で成果獲得施策には不向きで、あくまでブランド認知やリーチを目的とし、使い所には注意が必要である。

参考:https://support.google.com/youtube/answer/188038?hl=ja

(5)ギャラリー広告が日本でも利用可能に【2019/8/5】

ギャラリー広告とは、検索結果の最上部にスワイプ可能な画像が表示される広告フォーマットだ。
まだ、運用には至ってはいないが、これまで運用されていた、Googleデータフィード広告以外に、このような単独広告が表示されるとなると、圧倒的な視認性とインタラクション数の拡大が約束されることになるだろう。
詳しい内容については次項にまとめた。

今年中にリリースするGoogleのショッピング広告3つの新機能

(1)Googleの画像検索結果からダイレクトにショッピングができる新機能

ユーザーの検索結果から、広告表示されその広告から直接買い物ができる新機能をテスト中と今年3月5日に発表された。
サンプル画面ではhome officeと検索クエリを入力すると、検索結果の「images」メニューにおいて、スポンサー広告内で購入可能な複数の商品をハイライト表示され、値札をタップすると価格やブランド、その他の商品情報などの詳細が表示される。
ユーザーはこの値札をタップして、商品サイトをチェックし、直接注文することができる。まさに、InstagramやPinterestのショッピング機能と同じである。
Googleはショッピング機能やツールを充実させることで、EC事業者の取り込み拡大を狙っている。この新機能が一般公開される時期についてはまだ、発表されていない。

(2)Gmailなど3つの配信面に表示される「ファインド広告」とは

「ファインド広告」はスマートフォンの「ディスカバー フィード(Discover Feed)」、「YouTube Home Feed」、「Gmail」の3つの配信面に表示可能な広告である。
「ディスカバー フィード(Discover Feed)」では、ユーザーの検索クエリの内容に合わせ検索窓の直下に表示される。
広告形式はネイティブ広告の一種で、画像フォーマットにはクリック可能なテキストやボタンなどは不可とされており、タップできるのは、上部の「Followボタン」でありこちらのタップするとコンテンツへ遷移する。
「ファインド広告」は、ユーザーの検索履歴、動画視聴履歴、位置情報たサイト閲覧履歴などの情報をもとに、ユーザー情報に関連性の高い広告を配信される。
登録した広告素材は、配信面に適したクリエイティブに自動生成され、パフォーマンスによる自動最適化され配信される。こちらも具体的なリリースは未定である。

ファインド広告

参考:ファインド広告フォーマットの要件

(3)期待されるカルーセル型の新広告「ギャラリー広告」

今年の終わり頃、リリース予定の新機能が「ギャラリー広告」である。
これは、ユーザーの検索画面の上部に表示される、画像とテキストを組み合わせた広告で、画像は4〜8枚までカルーセル形式で表示することができる。
テキストは、3つのタイトルと最大半角70文字のタグラインのテキストを入力できる。
ギャラリー広告の露出は、現状モバイルのみになる。
これまでの広告は、文字がメインの掲載だったが、そこに画像が数枚とテキストを組み合わせた表示となるので、クリック率は高くなるだろう。
Googleでは従来のテキスト広告と比較して、25%もクリック率が高くなるとしている。
また、ギャラリー広告は、テキスト広告と同様のオークション形式で出稿されるが、表示は「掲載順位1位を取ったときのみ」となっており配信難易度は高い。

初めて推計された「物販系ECプラットフォーム広告費」

7月29日電通グループ3社による、物販系ECプラットフォームの広告費の予測内容が公表された。
内容を見ると、「物販系ECプラットフォーム広告費」は2018年に1,123億円(前年比120.6%)に達している。
そして、2019年には前年比128.3%の1,441億円にまで成長する見通しにある。
前年度から、128.3%と高い増長率を予測している。
「物販系ECプラットフォーム広告費」の伸び率は、2018年の伸び率インターネット広告媒体費全体(1兆4,480億円)伸長率(前年比118.6%)を上回り、2019年予想においてもインターネット広告媒体費全体(1兆6,781億円)の伸長率(同115.9%)を大きく上回る高成長である。
つまり、ECサイトに関連するこ広告は、今後も高い成長率が見込まれ、GoogleがEC分野の広告に対して、注力している理由を汲み取ることができる。
今後もGoogleショッピング広告の新機能のリリースがやアップデートが多くなることは間違いないだろう。

EC広告費の推移

まとめ

世界のデジタル広告を常にリードしているのはGoogle広告である。
Google広告はGoogle検索プラットフォーム、YouTube動画プラットフォーム、Google関連WEBサイトに広告を出稿でき、その莫大な量の広告出稿データをもとに、機械学習によるデータ分析から、より自動化された的確な広告表示を可能にしている。
また、今回のアップデート内容を総括すると、レスポンシブ広告、動画広告、ショッピング広告のアップデート項目が目立っており、今後もこの傾向は続くと思われる。

参考:

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