私が定期購読しているアメリカのEコマース情報誌IRCEの最新号で、「ECサイトの技術関連(システム開発等)にかける予算として優先度が高いものは?」というアンケート結果が掲載されていたので、今日はアメリカの最新Eコマース情報をお届けします。
ダントツの1位はECサイトのプラットフォーム(=ECサイトを何で運用するか)に費やすコストが一番大きいという事ですね。
その中でもモバイルECサイトについては既にアクセス数でいえばPCの倍がモバイル経由という事もあるので、スマートフォン分野へのECサイトの見た目、スマートフォン向けのウェブデザインなんかはコンバージョン率にかなり影響大なので重要と言えるでしょう。
で、注目したいのが上位にランクしている、Eメールマーケティング。
ここではメルマガのことを意味しているのですが、メルマガは最も歴史の長いEコマースマーケティグ手法として確立されている分野でちょっと古くさいかな、、、と思う人も少なからずいると思います。しかし、結果はEメールマーケティングの方がソーシャルメディアよりも0.1ポイント上回っているので、未だにROIの高いマーケティング手法であることを証明していますよね。
実際、当社もEメールマーメティングはまだ現役だし、Eメールマーケティグはブログやソーシャルメディアと違って、ユーザーと1:1の関係性を構築する事が可能なツールではあるので、ブログに書けないような密の高い情報を提示してユーザーとの信頼性を作るには今のところは最高のツールという事ですよね。
逆に、最も関心の低いのが「ウェブ解析」でGoogle Analyticsの解析ということになると思いますが、これははどの企業でも導入しているはずです。しかし当社のLive Commerce ASP同様、導入例を見ても結果は明らかで、ほとんどが導入で終っていて、Google Analyticsで算出された数字を見るだけで、解析結果を改善し効果測定まで踏み込んでいるのはまだ少ないのでしょう。
私もGoogle Analyticsは1週間に1回は最低見ていますが、経営者が見る数字というのは実は3つしかありません。Google Analyticsでこの3つの数字だけを月曜日に見ておけば、ビジネスは成長しているのか、悪いのかがわかるんですね。ちなみに、3つの数字の変化でその週にやるべき事を私は判断しています。
さらに、Eコマースに費やす予算については
これは今と同じが増やす人が全体の96%で圧倒的多数。
Eコマース予算の中で特にどんな(技術的)分野に対して費やすかについては
新規開拓は当然ですね。
Eコマースは広告に対する費用対効果が完全に計測可能なので、コンバージョン率の改善についてもランディングページの改善や、チェックアウト周りのウェブデザイン、ユーザビリティーなどは改善ポイントとしてのリターンは価値が高いのでしょう。
ざっと以上ではありましたが、こうした結果を参考にECサイトの改善や投資の参考にしてみてください。8月1日の懇親会でもこうした情報共有はさせていただきますので、是非ヤフオク海外販売の説明会もご覧下さい。