« ブログのトップページに戻る

説明なしでもわかる? マイクロインタラクションとは

   投稿者 : 2017年10月11日 By

イメージ画像

これからのWebサイトデザインの方向性は「内容(コンテンツ)の充実」と「体験の向上」にあると言われている。それらを実現するひとつの解は、「ヒューマンセンタードデザイン(人間中心デザイン)」という思想である。
そして、ヒューマンセンタードデザインのアプローチの方法として、マイクロインタラクションという手法が取られている。このマイクロインタラクションを手法を採用すれば、ユーザーとの距離は近くなり、サイト離脱率を下げるだげではなく、サイトの印象が高くなり、再訪問率の向上にもつながるだろう。
今回は、今年も注目されている、マイクロインタラクションのポイント、注意点など見て行こう。

 

●マイクロインタラクションの定義

マイクロ インタラクションとは、「ヒューマンセンタードデザイン(人間中心のデザイン)」と呼ばれるデザイン手法のひとつであり、今どのような状況で、次にどのような行動をすれば良いかを直感的なUIで伝えることを目的としたものだ。
「マイクロインタラクション」という言葉はDan Suffer氏の著書では、 ある作業をひとつだけこなす、最小単位のインタラクション(機器とのやりとり)を意味し、UI/UXデザインの神が宿る細部が出典とされている。
また、Dan Suffer氏は、

  • スイッチを押すと、部屋の電気が点く
  • スマートフォンのボタンを切り替えると、アイコンが画面に表示され、マナーモードになる
  • ダウンロードボタンを押すと、残り時間がポップアップで表示され、完了したらポップアップが閉じる
  • トースターにパンを入れて開始ボタンを押すと、焼き始め、完了したら食パンが飛び出す

上記のような様々な動作をマイクロインタラクションと名付け、定義している。
マイクロインタラクションを直訳すれば「とても小さなやりとり」という意味になるが、Webサイトやスマホアプリを作るうえで共通に考えられる内容であり、ユーザーが使用する様々な瞬間に関連する。
今やマイクロインタラクションは設定の変更時、データやデバイスの同期時、アラームの設定時、パスワードの選択時、ログイン時、ステータス・メッセージの設定時、『いいね』や『お気に入り』などをクリックする時など、様々なシーンで関わっている。

 

●マイクロインタラクションの基本的な4つの構成要素

マイクロインタラクションを実現するには4つの構成要素をおさえる必要がある。
トリガー、ルール、フィードバック、ループとモードの4つっである。

①トリガー

トリガーとはユーザーにアクションを促す要素であり、ユーザーに「気づきを与える要素」を指す。アプリを初めて使うユーザーからすれば、使い方が分からないので、まず何をすればい良いか伝える内容は重要なトリガーである。
例えば、Twitter上に「新しいツイートがあります」の表示や、メッセージ受信時にチャイムが鳴るなどである。

②ルール

ルールとはトリガーによって引き起こされた一連の処理、動作などを定義したもの。 ユーザーがボタンをクリックした時、何ができて何ができないかをルール付けすること。
詳細内容としては、複雑なものにしないことや同じトリガーには同じ動作にするなどがある。

③フィードバック

フィードバックは、ユーザーが何か実行した時、処理が始まった時、処理が実行中の時 、さらに処理が終わった時、ユーザーの理解を助けるための視覚的、聴覚的、触覚的な要素を指す。
例えば、ユーザーがパスワードの入力を間違えた時、フォームが横揺れするなどである。

④ループとモード

ユーザーの行動に合わせた、より大きなメタ・ルールと呼ばれ、 ループとはその動作を繰り返し行った場合の定義を意味し、モードとはルールが2股以上に条件分岐する場合の定義。モードは極力少なくするのがモードの注意点である。
facebookを使用して1年経つと1年を振り返る動画を作って知らせてくれるものなどがある。

 

●マイクロインタラクションの事例

入力フォームの内容を全て入力しないと購入ボタンを押すことができないマイクロインタラクションの例。

 

ハンバーガーメニューは気づかないことが多く、ユーザー体験の低下につながる。
このマイクロインタラクションはハンバーガーメニューを押すとどうなるかを気づかせることができる。

 

このマイクロインタラクションは直前のコンテンツを折りたたみ、次のコンテンツが表示されるというもの。
直前の情報は保持されたまま、次の情報が表示されるアニメーションである。

 

●マイクロインタラクションのメリットは?

マイクロインタラクションのメリットは大きいといえる。それはユーザー視点、ユーザーファーストに立って設計されるべきものだからだ。
マイクロインタラクションはユーザーがボタンをクリック前、クリックした時に、何らかのフィードバックを与えることにより、ユーザーを手助けしてくる。
そして直感的でわかりやすくユーザーを導く点にある。
以下にマイクロインタラクションのメリットをまとめた。

  • 新しいサービスでも、説明がなくても利用してもらえる
  • 操作ミスを少なくすることができる
  • 継続的なサービスの利用に繋げることにできる

 

●マイクロインタラクションで注意すべきこと

マイクロインタラクションは、ユーザーにアクションを促すアニメーションが重要な要素となるが、制作しているとアニメーションの動きの美しさに固執しがちになってしまう。
アニメーションはユーザーにとっては使いやすさ向上のためのもので、美しいかどうかは問題ではない。美しい動きに固執すると動きに時間を用し、ユーザーにとっては困惑するばかりだ。動きはシンプルに、単一な動きで構成する必要がある。
マイクロインタラクションを自身で作ろうとすると、つい、ユーザー視点を忘れがちになる。マイクロインタラクションの構造を理解し、ユーザーにとってストレスなく、心地よく使えるものになっているか。その都度、ユーザー視点で動作確認しながら設計することがポイントである。

 

●まとめ

Webやスマホアプリに限らず、プロダクト製品やサービスでも、UXを改善するうえで、マイクロインタラクションは重要な手法と言える。
そして、マイクロインタラクションは、ユーザーの日々のインスタラクションに対し、小さいが楽しい瞬間を作ることができる。
ユーザーストレスを少なくし、UI/UXを向上しサイトクォリティをあげる。マイクロインタラクションは今後、さらに継続され、増えてくるだろう。

 

出典:

 

関連する記事

新しく立ち上げたEコマースサイトに人を集めるには?その1... 新しくEコマースサイトを立ち上げる場合、できることなら初めからたくさんの人を集めて、手ごたえのあるオープンにしたいものです。そこで、2回にわたって、さまざまなメディアを使ってトラフィックを増やす方法をいくつかご紹介したいと思います。 ユーザーへのアクセスを増やそう トラフィックを増やすには、...
おさえておきたい! WEBサイトリニューアルのポイント8つ... WEBサイトを運営していると、いろいろなところの問題点が明らかになり、その都度、変更、修復することとなる。WEBサイトはサイトの変更や修復など、その都度、調整できるところが良いところでもあるが、10年もの月日が経つと、デザインの問題であったり、情報が増えすぎ、整理ができなくなったり、そして、ます...
日本でも続々登場!ファッション系ECサイト... ファッション好きの人にはたまらないEコマースサイトが日本でも登場しています。今回は、それぞれのユニークな発想が、異なったターゲット層の人気を集めている点を見ていきましょう。 1. iQON:ファッション界のPinterest iQON(アイコン)は、150万件以上のアイテムから自分...
買い手が嬉しくなるパッケージのコツを紹介... 購入した商品のパッケージ、気になりませんか?買い物をした後、レジ袋に何気無く目をやってみて可愛らしいキャラクターのプリントが見えたら、何となく良い気分になりませんか? 人によって包装を気に掛ける度合いが違えど、包装に気を使うことで商品や売り手の企業への印象が変わるということもあるはずです。 そ...
ebay.comで人気の日本の商品を調べてみた(2016−JUNE)... 前回2015年12月にも行ったが、今回も引き続き、世界的に有名なオークションサイトebay.comではどんな商品が売れているか? 6月8日にキーワードを"japan"として約300点ほど調べ、グラフ化した。ただし、調べる日時によっては内容に差異があることを了解いただきたい。 ...
中小企業に必見!Black MilkにみるPinterest活用術... 2009年にオーストラリア人の青年が立ち上げたレギンス及び衣料品メーカー「Black Milk」は、SNSでファンを獲得することにより、今や世界中に商品を販売する人気メーカーに成長しました。 Instagramでは75万人のフォロワー、Facebookでは60万もの「いいね!」を獲得している...
このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。