前回は、新しくEコマースサイトを立ち上げる際には、人気ブロガーなど自社商品の購買層に影響を与える「インフルエンサー」を探して、トラフィックの増加につなげよう、とお伝えしました。今回は、そのコンセプトにしたがって、さらに細かくソーシャルネットワークを利用する方法をお伝えします。
まずはTwitterです。Twitterに関しては、自社商品に関連するつながりをキーワード検索できるサイトfollowerwonkが存在します。例えば、自社で製作している革製品の販売を、Eコマースサイトで開始する場合、サイトの「Search Twitter bios」タブをクリック、次のように「革製品」と入力して検索すると、Twitterのプロフィールにキーワード「革製品」が入っている人の一覧が表示されます。
Search Twitter bios: followerwonk
検索結果を見ると、革製品を製造・販売している同業者、革製品のメンテナンス業者、セレクトした革製品を紹介するサイトの運営者など、さまざまな関連事業者が現れます。ツイート数、フォロワー数なども合わせて表示されるので、同業者のフォロワーになって、その販売手法を参考にしたり、革製品を紹介しているサイトのフォロワーになってコンタクトを取り、自社商品を紹介してもらうよう掛け合うなど、さまざまに活用できます。
次にご紹介するのは、画像投稿サイト、Instagramの検索サイトです。Instagramは海外で多く利用されていて、FacebookやTwitter、Pinterestなどに比べて平均注文額(Average Order Value)が高くなるという効果も実証されており、特に海外向けの販売では活用をおすすめします。
Instagramにおいて人気のあるハッシュタグやユーザーをキーワード検索できるのが、WEBSTAというサイトです。例えば、「leatherbags(革製カバン)」で検索してみると、左側にキーワードを含むハッシュタグのついた画像、右側にキーワードを含むユーザーネームが表示されます。
Search Results for leatherbags:WEBSTA
ハッシュタグのついた画像を投稿しているのは、Twitter同様に革製バッグの製造・販売業者であったり、セレクトショップであったりするので、画像の出典元を丁寧に見ていけば、海外での購買層につながるようなサイトが見つかるかもしれません。
最後に、Facebookを普段から利用しているなら、新しくEコマースサイトを開設する際には友達や親せきにぜひそのオープン情報をシェアしてもらいましょう。目的は、できるだけ多くの人にオープンの情報を見てもらうことです。したがって売上は期待せず、できれば個々にメッセージを送って、オープンしたことをシェアしていただくようお願いするのがベストです。友達の友達にもリーチできれば、宣伝効果としては侮れない規模になります。
以上、今回はソーシャルネットワークサービスの活用法についてご紹介しました。上記の検索サイト以外のソーシャルネットワークサービスでも、キーワード検索などを使って、積極的にターゲットとなる顧客層へのアクセスを探ることが大切です。すでにEコマースサイトを設置している方が、さらなるトラフィック増、売上UPを目指すための1手法としても有効ではないでしょうか。
・6 Practical and Proven ways to drive Traffic to your New Online Store
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タグ: followerwonk, Instagram, WEBSTA