
今や国民の2人に1人がスマホを保有する時代。機器のスペックも向上し、動画も容易に楽しめるようになりました。こうした流れのなか、モバイル端末向けの動画広告が続々と発信されており、閲覧者もこれまでにないスピードで増加しています。
そこで今回は、モバイル動画広告のプラットフォーム例や作成ポイントなど、そのトレンドにスポットを当ててご紹介します。
まずは、モバイルを意識した動画広告のプラットフォームを2つご紹介します。
1つめは、Twitterが現在テスト中の動画広告プログラム「Promoted Video」です。Promoted Videoは、非フォロワーのタイムラインにも表示される広告ツイート「プロモツイート」のかたちで、ワンタップで再生可能な動画広告を配信するサービスです。今年の初めに、ワンタップで再生できるタイムライン上の動画Twitter Video Cardをテスト導入したところ、従来よりも高いエンゲージメントと再生回数を記録したこともあり、Promoted Videoが一部の広告主に提供されることになりました。
Promoted VideoはCM付きの動画をツイートするTwitter Amplifyプログラムの延長として提供され、動画解析ツールを利用することもできます。課金は動画が再生された時にのみ発生するCPV(Cost Per View)方式です。Twitterは導入の理由を、より多くの動画コンテンツをタイムライン上に提供することで、Twitterをもっとリッチで魅力的なものにしたい、と述べています。
国内最大級のキュレーションマガジン「Antenna(アンテナ)」は、国内200以上ものメディアと提携し、毎日良質な記事を提供しています。パソコンやタブレットなどでも閲覧できますが、スマホからの利用者が7割を占めています。Antennaは、面白い読み物=記事体広告のかたちで自社のメッセージをユーザーに配信しており、広告を広告として意識させないスタイルで人気を集めています。
antenna
この「Antenna」が動画広告プラットフォームとして提供している「CMライブラリ」では、クライアント企業が広告動画を無料で投稿することができます。テキストでCMの見どころを紹介したり、コンセプトを説明したりしながら、ユーザーを自然なかたちで動画視聴に導くことができます。
このようにモバイル端末をターゲットにしたプラットフォームも増えるなか、動画広告を作成するにあたってどんなことに気をつければよいのでしょうか?
米国のモバイルマーケティング協会がまとめた、ヒットする動画広告の5要件をご紹介します。
1 ちら見せで関心を引く:商品などに関する情報を少しだけ見せることで、よりユーザーに関心をもってもらうことができる。
2 ユーザーを引き込む工夫:動画をビジュアルとして魅力的なものにするだけでなく、再生中に動画が途切れたり停止したりすることが無いように、テクノロジー面でもユーザーが離反しないように工夫する。
3 内容を詰め込みすぎない:CM全体に一貫したテーマやメッセージをちりばめることは大切ですが、あくまで自然なかたちで表現すること。メッセージ色が強すぎるなど、やりすぎは禁物。
4 「心」に訴えかける:自分のモバイルに愛着を持っているせいか、テレビCMやPCで動画を見るよりもモバイルで見る方が、ユーザーは興味・興奮を感じやすい。人物を中心にすえて感情移入しやすい場面を作る、といった心理的な効果を活用する。
5 広告媒体ごとの「機」をとらえる:他のさまざまな広告媒体に比べて、モバイルの動画広告ではそこで初めて商品やブランドと出会うユーザーが多いはずなので、イチ押しの商品だけをブランドイメージに乗せて登場させる、など、初見のユーザーに興味を持ってもらえる内容を心がける。
以上のような5つのポイントに気をつけながら、モバイル向けの動画広告を作成してみると、ユーザーの心を今よりさらにグッとつかめるかもしれません。
参考:
Mobile video ad trends: 5 steps to success
Twitter が動画広告Promoted Video をテスト開始。ワンタップ再生可能な動画をプロモツイート
Twitter Tests Promoted Video for Advertisers
2014年はスマホ動画がトレンド!?200万ユーザー超えの「Antenna」に動画広告が登場。