このブログを読んでいる読者には、部下をもつ管理職や企業経営者の方が多いと思いますが、あなたには部下がいますか?
もし、あなたに部下がいて、もっとよい指導者になりたのなら、今日はお手を休めて読んでみましょう。
新たな研究結果によると、優秀な指導者はチームの弱点を指摘して改善するのではなく、次のような指導を行うという。
もちろん、事業を経営するには収益を上げることが大切である。しかし、収益だけを考える経営者はほとんどいない。少しでも社会に貢献するために、また、社員がそれぞれ、よりよい仕事ができるよう指導を行うために、毎日会社に通う経営者が大半だろう。
つまり、ほとんどの経営者はマネージメントというだけでなく、指導者でもありたいと考えている。
では優秀な指導者になるにはどうしたらいいのだろうか?
リトルリーグ時代や高校女子バレーで活躍していたころを思い出してみて欲しい。コーチはあなたの弱点を指摘し、改善できるよう指導してくれたのではないだろうか。そう、従来の指導法は、改善が必要な箇所を指摘し、よりよいパフォーマンスができるよう導くことであった。しかし、最近の科学研究によるともっと良い指導法があるという。
ポジティブ 対 ネガティブ
Social Neuroscienceに掲載された新たな研究では、大学生の二つのグループに異なる指導法を行い、脳をスキャンする試験を実施した。一方のグループには従来の指導法を行った。生徒から、大学で特に苦労している学科などを聞きだし、どうしたら改善できるのかを考えてもらった。指導者は生徒に「どんな壁にぶつかったことがあるか、またはきっと壁にぶつかるだろうという予感はあるか」「授業にはついていっているか」などといった質問をした。
もう一方のグループに対しては、こうしたネガティブな指導法とは対照に、可能性やポジティブな内容に重点を置いた。生徒に願望を聞きだして将来の目標を思い描いてもらい、「人生がすべて計画どおりに進んだとすると、10年後には何をしているか」などといった質問をした。自主的に申し出た生徒に機能MRIを用いて二つの異なる指導法に対する脳の反応を調べた。
研究者は、二つの異なる指導法が脳の異なる部分を刺激してることを確認した。ポジティブな指導法が刺激するのは次のような機能が関連する脳の部分である:
まとめ ですが、
指導する相手に、夢を大きく持つことや、実際に野心に向かって進むよう指導するには、上記のリストから始めるのはいいと思う。
研究者もそう考えている。「脳の活動におけるこうした違いから、ポジティブな指導法は、目標とする将来の形を想像するよう促すことにより、主要な神経回路やストレス軽減機能を活発にする」と、研究者は結論づけている。UC Berkely's Greater Good Science Center は、この研究をまとめて報告した。さらなる研究が必要であり、また、ポジティブな指導法が効果的だという結果は必ずしも従来の「弱点を指摘して改善する」指導法が必要ないということではない。しかし、こうした研究結果は、経営者がポジティブな指導法も取り入れるきっかけとなるはずである。あなたのチームにも夢を大きく持ち、目標を高く設定するようポジティブな指導法で刺激し、彼らの可能性を伸ばしてみてはどうだろうか。
PS、
こうした記事を皆さんと情報シェアすること、こうした記事を皆さんに知ってもらう事で多くの方が自分の夢の実現に役に立ててもらえれば幸いです。
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How to be a better corch inc.com より