欲しい服のイメージはあるのに、それをお店やオンラインで探すのは非常に困難という経験をした方は多いのではないでしょうか。今回は、そんな悩みを解決する便利アプリ、「Donde」を紹介します。質問に答えればわずか15秒で欲しいドレスが見つかるというこのアプリ。
米テクノロジーメディアのTechCrunchが開催するStart Up企業のイベントで、展示ブースで注目を集めたサービスに贈られる、オーディエンスチョイスに選ばれました。さっそくどのようなアプリなのか見ていきましょう。
Donde(iOS向け)は無料でダウンロードでき、Facebookアカウントからログインして使用します。使い方は極めてシンプルで、「ドレスの色は?」「ネックラインの形は?」「どんな場所に着ていきますか?」「どんな柄ですか?」といった11の質問に応じると、理想のドレスが表示されます。
すべての質問に答える必要はなく、不要な項目はスキップしても構いません。例えば、「紺色、スクエアネック、水玉柄」を選ぶと右端のように検索結果が表示されます。ネックラインや袖の形、丈の長さなど、選択肢がビジュアルで表示されるので、自分のイメージに近いものを直観的に選択できます。
デザインの特徴を言葉で伝えるというわずらわしい作業をすることなく、求めている商品に近づくことができるのです。
気に入ったドレスをタップすると、その商品が拡大表示され、FacebookやPinterestにボタン一つで投稿することができ、その場で友人の意見を聞くことも可能です。購入するには「Buy」のボタンをタップし、ドレスのサイズを選んだあと、クレジットカード番号など必要な情報を入力すれば完了です。
現在Dondeでは、Tory Burch、H&M、ZARA、J.Crewなど高級ブランドからファストファッションまで30以上のブランドを取り扱っています。ブランドサイトと同じ条件で各ブランドの在庫状況やセール価格が反映され、商品が購入できます。
欲しい服のイメージがある程度決まっている場合、通常はその服を求めていろんなショップを回ったり、いくつかのEコマースサイトを検索したりと、しらみつぶしにあたり手間や時間が多くかかります。Dondeの創業者の一人、Liat Zakayもこうした状況にフラストレーションがあり、もっと楽に欲しい服を見つけられるサービスがないかと感じていました。
そして、勤めていたイスラエルの政府諜報機関の同僚二人を誘ってDondeを設立したのです。Zakayの狙い通りDondeは女子大生の間で好評を得て、サービス開始からわずか2ヶ月で、TechCrunchのイベントのオーディエンスチョイスを獲得しました。
Dondeは、自分の探している服の条件を入力すると、見合った服をアプリが集めてくれるというキュレーション的な特徴があります。その結果、いつも買わないようなブランドの商品に出会えたり、抱いていたイメージとは少し違うけれど自分好みのものが見つかったりと、思いがけない発見があるのも大きな魅力です。
Dondeは現在、女性用のドレスだけを取り扱っていますが、他のアイテムやブランドも増やせるように取り組んでいるところです。「テクノロジーはビジュアルを重視するあらゆる商品に応用可能だろうとZakayは語っています。ありそうでなかったこのサービス、今後もその進化に注目したいアプリです。
Donde Aims To Make Online Product Search Far Less Frustrating
11個の質問でズバリ欲しいドレスが見つかる「Donde