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SNSで大きく成長! アメリカで注目の社会貢献企業

   投稿者 : 2014年6月2日 By

海外ソーシャルメディア関連の最新情報を発信し、最も影響力のある情報サイトと認識されている「Mashable」は、この3月、アパレル企業Sevenlyを「アメリカで最もソーシャルビジネスに成功した企業」に選びました。

決め手となったのは、Sevenlyが実店舗を持たずして、FacebookTwitterTumblrPinterestなどソーシャルメディアを中心に事業を成功させたこと、そして、商品販売を通じて会社の設立目的である社会福祉活動や慈善団体への多額の寄付を実現させたことにあります。

Sevenlyが成し遂げた偉業とは?その事業内容や成長の歩みを詳しく見ていきましょう。

 

「企業の利益とチャリティを同時に実現したい!」をかなえたSevenly

Sevenlyはアパレル企業ですが、たった4人の小さなオフィスから始めて、創業3年で顧客から300万ドル(約3億円)もの寄付を集めました。現在は従業員も33名に増えているとはいえ、まだまだ小規模な企業が、どのようにして社会的インパクトの大きい成功を収めたのでしょうか。


Sevenly

起業のきっかけ

学費を稼ぐために弱冠17歳にしてSNS関連のコンサルティングビジネスを立ち上げたChavesと、企業を経営しながら、SNSにも熱心に取り組んでいたPartridgeは、Partridgeの主催する起業家向けイベントで出会いました。

慈善活動に関心を抱いていた二人は意気投合し、認知度が低いことから資金調達に苦しむ多くの団体への支援を、お互いが熱心に取り組むSNSを通じでできないかと考えました。

オリジナリティの高い社会貢献企業を目指す

二人が目指したのは、単に慈善活動にお金を寄付するだけではなく、なぜその活動が必要なのかを説明することができるような社会貢献型の企業を立ち上げることでした。考え抜いた末にたどり着いたのが、7=Sevenというキーナンバーを用いて自社の社会貢献活動を表現することです。

・1週間ごとに特定の社会福祉活動に焦点を当てる。
・その活動は次の7つのカテゴリー:「安全な飲料水の確保」「医療援助」「人身売買の抑止」「飢餓対策」「災害援助」「貧困対策」「生活困窮者へのサポート」に属しているものとする。
・会社はその活動に関連するTシャツとフード付きスウェットシャツを販売し、1着につき7ドルを寄付する。

とポリシーを定め、会社名もSevenlyとしました。

キリスト教コミュニティからの発信

設立当初は、オフィスは別の企業のクローゼット、発送作業はPartridge家の居間で行うなど、運営面では苦労があったものの、二人の強みであるSNSの知識を活用し、慈善活動へのサポートに熱心なキリスト教コミュニティに企業活動を発信することにより、認知度を広めていきました。

利用したクリスチャンのソーシャルプラットフォームでは、記事をアップすると何百万人もの会員全員に周知されます。こうして、50万から100万ものアクセスが毎月Sevenlyのサイトに流入するようになったのです。

ChavesはYouTubeにも熱心に取り組みます。「我々の活動をCoolだと感じてくれた人がYouTube上でSevenlyのための動画をアップしてくれ、事業開始当時はとても助かりました。30万回も見られた動画もあって、約5万人をウェブサイトに連れてきてくれたのです」とChavesは語っています。

こうしたソーシャルメディアでの発信が功を奏して、第一回目のキャンペーンでは864枚のシャツが売れ、6千ドル(約60万円)以上もの寄付を実行できました。

さまざまなソーシャルメディアを介してさらに成長!

その後の半年程度は販売規模を拡大できなかったものの、デザイナーを新たに雇って商品のバリエーションを増やしたり、流通方法を改善するなどの努力を重ねました。さらに、認知度を上げるため、同社に関心を持つソーシャルメディアのインフルエンサー(他の消費者に対してカリスマ的影響力を持つ人)に関する情報を集めるなどソーシャルメディアマーケティングに取り組みます。今後広まると感じたTumblrPinterestInstagramなどのSNSも積極的に活用し、商品販売数を順調に増やすことに成功したのです。

「人を大切に」というモットー

Sevenlyはフォーカスする活動について説明する動画をアップすることなどにより、同社の顧客やフォロワーに対して、「人を大切にしよう」というモットーを伝え続けており、慈善活動についての個人からの質問にもSNS等で丁寧に答えています。「これからもお客さまと慈善活動とをつなげる役割を果たしていきたい」とChavesは自分たちの活動に誇りを持って語っています。

 

まとめ

今やSevenlyは、壁紙やジュエリー、かばんなど、取り扱う商品も増え、またカリフォルニアには初の実店舗を出店するなどビジネスとしても順調に成功しています。SNSを活用することで、企業の利益と社会への貢献活動を同時に達成したSevenly、SNSの潜在能力を示す、優れた事例ではないでしょうか。<

このブログでは、こうした海外の最新Eコマース情報を定期的にブログで発信しています。 メールマガジンを購読いただきますと、定期的に最新のコンテンツをお届けます。

参考:
How Sevenly Became America’s Most Social Small Business
America’s Most Social Small Business Is

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