今月、eBay の2014年第2期のフィナンシャル結果が発表されたことを、皆さんは確認されたでしょうか。今回の結果はeBayにとって、善い点もあれば悪い点もあったわけですが、eBayを通してEコマースを行っている方には、この結果から時代に沿った戦略を見出すことが出来るのではないかと思います。
総合販売の成長率は期待されていたものの8%上昇と低い結果ではありましたが、その中でも気になるデータが幾つかありました。
一つは、総合販売の成長率よりも、売買された商品数の成長率が9.5%上昇と高かったことです。これは、低額商品の遣り取りが増えてきている現在の傾向を伺えます。もう一つは、Top Rated Sellersで売買された商品の割合が史上初の50%まで上昇したことでしょう。他にも、国際売買(26%)、Free shipping(無料配送)の商品(56%)、そしてFixed Price(固定価格)(19%)といった結果で上昇しています。
その一方で、オークション式販売が7%に下がったという結果も見られました。
総合販売成長率が下がったといっても、この結果を出した第2期に“390万人の新しい買い手”がeBayを利用し始めたそうです。何よりも、eBayが今後も盛況することを示している数字でしょう。こうした結果を受け、eBayは競争がより激しくなってきたEコマースに応じるため、モバイルコマースやソーシャルコマースを推進していくと発表しています。
こうしたeBayの結果を見ても分かるように、一つのサイトのみで事業運営している場合、利益は不安定になる可能性があります。
したがって、自身のEコマースを様々なサイトに分散して商売した方がいいでしょう。eBayの中であれば、盛んに行われているFixed PriceやFree Shippingのオプションは意識すべきです。
そして、国際売買(海外対応)やモバイルコマースは、今後大きな役を演じることになるのは間違いありません。自身の事業が、これからの展開と流れに応じられるよう、常に流行り廃りを確認し、時代に合わせることで更なる成功を見込むことが出来るでしょう。
最初期から現在まで、eBayは大きな変化をとげてきました。常に進化し、時代の変化に合わせる企業努力をしてきたということでしょう。
今後も変容と成長をしていく過程で、eBayにおけるEコマースの在り方を意識し、あなた自身も最善策を取りましょう。
参考:
http://ebaystrategies.blogs.com/ebay_strategies/2014/07/ebays-q2-2014-results-a-seller-oriented-deep-dive.html
http://blog.ebay.com/ebay-inc-earnings-q2-2014-twitter-session-cautionary-language/
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