良質なブログをサイトで更新し続ければ、サイトへのトラフィックが徐々に増加し、コンバージョンや売上のアップにつながるという点で、ブログの活用はコンテンツマーケティングの戦略上とても効果的なものです。
今回は、トラフィックが増える要因を詳しく説明し、ブログの有効性を再確認したいと思います。
1. サーチエンジンでの検索結果を上げてくれる
ブログを更新すると、その分サイト内でのページ数が増えていきます。ページ数が増えれば、サイト内部でのリンク数が増加し、SEO(検索エンジン最適化)にプラスに働くのです。そのうえに、外部リンクの増加や、ソーシャルメディアからの流入の増加などが加われば、サーチエンジンでの検索結果ランキングはさらに上昇します。
また、ブログ更新によって新たなページが追加されると、サイトがアクティブな状態の場合はサーチエンジンに認識されて高い評価につながり、この点でもSEOが改善します。
さらに、最近の検索エンジンは、サイトが検索者の求めている情報をきちんと伝えているか、その情報は新しく正しいものか等、かなり細かく精査するようになっています。こうした進化に対応するためには、ブログにおいてユーザーの気になる情報や知見などを、その業界のスペシャリストとして発信することが最も効果的なのです。
2. プラットフォームとしての優位性
例えばFacebookやTwitterは、何かをお知らせして、ユーザーどうしの口コミを醸成できる媒体としては優れていますが、文字数制限があることなどから、詳しい説明を加えるには不向きです。また、画像や動画などに特化し、商品を魅力的に見せる媒体も存在します。その一方で、ブログは、文字数やタイムライン上での滞留時間などに制限されることなく、テキストに画像や動画を自由に組み合わせて表現できる、まさに万能型のプラットフォームと言うことができます。
自社が大切にしているコンセプト、起業のきっかけなどを語ることもできますし、商品について、どこでどんな素材を使って作られているのか、優れた点は何かなど、商品のエキスパートである売り手が自由に自社商品をアピールすることもできます。売り手独自の情報を伝え、ユーザーがこれに共感したり感動したりすれば、リピーター・ヘビーユーザーを獲得しやすくなります。
3. 知名度アップにも貢献
ブログを更新した際には、FacebookやTwitterでその更新をお知らせする、というのはよくある手法です。もし記事がフォロワーにとって興味深いものであれば、シェアされることも多くなり、期待以上の読者を得ることができます。またブログの記事が優れたものであれば、報道関係者や有名ブロガーなどから注目を集める可能性もあり、その際には図り知れない効果が出ます。例えば、ひげの手入れ用品専門店Beardbrandのように、ニューヨーク・タイムズに取り上げられて以降、1ヶ月に12万ドル(約1,200万円)以上もの売上を計上するようになった、という企業もあります。
以上のように、さまざまな複合効果を生み出すブログを活用しない手はありません。会社の規模が小さくても、顧客数が少なくても、顧客が面白いと感じてくれそうな記事を地道に発信し続ければ、効果はおのずと現れます。
記事は長いものである必要はありませんので、ツイートや商品説明の延長くらいに思って気負わず、週に1回くらいのペースでコンスタントに発信しましょう。顧客が求めるのは、業界のオーソリティだからこそ書けるトピックです。以下の例を参考に、自社ならではの視点を盛り込んで、ブログを楽しく更新してみてはいかがでしょうか?
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タグ: コンテンツマーケティング