« ブログのトップページに戻る

「Man Crates」に学ぶ、オンラインセールで成功する秘訣とは?

   投稿者 : 2015年2月27日 By

イメージ写真

昨年末のホリディセールに関するIBMの調査結果によれば、アメリカではサンクスギビングの週明けに設定されたオンラインショッピングデー「サイバーマンデー」の売上額が、過去最高額を更新した。2013年に比べると、8.5%の増加となった。
また、モバイルからのトラフィックが2013年よりも3割増の41.2%を占めるなど、モバイルコマースの割合も劇的に増加してきている。
こうした中、2013年のサイバーマンデーに比べ5倍近い売上を記録したEコマースサイトが「Man Crates」だ。創業3年目にして、大躍進を続けているMan Cratesの成功の要因はどんなところにあるのか? 
セール戦略や企業が最も大切にしているモットーなど、その秘訣を紹介する。

徹底した顧客満足の追求

Man Cratesは、アメリカで人気のある大学スポーツの応援ビールセット(ビールやおつまみ類、大学のロゴが選べるグラス等の詰め合わせ)やアウトドア・サバイバルセット(ナイフやコンパス、ビーフジャーキーなどアウトドアに必要なグッズの詰め合わせ)など、男性が喜びそうな、遊び心あふれるこだわりセットを販売しているサイトである。
木箱や弾薬を入れる箱など、ユニークなパッケージも魅力のひとつとなっている。

サイト写真

「Man Cratesは、お客様が大切な友人に、特別なギフトを贈る際の手助けをしたいのです」と同社のマーケティングチーフであるScott Ellis氏は語る。スポーツ関連のセットだけでも、NFLからゴルフ、大学スポーツに至るまで、幅広く用意されており、セットを構成する商品は吟味されている。
応援するチームのロゴや名前を入れることができる商品などもある。このように、パーソナライズの要素を多く提供することで、プレゼントを贈る人と受け取る人の双方にとって満足度の高いセットとなっているのが特長だ。
ギフトを贈った相手に喜んでほしいと願う顧客の思いに寄り添い、顧客からの意見をできる限り商品にフィードバックさせてきた同社の真摯な姿勢は、多くの人から支持を得て、わずか3年で人気企業へと成長している。

 

2014年のサイバーマンデー戦略は?

2014年のホリデーシーズンにおいて、同社は「Massive(=巨大な、大規模な) Man Crates Monday=MMM」と題したキャンペーンをさまざまなチャンネルで行った。
購入金額に応じたディスカウントに加えて、メールの定期購読者には特別なセールを実施したり、ライフスタイルを提案する複数の雑誌にギフトアイデアとして取り上げてもらったり、影響力の大きなラジオ番組に広告を打つなど、大規模かつ多方面へのキャンペーンで集客に成功した。
なかでも、ソーシャルメディアでのキャンペーンは、新たな顧客層の開拓に貢献している。
キャンペーンは、FacebookとTwitterでサポートしながらPinterestで実施され、Man Cratesはここ1年ほどPinterestでの発信に取り組んでいるが、同社のPinterestページのオーディエンスは、平均して65%から70%が女性であり、父親や交際相手などに喜んでもらうためのギフトとして購入する女性客からのコンバージョンを増やしている。

サイバーマンデー戦略

 

どんな企業にもある成功の可能性

Man Cratesの成功を見ると、規模の大小や販売形態などにかかわらず、「どうしたら顧客を驚かせ、喜んでもらえるか」ということをストイックに追求することがいかに重要であるかかがわかる。
一人ひとりの顧客満足がなければ、次の購入につながらず、ひいては企業の存続や成長にも良い影響を与えない。お客様と顔を直接合わせないEコマースであっても、顧客第一の姿勢が重要だと教えてくれる好例だと言える。

 

参考:

3-Year-Old Ecommerce Brand Man Crates Hits Record Cyber Week Sales ? And Their Customer Experience Strategy is Why
A Holiday Sales Strategy Analysis: How 2 Ecommerce Stores Made Cyber Week Their Best Yet

関連する記事

越境ECセミナー開催 『衰退か、成長か?』... 日本に居ながらにして、全世界の人々を相手に商売ができる「越境EC」に大きな注目が集まっている。 今回は、その越境EC事業で2017年後半から毎月150%の売上を記録している"Dicovery Japan Mall"。 その現場でマーケティングに注力し、様々な施策を試みているデジタルスタジ...
2015年、越境ECサイトの成長が見込めるトップ30ヶ国ランキング... 世界有数のグローバルな経営コンサルティング会社のA.T.カーニー社による グローバルリーテールEコマース指標では、世界トップ30か国の中でさらに現在の市況と今後の成長の見込みをベースにしたランキングを発表している。この内容を分析すれば、今後のグローバルな視点でのECサイト戦略、さらに新興国のビジ...
越境ECに大きな影響 中国のEC法が可決!...   近年、中国のEC市場、越境ECは、ますます拡大しているようだ。 そのような中、8月31日に開催された全国人民代表大会(中国の国会)では「中華人民共和国電子商務法」が可決され、2019年1月1日より実施されることとなった。 この法律により、来年1月1日より中国向け越境E...
Twitterも導入間近!モバイル動画広告のトレンドとは?... 今や国民の2人に1人がスマホを保有する時代。機器のスペックも向上し、動画も容易に楽しめるようになりました。こうした流れのなか、モバイル端末向けの動画広告が続々と発信されており、閲覧者もこれまでにないスピードで増加しています。 そこで今回は、モバイル動画広告のプラットフォーム例や作成ポイント...
Webマーケティングと違う? デジタルマーケティングって何?... 良いものをつくれば、ものが売れる時代ではなくなったとよく言われる。 売るためにはマーケッティングが必要だし、広告ももちろん必要だ。これからの時代は、「デジタルマーケッティング」と呼ばれる、顧客と直接リアルタイムにコミュニケーションし、情報を取得し分析し、施策するデバイスがマーケットの中心とな...
日・EUの経済連携協定 発効! ドイツのEコマース最新事情... 2月1日、日本とEU(欧州連合)の経済連携協定(EPA)が発効された。 これにより、欧州産のチーズや豚肉、ワインは値下がり、日本車は関税が8年後に撤廃される。 今後は全品目ベースで、EU側が約99%、日本側は約94%の関税が撤廃される。 日本からは、自動車の他に、日本酒や肉類、果物のEU輸...
このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。