« ブログのトップページに戻る

東南アジア最大級のECサイトLazada(ラザダ)を調べてみた

   投稿者 : 2017年3月13日 By

イメージ画像

越境EC市場というと中国が中心と言わざるをえないが、今、急成長を遂げ、中国の次のマーケットと呼ばれているのが東南アジア市場だ。東南アジア市場では、東南アジア6カ国で展開しているモール型ショッピングサイトがあることをご存知だろうか?Lazada(ラザダ)というサイトだ。
Lazadaは昨年、中国のアリババ・グループにLazadaの支配権を10億ドルで買収され、一気に東南アジア市場での注目が高まった。
今回は、この東南アジア6カ国に展開するECサイトLazada(ラザダ)について見ていこう。

 

●Lazada(ラザダ)とは

Lazadaは2011年にドイツのRocket Internet社が設立した東南アジア6カ国に展開している最大級のショッピングサイトである。
マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの6カ国で展開し、食品以外にもさまざまな分野のメーカー、ブランドが出店しており、出店数は3,000店以上あり、1日のアクセスは500万以上、Facebookファンは100万以上とその人気ぶりがわかる。
また、Lazadaの年商は10億ドル(2015年)、一日の平均訪問者数は400万人、固定出品者数は15,000人にものぼり、マレーシアだけでも3,000店舗もあり、トップメーカーは、1日に1,000アイテムも売り上げると言う。
Lazadaは「東南アジアのAmazon」とも呼ばれ、AppleやSAMSUNG、CONVERSEやNew balanceなど大手メーカー、TescoやGuardianなど、ローカルの大手企業も出店しており、売上上位100社は、毎月20%の成長しており、今後、さらに成長が期待されるショッピングサイトである。

そして、2016年4月、グローバル展開を続ける中国のアリババグループは、Lazadaの経営権を10億ドル(約1,080億円)で獲得した。
東南アジアのEコマースはまだ、黎明期と言われ、インフラ整備もこれからだが、この時期にLazadaを傘下に収めたことで、地域人口5億6,000万人の巨大なマーケットに強固な基盤を築くことになった。

ラザラサイトhttp://www.lazada.sg/

 

●Lazadaに出品、店舗開設するには

Lazadaは、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの6カ国で展開しており、それぞれの国でドメインを分けている。新規出品にはまずマレーシア版サイトに登録する必要がある。
マレーシア「Lazada」での販売状況に応じて、マレーシア以外の他国への出品が許可される仕組みだ。 Lazada(ラザダ)が「東南アジアのAmazon」と呼ばれているは、その仕組みがAmazonによく似ているからだ。
出品方法もAmazon Seller Centralと似ており、商品登録メニューやOrderを処理するメニューで登録し、さらに、アクセス数や売上実績確認機能なども設定する。オンラインショップで出品販売した経験があれば問題なく行うことができる。

Lazadaでの店舗開設に必要な書類は下記の内容になる。

  1. 登録フォーム(企業名、申請者のフルネーム(英語)、住所(英語)を記載)
  2. 新規出品者アカウント情報フォーム
  3. 申請企業の営業許可証、申請者または法人の身分証明書コピー
  4. 登録済の企業と同じ名称でPayoneer企業アカウントに新規登録

 
まず、登録フォームを提出すると、Lazada側で内容確認後、申請で使用したメールアドレスにオンライン契約書および登録リンクが送られ、店舗開設者は2のアカウント情報フォームをダウンロードする。
2の情報フォームを記入し、その記入した内容と3の営業許可証と法人の身分証明書コピーをLazadaプラットフォーム宛へ送付し店舗開設の申請は完了だ。
最後に決済に必要なPayoneer企業でアカウント登録する。
店舗開設にはまず、事前に申請書類を準備し、開設説明書類を熟読し、手続きすることが重要だ。
これまでに店舗開設経験があれば、さほど難しい作業ではない。うまくいけば、わずか1週間で店舗開設が可能である。

 

●Lazadaの4つの特徴

 

1.基本的に同じ商品であれば二重登録がなされない仕組み

各商品にはLazada SKUという固有のIDが付され、同じ商品が複数のカタログにまたがって掲載されない。

2.配送業務をLazadaにアウトソースできるサービス

Fulfillment by AmazonサービスのLazada版。迅速な配送サービスや梱包品質を担保することができる。

3.出品者の利益もきちんと保護する仕組み

Lazadaは出品者の利益について、しっかりとした保護体制があり、顧客からの返品は出品者側に何かしらのミスや不備がある場合を除き、受け付けられない。

4.カスタマーとの連絡が極力少なく済むフロー

Amazon同様、顧客が注文を確定した後、すぐに出荷体制に入れ、その後の代金回収までスムーズに行われる。

 

●モールサイトへ出店するメリット

越境ECを行う場合、モールへの出店か、新規自社サイト構築かで悩まれるケースが多い。それぞれメリット・デメリットはある。
ポイントはシステム開発が継続的に自社、または外部で運営し改善、改良ができるかどうかにある。もし、できない場合は、モールへの出店が望ましいと言える。
また、モール出店といえども、メリットはたくさんある。下記にその内容をまとめてみた。

1.短期間でリスクが最小限

モールサイトへ登録、申請するだけで販売を開始できる点。
とりあえず、現地のモールに商品を出してみて、EMSなどで配送しつつ、しばらくどのような商品が売れるかどうかをマーケティングできる。

2.集客してもらえる

モール出店のメリットはなんといってもその集客力だ。
自社でサイトの場合、集客はゼロからになる。モールではすでに利用者が大量にいるため、店舗集客、商品販売に関してはすぐに結果を得ることができる。

3.モールサイトの信頼度が高い

海外の場合、ネットショップへの信頼度は日本に比べると低いと言える。
例えば、商品は確実に届くのか、返品などの対応は大丈夫か、など不安を持つ人が多く存在する。だが、モールの場合は、そのようなトラブルに対してしっかり補償している。モールサイトでは利用者は安心して商品を購入することができる。

 

●まとめ

中国EC市場は巨大なマーケットには違いないが、個人や中小企業がこのマーケットに参戦するのはコストや労力、時間など、大いにかかものとなる。 だが、目を東南アジア地域に向けると、ここはまだ、ブルーオーシャンである。
そして、東南アジアの人口は2030年には7億人を超え、EC市場は数年後には倍以上に成長するだろう。そのような中、Lazadaは東南アジア地域販売の突破口となりうる。
 
記事参考:

関連する記事

2015年 ヨーロッパの越境サイト消費者調査から考察する... ヨーロッパの越境ECサイト消費者アンケート調査​ ​ ヨーロッパ22か国、4000人ネットショップ消費者を対象としたANEC調査結果によると、EUの消費者の63%は国内のサイトのみネットショップで買い物、ヨーロッパ他国のサイト利用は10%であった。この 調査結果で分かることは、欧...
越境EC 台湾のポテンシャルは? 越境ECと言うと、まず、その市場としてイメージされるのはアメリカ、中国だが、中国の南、台湾もなかなか魅力的な市場であることはあまり、知られていない。 今年、5月9日にナビプラス株式会社が発表した越境ECで買い物をした、相手国で売上トップは台湾となって、2位はアメリカ、3位は中国であったと報...
越境EC ロシアのEコマース 先日15日・16日、ロシアのプーチン大統領と安倍首相が山口県長門市と東京都内の2カ所において日露首脳会談が行われた。期待した北方4島の話題はなく、平和条約への姿勢や経済協力についての話題が主な内容だったようだ。日本外交としては得るものがなく、2国間の間にはかなり隔たりがあることを痛感した内容だっ...
【メーカー限定】 ビジネスモデルを根本から転換、海外販売代行モデル... ・外国語対応のホームページの初期費用が高く、新規事業の投資を抑えたい.... ・外国語対応のホームページを立ち上げたが、全く効果が出ない.... ・海外からの顧客開拓・売上をどうやって作ればいいのかわからない... 1つでもあてはまるメーカーの経営者様へ 国内のメーカーから、「国際的...
Googleショピング広告で新規ユーザーを獲得しよう... 8月3日、消費者調査を手がける、マイボイスコムはスマホ広告に関する調査結果を公表した。 調査結果によると、過去1年以内に広告を意図的にクリックした経験がある人は13.8%と低い。また、スマホ広告が表示されないようにブロック対策をしている人は、15.6%。スマホ広告を閉じたとする人は、37....
海外展開を支援する補助金・助成金制度を知ってますか?... 海外展開や販売を行うときに利用できる「補助金・助成金」についてご存知だろうか? 最近、よく耳にする言葉だ。しかし、その仕組みや内容については、意外と知られていないようだ。簡単に言うと「補助金、助成金」とは国や地方公共団体から支払われるお金のことで、返済の必要が無いものが多く、中小企業経営者に...

タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。