« ブログのトップページに戻る

越境ECにかかせない海外配送 大手3社を比較してみた

   投稿者 : 2017年7月27日 By

イメージ画像

越境ECでは、海外への配送をどの会社から配送するか、海外配送するにはどんなサービスがあり、料金や日数はどれくらいかかるのかなど、データがあると便利だ。
越境ECでの海外配送を扱っている企業はいろいろあるが、国内の海外物流の主な企業は日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の3社である。
2年前にも調べたが、これまで、新しい海外配送サービスなど増えている現況から、今回はこの3社が取り組む海外配送の特徴や料金の違いなどを新たに比較してみた。

 

●EMS(日本郵便)

日本郵便画像

EMS(Express Mail Service)は、日本郵便が運営する国際郵便サービスである。
世界120カ国以上の国や地域に30kgまでの書類や荷物を配送でき、配送スピードが最速というのが特長だ。料金の基準は荷物の重量だけで変わり、重量は500gから100g、500g、1kg単位で細かく料金設定されている。
例えば、EMSでは東京から上海市までの配送で1kgの商品で料金は2,100円で、配送日数は2日である。

国際郵便 – 日本郵便 :https://www.post.japanpost.jp/int/

EMS(国際スピード郵便) – 日本郵便 :https://www.post.japanpost.jp/int/ems/

 

●国際eパケットと国際eパケットライト(日本郵便)

日本郵便には2kgまでの小荷物をEMSよりより安く配送するためのサービスとして 国際eパケットと国際eパケットライトというサービスがある。
サイズの規定があり、長さ+幅+厚さ=90cm以内。長さは最大60cmまで、重さは2kgまでの小荷物で、50gから、50g、100g単位で料金が設定されており、EMSより配送時間はかかるが、安価に配送することができる。
国際eパケットでは1kgの商品で東京から上海までの配送料金は1,480円。配送日数は7日である。

越境EC事業者向けに2016年10月から「国際eパケットライト」というサービスを開始した。
国際eパケットライトは、eパケットよりさらに配送時間がかかるが、低価格なのが特長である。
追跡サービスがあり、小荷物はSAL便扱い、配達は受取人の郵便箱に投函される。
国際eパケットライトでは1kgの東京から上海までの配送料金は1,120円で、配送日数は2週間前後である。

国際eパケット: https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacket.html

国際eパケットライト :https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacketlight.html

 

●エコノミー航空(SAL)便(日本郵便)

日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するので、船便より速く、航空便より安いサービスがSAL便だ。
アジア、オセアニア、北中米、南米、中近東、ヨーロッパ、アフリカなど幅広い地域への配送に対応しており、小荷物は同時にまとめて利用すれば10個以上で10%、50個以上20%の割引を受けることができる。
エコノミー航空(SAL)便で、東京から上海まで1kgの商品を送る場合、料金は1,800円で、配送日数は2週間前後である。

エコノミー航空(SAL)便 :https://www.post.japanpost.jp/int/service/dispatch/sal.html

 

●EMS、eパケット、eパケットライト、SAL便の料金比較

下記に概略ではあるが、EMS、国際eパケット、国際eパケットライト、SAL便で韓国、中国、シンガポール等とアメリカ、カナダ等に配送した場合の重量による料金の違いを表に示した。

日本郵便価格表

日本郵便のEMSなどの料金・日数を調べる :https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge/

日本郵便料金表ダウンロード: https://www.post.japanpost.jp/int/download/index.html

 

●ヤマト運輸(国際宅急便)

ヤマト運輸画像

ヤマト運輸(国際宅急便) :http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/oversea/

世界200を超える国と地域に対応し、最短で3から7日で配送される。
アジア圏内で書類であれば950円で送ることができ、宅急便で6つ定型サイズと書類専用のサイズのみの7種の料金体系で、料金体系がシンプルでわかりやすいが特長だ。 サイズの上限は縦、横、高さの合計が160センチ以内で重さが25kgまでとなっている。
国際宅急便で、東京から上海まで1kgの書類を配送する場合、料金は950円で、配送日数は4日程度である。

下記に国際宅急便で東京から上海までと東京からアメリカで小荷物を配送した場合、重量による料金の違いを表に示した。

ヤマト運輸価格表

ヤマトでお届け日数を調べる:http://date.kuronekoyamato.co.jp/date/Main?LINK=WT

 

●佐川急便(飛脚国際宅配便)

佐川急便画像

佐川急便(飛脚国際宅配便):http://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-kokusai/

3社の中では一番広域エリアをカバーする世界220以上の国と地域に配送でき、現地、佐川スタッフがドアーツードアで玄関まで運んでくれる。
小荷物は0.5kg刻みの料金体系で、ビジネス書類とビジネス小荷物に別れている。
海外配送できるものは、最大3辺の合計が260cm以内、重量が50kg以内の大型の荷物まで配送対象となり、3社の中では最大のサイズ、重量を配送できる。
飛脚国際宅配便で東京から上海まで1kgの小荷物を配送する場合、料金は5,300円で配送日数は3日程度となる。

佐川のサイズについて

下記に概略ではあるが、飛脚国際宅配便で、ビジネス書類またはビジネス小荷物を中国、シンガポール、タイ等に配送した場合、アメリカ、カナダ等に配送した場合の重量による料金の違いを表に示した。

佐川飛脚便価格表

 

飛脚国際宅急便の料金検索 :http://www2.sagawa-exp.co.jp/send/fare/input/?_ga=2.3217209.849465140.1500875867-1207428058.1499310529

 

●Live Commerceには様々な配送プラグインが用意されている

Live Commerceには今回取り上げた、日本郵便のEMS国際配送、国際eパケット、eパケットライト、SAL便、ヤマト国際宅急便、飛脚国際宅急便、これらすべて配送料金を自動計算するプラグインがあり、Live Commerceのサービスを利用しているECサイトに実装することができる。
さらに、日本郵便のEMSや国際eパケットで配送する場合、これまで、手書きで書いていた送り状やインボイスを管理画面から、印刷ボタンをクリックするだけで書類を自動作成し、印刷できるたいへん便利なシステムが用意されている。

EMSのプリントシステム画像

EMSの送り状

Live CommerceのEMS送り状印刷機能 追加について:https://www.live-commerce.com/new/

Live Commerceのラベル印刷について :https://www.live-commerce.com/support/articles/ems-label

 

●まとめ

海外配送する際のポイントは、配送料を重視するのか、配送スピードを重視するのかをを明確にすることである。
今回取り上げた3社は様々な越境ECのサービスに取り組み、新しい試みに挑戦している。無駄なコストを作らないためにも、3社の展開している新サービスに注目しつつ、ニーズにあった配送サービスを選択することが重要である。

関連する記事

越境EC 知っておくべき無料マーケティングツール... ビジネスを遂行していく中、成功するためのステップとして効果的なマーケティングを行うことは非常に重要である。ネット上では数えきれない程の無料のマーケティングツールがある事を知っているのと、知らないとでは、結果にかなりの差が生じてくるものだ。もちろん、有料広告なども利用すればいいが、できるだけバラン...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2018.July)... 今年も6ヶ月が過ぎ、7月、1年の後半に入る。すでに関東・甲信越地方では梅雨が明けた。7月の前半は雨の日が続くが、徐々に安定し猛暑日が続くと予想されている。 今月も補助金・助成金情報をまとめた。 補助金・助成金とは国や地方自治体から民間企業へ資金支援する返済不要のお金である。 補助金と助成金...
中国向け越境EC市場の今とこれから(富士経済調査などより)... 中国のEC市場は、旺盛な購買意欲に支えられて著しく成長していることは、周知の事実だ。 数年前に日本を賑わせた爆買いから2016年は、越境ECに市場は移行し、まさに、越境EC元年とも言える年であった。その内容を裏付ける報告書が富士経済より発表された。報告書は「中国向け越境EC市場の実態と今後...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2017.March)... 日本政府は、国の成長戦略の1つとして2020年までには、中堅・中小企業の輸出総額を2010年度比の2倍にするとの目標を掲げている。 そのため、今年はさらに、国、地方自治体は海外販売、海外進出を行おうとする企業に対してさまざまな支援、サポートを積極的に行おうとしている。その一例が補助金・助成...
中国越境ECマーケティングの鍵 網紅(ワンホン)とは?... 中国の越境EC規模(中国・日本・アメリカ間)、2016年は2兆1,737億円、前年比32.6%の伸びと世界第1位の市場規模であった。中国消費者の日本からの購入額は1兆366億と前年比30.3%の伸びで、初の1兆円超えとなった。 訪日中国人も過去最高の約637万人となっており、訪日外国人数で...
インドの越境ECポテンシャルは? 今後、10年も経たないうちに、世界の全て産業は3つの市場に絞られていくだろうと言われている。 それはアメリカと中国そして、インドである。インドは若い世代が多い。そして消費意欲も高い。 インドの2015年~2018年のオンラインショッピングの平均成長率を見ても38%と急激な伸びを見せている...

タグ: ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。