越境ECは増えているのか?

越境EC

越境ECとは、海外の消費者が国を飛び越えて日本のECサイトで直接商品を購入し、日本の事業者は海外へ配送をするECサイトのこと。
海外向けに日本の商品を販売する海外向けネットショップのことです。

ズバリ、当社がやっているLive Commerceという事業になるのですが、経済産業省がまとめた平成 25 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)の報告書であまり知られていない越境ECの事実があったので、このブログでも紹介しておこうと思う。

まず、越境ECというものは、そもそもどうなの? ってことなのですが、結論を先に行ってしまうが、増加傾向である。

越境EC利用率の変化を比較したグラフ

月1回以上購入するか否かを1つの基準とした場合、月1回以上購入すると答えた割合はすでに過半数を超えており、特に中国においては越境EC利用率が極めて高いのである。

ちなみに、過去 4 年間で、米国・中国とも日本経由の越境 EC 利用について「週に 3~5 回」「週に 1~2 回」の合計値が初めて 20%を超えている。

 

で、以下は購入理由。

米国消費者の越境 EC の利用理由経年比較(2012-2013) 

こちらは中国人の購入理由

中国消費者の越境 EC の利用理由経年比較(2012-2013) 

そして、興味ある部分なのですが、越境ECを利用しない理由については、このようになっています。

越境ECの非利用理由では、各国のTOP3の理由は、

日本人

  1. 42.2% サイトで表示されている言語が不得意である/わからない 
  2. 35.3% 商品の品質に不安がある
  3. 30.2% 決済に不安がある

米国人

  1. 34.8% 商品の品質に不安がある
  2. 33.4% 配送料が負担である
  3. 31.1% 商品受け取りまでの時間が長い

中国人

  1. 62.7% サイトで表示されている言語が不得意である/わからない 
  2. 33.6% 購入後のアフターサービス(返品・交換・保証・故障対応)に不安がある
  3. 32.6% 関税が負担である

 

越境ECを海外向け事業として新規事業という形で挑戦している企業は多いと思う。
課題がまだまだ今後解決していかなければならないが、ホームページの言語を英語と中国語に対応させるだけでも、別にECサイトという形をとらなかったとしても、ビジネスチャンスになることはこうした結果からも分かりますよね。

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