ホリデーマーケティングでおかしがちな過ち

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ホリデーシーズンが近付くにつれ世間も活気付いてくるのと共に、市場競争も激しくなっていきます。今の時期、この商機に合わせたホリデーマーケティング戦略を考えている頃ではないでしょうか。
コンテンツマーケティングにおいて、親切な接客を届けられる方法の一つと言えばEメールです。効率の良い方法である一方、Eメールという形式に伴う犯しがちな失敗があります。1年で最も重要とも言えるホリデーマーケティングを成功させるためには、以下のような過ちを避けましょう。

1. 計画のないホリデーマーケティング

最近、カレンダーを意識してご覧になっているでしょうか。もし、ホリデーシーズンの到来をうっかり忘れていたとしたら、今すぐ計画的に考え始めましょう。最新ホリデーコンテンツを準備していない会社が、それを求めている顧客からの評判を落としかねないからです。
このようなアイディアの検討をしてみましょう: 

  • クリエイティブなホリデーテーマのEメールテンプレートを考えること。
  • この季節の人気商品だけの特別なランディングページを作ること。
  • 顧客を感動させる動画をアップすること。
  • ソーシャルメディアをホリデーグラフィックで飾り、顧客からの問い合わせに普段よりも頻繁に返事を行うこと。

2. カスタマイズをしない

顧客のメールアドレスを得ている場合、初めての購入かどうか等、個人について何らかの情報を持っているはずです。過去に購入履歴があるとしたら、その情報に基づき顧客の興味を持っていそうな商品を紹介したメールを書くことが可能ですよね。
こうしたカスタマイズは中小企業ならでは出来ること。だからこそ、是非とも発揮させるべきです。顧客を幾つかのグループに分け、グループごとにマーケティングを行います。簡単に購入経験の有り無しを分けるだけでも、一人一人の顧客に適切な情報を送れることでしょう。

3. モバイルを利用しない

2013年ブラック・フライデーの販売の4割はモバイルによるものだったという調査があります。そして、この傾向が更に増加することは間違いありません。
では、モバイルを利用した商売で気を付けるべきポイントを押さえておきましょう。

  • どのデバイスからでも、コンテンツへのアクセスが可能である。
  • モバイルでランディングページを容易に見られる。 
  • モバイルで、Eメールから購入までを容易に進められる。 

これらは絶対に欠かしてはいけない事項です。今後のスマートフォン普及率を考えても、モバイルデバイスからの購入が困難であれば、残念ながら競争に負けてしまうことが見えています。

4. ダイレクトマーケティングを活用しない

多くの理由からEメールによるマーケティングは非常に効果的です。ところが、インターネット企業であってもダイレクトマーケティングを行うことで効果を得られるということを忘れてはいけません。
ダイレクトでは、対象となる顧客へのセール広告付きポストカードを送付し、Eメールでは2014年ホリデーランディングページのリンクを送信する。このように2つを併せることで、劇的な効果が有ります。

 

まとめ

商品、サービス、情報が売買における重要要素であることは当然として、Eメールマーケティングが、この激しいQ4の競争に役立つはずです。更にインターネット企業としての垣根を越えたダイレクトマーケティングの実施も検討してみる価値があります。
ホリデーキャンペーンの実行は、今からでは早いということはありません。以上のような失敗がないかを確認してから行うことで、顧客の満足度は上昇し利益の上昇を見込めることでしょう。

 

参考:

http://www.clickz.com/clickz/column/2381085/dreaming-of-your-holiday-email-campaign-avoid-these-mistakes

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