2021年のWEBデザインでは、パララックスアニメーションや動画コンテンツ、スクロールコンテンツなどが注目された。 今回は、2022年にトレンドとなるであろうWEBデザインテクニックを紹介する。 また、最後に2022年の流行色もあわせて紹介する。
メタバースの3D表現はトレンドとなっている。トレンドではあるが、一つ一つのパーツを3D・CGで作るのは手間がかかる。
「クレイモーフィズム」と呼ばれるテクニックは、今後のトレンドなるだろう。 その内容は、下のサンプル画像にもあるように大きく角をとり、クレイ(粘土)のようなマットな質感マウスポインターにシャドウを加えるテクニックで、CSSで作成できるのが大きなメリットと言える。
最近、おしゃれなカーソルを実装したサイトをよく見かけるようになった。カーソルを円形マウスポインターで表現するテクニックは以前からあるが、最近ではUIデザイントレンドとして活用されている。
つまり、コンテンツにホバーした際に円形の大きさや色を変化させることで、コンテンツに興味を持たせたり、これがメッセージとして重要なんですなど意図して伝えることができる点など、動的な変化をCSSで実装することができる。
グラスモーフィズムは2020年にリニューアルした「Mac OS Big Sur」でグラフモーフィズムが採用されたことで注目されたテクニックだ。
WEBデザインでは、背景をすりガラスのようなぼかしを加え、半透明にすることでテキストなどの視認性が高める効果があるようだ。
また、デザインイメージとして涼しげで奥行き感あるスタイリッシュな印象を与えている。
最近は暗いニュースばかりで気分が滅入る。今年のファッション業界の春夏トレンドは「ビビットカラー」と発表されている。
ビビットカラーは明るく、活気があり、若々しいイメージを与える配色である。 WEBデザインも影響を受けることは必至で、世の中が少しでも明るく、元気になるようにビビットカラーの利用は増加するだろう。
今年1月に「Webユーザビリティランキング2022(企業編)」が発表された。 いくらデザインが良くてもユーザーが使いにくいデザインでは身も蓋もない。
質が高いWEBデザインとは、見た目の綺麗さはもちろんだが、ユーザーにとって「使いやすい、わかりやすい、安全性の高さ」という機能性が最も重要視されるべきである。
今回の「Webユーザビリティランキング2022(企業編)」全15業界・150サイトのユーザビリティ評価でトップを獲得したのは、大日本印刷のWEBサイト(https://www.dnp.co.jp/ スコア92.65)だった。 高得点のポイントは、ユーザーへの理解を促進させる豊富な情報コンテンツとユーザーが来訪した際に欲しい情報を直感的に探索できる情報配置が評価されたようだ。
2022年のトレンドカラーがパントン社から発表された。 パントン社が選んだ色は、ベリーペリ(Very Peri)「最も幸せで暖かなブルー」であった。
パントンカラー研究所によると「ベリーペリ」は、コロナ禍という時代において、「思い切った創造性や、想像力に富んだ表現を後押しするような、活発で喜びあふれる態度とダイナミックな存在感」を示すカラーであるとしている。
ファッション系や化粧品、理容関連の業態にはお勧めのカラーである。
今年注目されるWEBデザインの5つのテクニックを紹介した。
トレンドは必ずしも導入する必要はないが、デザイナーは海外などトレンド情報をチェックをし、ユーザーやクライアントに有益と思われるテクニックは積極的に取り入れてゆくべきだろう。
2022年、Webデザインの新しいトレンド「クレイモーフィズム」のスタイルをさまざまな要素に適用できるCSS
2022年に流行するWebデザインの最新トレンド10個まとめ