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越境ECサイト・国内ECサイトのCMSを比べてみた

   投稿者 : 2018年5月15日 By

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経済産業省が発表した2017年の日本の国内BtoC市場は、16兆5,054億円と前年より9.1%上昇し、さらにEC化率も5.79%(物販分野)と伸長している。
しかし、EC化率(ECの売上が小売全体の売上に占める割合)は世界に比べるとまだまだ低いという現況がある。
ちなみに、EC化率の高い国のトップはトップ韓国の18%。続いてイギリス(15%)、中国(15%)、アメリカ(11%)の順である。ネット通販の売上割合を示すこのEC化率は、2020年には25%まで伸びると予測されている。
そして、ネット通販を始めるには、ECサイトを作る必要がある。できるだけ早く、簡単に作るためには、「CMS」ソフトパッケージを利用するのが一般的だ。 そこで、今回は国内ECサイト、越境ECサイトを構築する際に必要な「CMS」にはどのようなものがあるのかなど見ていこう。

 

●そもそも「CMS」とは?

CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略で、日本語的には「コンテンツ管理システム」と言われ、管理画面から、テキストや画像、動画といったコンテンツを登録、変更、追加などを行うことができる。
CMSを使えば、HTMLやCSSなどの専門知識がない初心者でも、簡単にWebサイトを構築でき、WordPressはCMSの代表格である。WordPresss以外にもWebサイト構築、ECサイト構築に特化したCMSが多くあり、ECサイト構築では複雑なカート機能、決済システム、物流システム機能など充実した機能が揃っている。

 

●ECサイトにCMSを利用するメリットは?

ECサイトを構築する場合、難雑な作業がある。商品管理機能、決済、物流などを行うシステムを構築するには、HTML、CSS、Jvascript、PHP、Ajaxなどの知識がなくてはフルスクラッチでサイト構築は不可能だろう。
だが、ECサイトに特化した「CMS」を利用すれば、サーバーにCMSをインストールするだけで、短期間に簡単にECサイトを構築することができだろう。
以下に「CMS」のメリットなどをまとめてみた。

 

●CMSのメリットはWEBサイト構築の知識がなくても作れること

ECサイト構築にはプログラムなど専門知識が必要だが、CMSを利用すれば短期間にサイトを構築でき、更新作業はテキスト入力、画像や動画挿入だけで済み、コーディングなどの手間がかからないところだろう。
さらに以下の点がメリットとしてあげられる。

  • テンプレートを利用するためデザインが統一され、一貫性を保つことができる
  • 時間、場所、デバイスを選ばずにサイト管理ができる
  • コード入力ミスによる、リンク切れなど無くすことができる
  • SEOに強いサイトを作れる
  • ECサイトに必要なプラグインを選択し、機能を追加できる
  • ECサイト全体のバックアップを取ることができる
  • ECサイトに必要な決済機能や在庫管理機能が充実している

などだろう。

メリットばかりのCMSだがデメリットもある。たとえば、ECサイト運用していた場合は、CMSに移行が難しかったり、CMSはテンプレートを使うため、自由なデザインができない点などである。
さらに利用するCMSの操作内容を学習する必要がある。オリジナルなECサイトを作ろうと考えるとCMSを利用するのはマイナスとなるだろう。

 

●CMS選びの4つのポイント

ECサイトをCMSで作るには、どんな準備が必要なのだろう。先ず、押さえなければならないのは「どのようなECサイトにしたいのか」を明確にすることが重要である。
その上で、商品販売の内容に見合ったCMSを選ぶことが重要である。

 

1.ドメインを決め、サーバー契約 する

CMSはサーバーにCMSソフトをインストールするものなので、ドメインを決めてサーバー契約を行う必要がある。サクラなどのレンタルサーバーであれば、WordPressやEC-CUBEなど、簡易インストール出来るタイプのものもある。
また、サーバー選びはセキュリティ対策がしっかり行われていて、かつ実績のあるサーバー契約を選ぶべきである。

 

2.機能面で充実しているものを選ぶ

決済機能では、ユーザーにとって便利なカード決済はもちろん、代引きやコンビニ決済、銀行振込など様々な決済機能が使える、またはプラグインとして容易されているCMSが良いだろう。

 

3.サイト規模が大きなものはそれに見合ったCMSを選ぶ

小規模ECサイトなら、どのようなCMSでも問題ないが大規模ECサイトの場合はデータ 通信量や表示スピードにも影響してくるので、提供されるCMSがどの程度の規模に対応したものなのかを確認する。

 

4.サポート体制は万全なものを選ぶ

ECサイト構築から、ECサイトの運営までサポート支援を行っているものなら、安心できる。CMSによってはECサイト構築までは支援するが、集客面や機能を拡張したい場合のサポートに関しては行わないものもある。提供されるサービスはどこまで、サポートしているのかその体制を確認する。

 

●国内向けECサイト構築に対応したCMS

ECサイト構築のためのCMSにはテキスト編集、画像登録、メルマガ配信、在庫管理、受注管理などを含めた体系的なシステムとなっている。 国内向けECサイト構築のためのCMSではオープンソースとなっているEC-CUBEや大規模ECサイト向けではecbeing等が有名である。以下に国内ECサイト構築に活用できるCMSとして代表的なものを整理した。

 

EC-CUBE

ec-cube

国内向けECサイト構築では一番有名と言っても過言ではない「EC-CUBE」の強みは、無料でダウンロードして導入できるところだろう。
「EC-CUBE」の導入実績は20000社以上である。オープンソースのため、価格は無料だが、サポートなど無いため、不具合やエラーなどの場合、自力で解決する必要がある。
自社内でプログラムスキルがある場合におすすめできる。

 

MakeShop

makeshop

「MakeShop」は全世界で150,000店舗で導入されている、初期費用10,000円、月額3,000円から始められるネットショップ構築用CMSである。 高性能なSEO機能など機能面で充実していることやデザインテンプレートも162種類と豊富である。
さらにカスタマーサポートに関しても電話や質問掲示板が用意され安心できる。3種類のプランが用意されており、ECサイトの規模によって、選択するのが良いだろう。

 

Commerce21

commerce21

300社を超える大規模ECサイト構築の実績がある「Commerce21」。
「セルサイドソリューション」と呼ばれるサービスはECサイト構築から運用まで、トータルでサポートを行っている。
また、必要な機能を選択し拡張したり、カスタマイズ性にも優れ、最適なECサイトを構築できるところが特長である。商品数も100万点以上に対応し、レコメンドサービスなども導入できる。
詳細なECサイト構築にかかる予算など明示されていないが、初期費用は数千万円程度かかるなど、大規模ECサイトに特化したCMSパッケージといえる。

 

ecbeing

ecbeing

1000サイト以上に導入事績がある、ECサイト構築では超大手となる「ecbeing」は年商1億円以上の企業に向いている大規模ECサイト構築用「CMSパッケージ」と言える。
初期費用は500万から数千万円、月額が10万円から、追加カスタマイズは有料である。
「ecbeing」の特長はリッチサジェスト機能、Web解析機能など機能が豊富なこと、さらにEC構築後の運用する際のCV増のための施策などマーケティング戦略の提案にも力点を置いている。

 

●越境EC構築に対応したCMSはどんなものがあるか

国内向けECサイト構築し、国内ばかりではなく、インバウンドでも商品が購入されるようになれば、次に取り組むべきは海外販売、つまり越境ECに特化したサイト構築である。
越境EC構築では国内向けECサイト構築より多くの機能が必要になる。例えば多言語対応、多通貨計算、関税計算、海外決済機能、海外配送になどだ。
これらに対応したECサイトを構築するには「CMSパッケージ」を利用するのが良いだろう。
以下に代表的な越境EC専用の「CMSパッケージ」をまとめた。

 

CS-Cart

cs-cart

「CS-Cart」は全世界で35,000サイト以上の導入実績があり、日本語、英語はもちろん、中国語(簡体字)を含む18ヵ国語に標準対応している。
オープンソースは無料だが、有料パッケージもある。50以上の決済サービスに対応しており、商品・在庫・注文管理、ポイントシステム、ブログやSNS連携でき、SEO対策機能もある。初期費用は5,400円で月額料金はスタンダード版が14,800円、プレミアム版が24,800円、マーケットプレイス版が39,800円となっている。
ショップ規模に合わせてプランを選ぶのが良いだろう。

 

Zen Cart

zencart

「Zen Cart」はオープンソースのECサイト構築システムosCommerceから派生したもので、拠点はアメリカにある。
以前のブログで紹介したMagentoと同様、無料のオープンソースである。日本語版が配布されおり、インストールは簡単だが、カスタマイズするにはPHP、MySQLなどのプログラムスキルが必要となる。
元々はアメリカで開発された越境EC向けCMSなので、多言語、多通貨に対応し、英語サイト構築には適したCMSと言える。

 

infocubic

infocubic

海外実績は500社あり、越境EC向けCMSとして、海外SEO・SEMノウハウをパッケージ化。 サイト構築から多言語翻訳、越境EC集客などサービスを提供している。50種類以上の言語に対応し、多言語SEO、SEM、リスティング広告など、越境ECサイト構築から集客など運用までサービスを提案している。

 

●まとめ

Live-ComerceはASPサービスであり、CMSパッケージではないと言える。 どちらが最適か迷うところだが、大きな違いは、CMSはインストールが必要であり、コンテンツを社内のネットワークで管理できるが、ASPの場合はインストールの必要が無く、データは社外のサーバーに依存するところが大きな違いである。
コスト関しては、どちらもECサイトの規模や選択するコースにより、ケースバイケースである。 最近はビジネスを拡大させるため、自社サイトで国内販売から海外販売に販売網を広げようとするケースが増えている。
ASPサービスの活用にしろ、CMS導入しろ、ECサイトを構築するにあたっては、まず、どのようなECサイトを作りたいのか、その規模やイメージを明確することが重要である。その上で必要な機能、デザインにはどのようなものが必要かなどで、採択されるCMSは変わってくるだろう。

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