フランスの靴下専門ECによる、虹色のウェブデザイン

日本国内における、靴下専門のオンラインストアといえば、まず思い浮かべるのがTabioでしょうか。同社のECサイトを見てみると、1列4枚のサムネイル画像を掲載し、各画像に “コンテンツ”を持たせています。例えば、「浅野忠信コラボ」や「オシャレ読モの足もとコーデ」などです。しかし、多数の企画を生み出すマンパワーが前提となるため、中小企業では中々難しい取り組みですね。

靴下専門ECのArchiduchesseは、フランス製のカラフルな靴下を全面に押し出し、商品力とシンプルかつ美しく仕上げたウェブデザインを強みに業績を伸ばしています。ホームペー ジに並ぶ1列4枚の商品サムネイル画像は、まるで虹の移り変わりを表現するかのようにカラーコーディネートされています。左上から順に、赤、ピンク、紫、青と徐々に色を変化させて、視覚的に楽しみながら商品を選ぶことができます。サイト全体の統一感にも配慮が行き届いていて、右上にある買い物カゴの色調は、最初に目に入る赤・ピンクの商品画像と揃えられています。


商品画像の下にはサイズを選択するタブがあり、これらのタブも各商品の色彩と揃えることで、違和感がありません。それと同時に、サイズの在庫状況も一目でわかります。選択したサイズの在庫がない場合は事前にタブが引き戻されており、在庫がある場合はワンクリックで買い物カゴへ投入されます。さらに、サイドバーへ掲載されているサイズをクリックすれば、在庫ありの商品だけがサイト上へ展開されます。細かな気遣いですが、便利で使い勝手の良い機能です。
商品画像そのものをクリックすると、各商品の詳細情報ページへ飛びます。そこには、靴下が木材と一緒に写った写真、人が靴下を着用した時の写真、ブランドタグが付いたままの靴下の写真が掲載されています。それらは、昨今のECでよく見られるように、商品画像を極端なまでにクローズアップさせたりはしていません。Archiduchesseが抱く、商品力への自信を感じ取れます。また、サイトの最下部となるフッターには、各ソーシャルメディアへの連携をモノトーンの可愛らしい画像で紹介しています。このような心遣いが、ユーザーに企業側との距離感を感じさせないのでしょう。

Archiduchesseは2006年にブランドを立ち上げ、2009年にウェブサイトをオープンしています。同社は設立以来、顧客とのコミュニケーションを非常に重視してきており、自社ブログでも売上情報を毎月公開してきました。なお、2013年3月は、売上4万860ユーロ、販売 数6508本、新規顧客578人、Facebookのファン1万5215人、Twitterのフォロワー2760人 となっています。
(参照: http://www.archiduchesse.com/blog/2013/15847/bilan-mars-2013/ )
Archiduchesseは、サイト全体を通して“商品の顔の見える”デザインに仕上がっています。ト レンディで快適なサイト設計でありながら、身近な雰囲気を醸し出しています。「自社商品 の魅力を伝えられるウェブデザインとは?」。そんなことを改めて考えさせられるECサイトです。

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