オウンドメディアは必要ない?「分散型メディア」とは?

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Webマーケティングの世界では、オウンドメディア(自社Webサイト)を使った集客という方法が一般的だ。つまり、コンテンツを自社サイトやブログなどに掲載し、トラフィックを集めるという方法だ。
一方、アメリカではそのコンテンツを自社サイトではなく、Facebook、Twitter、Instagramなどのプラットフォームに掲載する「分散型メディア」と呼ばれる新たなマーケティング戦略が台頭し始めている。
今回はこの「分散型メディア」のメリットなどについて見ていこう。

 

そもそも「分散型メディア」とは?

「分散型メディア」というのは、自社Webサイトを持たず、他社(Facebook、Twitter、Instagramなど)のプラットフォームにコンテンツを掲載、配信することで、コンテンツの拡散を意図したものだ。
分散型メディアの発想はシンプルで当然、起こり得るものだった言える。なぜなら、ビジネスモデルさえ構築されていれば、自社Webサイトでなくても、他社プラットフォームを使い、直接、コンテンツを掲載、配信したほうがユーザーにとってはいちいちサイトに訪問する必要がなく、便利である。
また、分散型メディアの主流は動画のようだ。直感的にある程度の情報量を伝える手段として適したメディアが動画であるからだろう、Tasty、NowThis、デリッシュキッチンなど、動画を中心に配信されるものが多い。

図01

 

図02

 

 

アメリカの代表的な分散型メディアNowThisとBuzzFeed

 

NowThis

NowThis_site

NowThisは自社サイトを持たずに、各種ソーシャルメディアに最適化した動画コンテンツを配信しており、2012年にスタートした。2015年には、PCサイトを閉鎖し、各プラットフォームをベースに分散型のコンテンツ戦略を実施している。
配信されているのはFacebook、Twitter、インスタグラム、Tumblr、Snapchat、YouTubeなどで、1日あたり50本から60本の動画ニュースコンテンツを配信している。サイトにアクセスすると、そこには「ホームページはもう古い」と挑発的な言葉がある。そして、各プラットフォームのフォロワーは以下のようになっており、コンテンツは若者層に支持され注目を浴びている。

  • Facebook:330万人
  • Twitter:38万人
  • Vine:43万人
  • Instagram:24.5万人

 

 

BuzzFeed

BuzzFeeD

BuzzFeedは2006年にニューヨークで創業したソーシャルニュースのメディア企業である。
「分散型メディア」の先駆けとして、膨大な月間PVを獲得している、BuzzFeedはFacebook、Twitter、Pinterest、InstagramといったSNS上にニュース記事を配信し、現在世界に12のエディションと18のオフィスがありグローバルに展開している。
2015年8月、Yahoo Japanをローカルパートナーとして迎え、ジョイントベンチャーでBuzzFeed Japanを立ち上げると発表した。

 

「分散型メディア」のメリット、デメリット

「分散型メディア」とは自社サイトを持たないで集客するという新しいマーケティング手法と言えるが、そのメリット、デメリットもおさえておきたい。
まず、メリットとしては、自社Webサイトの維持コストが最低限に抑えることができる、もしくは必要なくなるという点である。また、自社サイトが主ではないので検索エンジンのアルゴリズムの変化や、検索結果に重要性がなくなる点などがあるだろう。
デメリットしては、Facebook、Twitter、Instagramなど各々のプラットフォームに適したかたちでコンテンツを編集、掲載しなけばならない点。そして、いろいろなプラットフォームにコンテンツを掲載する必要があるため、内容に統一性がなくなり、ブランド構築が難しい、などがある。

 

まとめ

今後は、分散型メディアは普及し、コンテンツマーケティングの手法も変わってゆくだろう。しかし、全てのオウンドメディアが無くなる、無意味になるということはないであろう。
また、分散型メディアのコンテンツ価値を高めることで、オウンドメディアの価値も高まるという可能性もある。今後の「分散化メデイア」の動向に注目して行きたい。

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