Googleアナリティクス(UA)がGoogleアナリティクス4(GA4)に移行。今すべきこととは?

米Googleの2022年1月〜3月期決算は23%の増収だったが、利益が8%減って増収減益と発表された。
そのGoogleの3月16日のアナウンスによるとGoogleのアクセス解析・Googleアナリティクス(UA)が、2023年7月1日より利用不可となる。
現行のGoogleアナリティクスの利用は終了となり、本格的に新バージョンである「Googleアナリティクス4(GA4)」への移行が必須となる。
つまり、2023年7月1日からは「Googleアナリティクス4(GA4)」のみ利用可能となるため、現状のGoogleアナリティクスを良く利用されている企業、ユーザーはこちらに移行する必要があるのだ。
今回は、「Googleアナリティクス4(GA4)」移行についてまとめた。

Googleアナリティクス4(GA4)とはどういう解析ツールか

現行のGoogleアナリティクスver3は2012年にリリースされ、それ以前のものと比較すると、多様なディバイス、アプリでも解析が可能で通常「ユニバーサルアナリティクス(UA)」と呼ばれている。
そして、2020年10月14日にリリースされた「Googleアナリティクス4(GA4)」は、アナリティクス第4世代を意味する、まったく新しいバージョンである。

GA4はユーザーがPC以外にもタブレットやスマホなど複数の端末を利用するようになったことで、それらユーザーに対応したユーザー行動を可視化できるツールに進化しているところが特徴である。
さらに、GDPR(EUのデータ保護法)やCCPA(カリフォルニア州のデータ保護法)などの法律により、Cookieが個人情報とされこれら内容に対応している。

また、Googleアナリティクス4(GA4)は、まだ未完成(今後、いろいろ変更の余地がある)で、第4世代の位置づけではあるが、これまでのGoogleアナリティクスの延長線ではない、使い勝手もまったく異なる新しいツールあると捉えたほうが良い。
主な特徴は下記内容である。

1.WEBとアプリを横断的に計測できる

Googleアナリティクスver3(UA)までは、別々のツールで計測していたWEBとアプリをGoogleアナリティクス4(GA4)のみで計測でき、両方の計測結果を一元化できる。

2.BigQueryが無料で利用できる

これまで有料版でしか利用できなかった「BigQuery(膨大なデータを高速で分析できるツール)」がGoogleアナリティクス4(GA4)では無料で利用できるようになる。

3.プライバシーの保護やCookieの問題に対応している

前段でも記したが、GDPRやCCPAによるプライバシー保護の時代、Cookieを利用したデータ計測の制限や廃止が顕著になった。 Googleアナリティクス4(GA4)はプライバシー保護に関して世界基準に準拠しており、違反のないように対応している。

4.機械学習によって未来の行動が予測できるようになる

Googleが以前から取り組んでいる機械学習機能が導入されている。
ユーザーの過去の行動履歴から、将来ユーザーがとると思われる行動を予測し提案する。
この提案をベースに施策したり、WEBマーケティングなど改善することが容易になるだろう。

Googleアナリティクス4(GA4)移行に関して企業はどう対応する?

Googleアナリティクス4(GA4)が移行されるということは、これまでGoogleアナリティクスを利用していた企業はどう対応しなくてはならないか、「普段からアナリティクスを利用している企業」と「あまりアナリティクスを利用していない企業」に分けて説明する。

1.普段からアナリティクスを利用している企業

今の時点でGA4に移るか、他の解析ツールに乗り変えるか検討しなければならない。
現行でのUAで取得しているデータを見直し、今後取得したいデータを割り出し、それらデータ内容を検討し、GA4にすべきか、又はGA4以外の解析ツールにすべきか決めるべきである。 GA4に移行すると決定したら、早い段階で切り替え、使い勝手が全く違うGA4の習得に専念すべきである。

2.そこまでGAを活用していない企業

現段階では、移行する必要はないだろう。ただGA4の計測記述(コード)自体は早めに入れておくと良い。
現行のUAを使いつつ、2022年後半〜2023年前半くらいには、GA4の使い方を学んでおくのが良いだろう。
その頃にはGA4に関する新しい情報や書籍なども出ているだろう。

Googleアナリティクス4(GA4)移行スケジュール

Googleの「ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します」(最終更新日:2022年3月16日)によると、以下のように記載されている。(以下は引用)

(1)2023年7月1日までは、引き続きユニバーサル アナリティクス プロパティで新しいデータを使用および収集できます。

(2)2023年7月1日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクス プロパティで処理されたデータに、少なくとも6か月間アクセスできます。
Googleは、お客様のデータが重要であることを認識しております。この機会に過去のレポートをエクスポートすることを強くおすすめします。

(3)数か月以内に、既存のユニバーサル アナリティクスプロパティのサポート終了日についてお知らせする予定です。
サポート終了日を過ぎると、ユニバーサル アナリティクスのレポートをアナリティクスの管理画面で確認したり、APIを介してユニバーサル アナリティクスのデータにアクセスしたりできなくなります。

 

まとめ

現状でUAをよく利用されているユーザー、企業はGA4を導入することで、詳細なデータ収集しより確かなユーザー解析が可能となるだろう。
GA4はこれまでUAとはまったく仕様が違うということ。これまでの設定していた経験値は役に立たないので、一からの勉強が必要である。移行するなら早めに行うのが良さそうである。

参考:

GA4とは? Google Analytics 4の基本と設定方法を解説

Googleアナリティクス4(GA4)への移行どうする?現行のGA(UA)は2023年7月1日計測停止【GA4移行支援も可】

 

 

関連する記事

アメリカで人気の日本食品はなんだ?... アメリカのEコマース市場規模は、世界第2位である。2018年のEC市場アメリカEC市場売上額は、5,231億米ドル(約57兆円)、前年比15.5%増で右肩上がりの上昇率を示している。EC化率も年々上昇し、2018年は9.8%と年々1%の上昇である。 アメリカではJapanブランド商品の人気...
「GDPR対策」の為のGoogleアナリティクス設定はどうするの?... 今年5月25日、「Google Analyticsのユーザーデータとイベントデータが自動的に削除されるようになります。」というアナウンスがあった。 削除対象は、ユーザーやブラウザといった「プライバシーに関連するデータ」である。このGoogle内容は、EU域内で取得された個人情報に関する法律...
今更聞けない Google品質評価ガイドラインとは... 2019年5月16日Googleは「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」を更新した。前回は2018年7月だったので、約1年ぶりの更新となる。 Googleは検索結果の品質を高めるため、1万以上の検索品質評価者と契約している。 検索品質評価ガイドラインは、品質...
もう対応してる? モバイルフレンドリー... 最近は電車のなかでスマホを見てる人が多くなった。外出先でもインターネットが当たり前の時代だ。Googleの発表によると、スマホからの検索数がPCからの検索数を超えたようだ。スマホの重要性は今後、ますます高いものとなるだろう。そのようなスマホユーザーに確実に良い情報検索結果が表示されるように、Go...
最新のSEO対策「Core Web Vitals」とは WEBマーケティングの手法の一つに「SE0対策」がある。検索結果で、自社サイトを、多く露出させ、そして検索表示を1ページから3ページに掲載されるように行う対策である。 検索エンジン最適化とも呼ばれている。日本の検索サイトのシェアナンバーワンは「Google」であるが、SEO対策は、Goog...
今さら聞けないモバイル ファースト インデックスとは?... 昨年11月、Googleはモバイル ファースト インデックスのテストを開始したと発表した。本年、早々にでもこのモバイル ファースト インデックスが開始されるだろうと言われており、そのためかどうか、最近はGoogle検索の順位が日々変化しているとの指摘もある。 今回はこの検索結果の順位を大き...

タグ: ,

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントは受け付けていません。