越境ECサイトを構築すると、日本にいながらにして、全世界の消費者を相手に商品販売を行うことができる。越境EC開設は、アメリカや中国だけではなく、全世界の消費者に向けてビジネスを加速させるチャンスである。
今回は、前回の『国別に見た越境ECでの売れ筋商品』に引き続き、東南アジアの各国別の消費者は、当社Live Commerceのシステムをご利用のお客様の販売商品では、どのような商品を購入されているのか、その人気商品の内容を調べてみた。
今回調べたのは、6月1日〜7月10日までの期間を対象とし、東南アジア諸国の中で、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの売れ筋商品についてまとめてみた。
ブランドのファッション系アイテムが多く売れている。
変わったところではオリジナルデザインのキルト商品が売れ筋だった。
釣り具関連の商品、ファッションアイテムなどが売れ筋商品のようだ。
釉薬と土のノウハウから生まれたプレートなど、日本ならではの商品も人気があった。
マウスやPCケースなどのPC周辺商品、日用雑貨など小物商品がよく売れている。
ファッションアイテム、化粧品関連がたくさん購入されている。
変わったところでは茶葉、蜂蜜や釣り具などの商品も売れ筋商品だった。
大吟醸の日本酒、釣り具関連商品、蜂蜜など健康食品が多い傾向にあった。
また、様々な動物のペーパーモデルキットなどの商品も多く売れている。
沖縄産モズク使用のフコンダインエキス商品やマスカットベースの紅茶葉などが売れ筋商品だった。
東南アジア諸国向け越境ECが好調である。
特に今回調べた中では、マレーシア、シンガポールが購買力を高めているようだった。
東南アジアの人口は現在、6億人を超え、2030年には7億人を超えるという予測がある。
越境ECでは中国EC市場も確かに巨大ま市場ではあるが、個人や中小が参入するには、労力もコストも大きなものとなる。
東南アジア進出は中国ほどハードルは高くはない。アジア圏でのこれからの狙い目は東南アジアの国々だと言える。