2016年9月時点のブラウザシェアを調べてみた。前回、6月では世界のディスクトップシェアではIEが3位に下降し、Firefoxが2位に上昇した状況となったたが、その後、Windows 10のEdgeがどこまでシェアを伸ばしてくるかが、今回の押さえどころでもある。
掲載に使用したデータは「StatCounter Global Stats」の
2016年8月1日〜9月の内容をグラフ化したものである。
Chromeが41.56%とトップは変動なし。IE、Firefoxは減少傾向が続いている。Safari、Edgeは僅かだが上昇している。Windows 10の普及とと’もにEdgeは前回3.37%から5.28%に上昇した。
世界はますますChromeが独占している。前回Chromeは60.84%から62.4%に上昇し、2位以下を大きく引き離している。Firefoxはほぼ変わらずだが、3位のIEが10.71%と下降傾向である。
MicrosoftのEdgeはWindows 10の普及に伴い2.25%から3.09%と上昇している。いずれにしても、Chromeは上昇し、この成長傾向は衰えることはないようだ。
日本はipadのSafariが前回の70.75%から75.11%と上昇している。その分、Android、Chromeがさらに減少。タブレットにいたっては、Safariの独占状態が続いている。
世界の状況もタブレットブラウザにおいては日本ほど極端ではないが、1位がSafariが60.49%、2位がChromeが19.74%、3位がAndroidが15.36%%と微妙な変化はあるが基本的には変わっていない。
日本のスマートフォンシェアは相変わらず、iPhone(Safari)が68.57%と、さらに前回より上昇している。日本ではsafariの独走状態は相変わらずである。
Chromeも18.2%と微量に上昇したがその分、Androidの6.25%、Samsung Internetの2.95%と減少した結果となっている。
世界的にはデスクトップのブラウザシェア同様、Chromeが少し上昇し、38.56%とトップである。変動は2位以下に見られた。UC Browserが15.7%と減少、3位に下降し、iPhone(Safari)18.36%と2位に上昇した。
UC Browserは、アプリ内の言語こそ日本語には対応していないが、中国製で高速通信が特徴のブラウザアプリである。
今回は、Microsoft Edgeのシェアが微増しているところが特徴だったが、世界的なディバイス毎のシェアではタブレット以外は、Chromeの独占状態が続いている。こうなるとブラウザチェックはChrome、Safariあたりだけで十分という感がないでもない。
Chromeはデスクトップ、スマートフォン、タブレットという各々のデバイスに対してもシームレスな連携、同期が可能であることから、Chromeを主ブラウザとして使うユーザが増えているものと見られる。
また、Chromeは今月、9月にはChrome 53がリリースされ、以前から言われていた「Flashを段階的に排除」の動きは前進しており、ウェブページ解析などのためにバックグラウンドで稼働するFlashはブロックされ、HTML 5が使われるようになった。
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