« ブログのトップページに戻る

越境ECは今年も成長、拡大するだろう!(ebayのアンケートから)

   投稿者 : 2016年4月11日 By

イメージ画像

越境ECは右肩上がりの拡大、成長を続けており、6世界の6大市場(英国、米国、ドイツ、北欧諸国、オランダ、フランス)における越境EC の市場規模推計(2013 年)によると250 億US ドルであるが、2020 年にはその約5.2 倍に相当する1300 億US ドルになると予測されている。
そのような中で先日、4月5日、イーベイ・ジャパンは、「国内における越境ECのイメージおよび浸透度」の調査結果を公表した。この内容によると、越境EC出店者は「日本では売れない商品が、海外では売れる」、「日本よりも高い価格で販売できる」などに出店のメリットを感じているという現況が明らかになった。
今回は、このイーベイ・ジャパンの調査結果を紹介し、越境ECの現況を探ってみたい。

 

1.越境ECを始めた理由は?

越境ECを始めた主な理由については、1位は「日本では売れない商品が、海外では売れる」47.6%、2位「日本よりも高い価格で販売できる」46.6%、3位購入者が日本より多い」40.8%となっている。
日本と海外ではニーズや嗜好の違う点が大きいのと、日本では人気が無い商品でも海外では売れる可能性があることだろう。特にクールジャパン商品は海外では人気が高いし、国外のパイは日本より大きいなどメリットが多いといえる。

図表01

 

2.越境ECの出店国はどこですか?

出店する国のトップはアメリカの64.1%(前年と比べ‐3.9pt)で、2位は中国の53.4%(+6.8pt)、3位はアジア地域(中国以外)の51.5%(+11.7pt))(以下図表を参考)という結果だ。
中国や特にアジア地域は前年調査と比較して11.7%の伸びており、注目度が高い。今後は中国も含めたアジア諸国の出店が増加することが予想される。

図表02

 

3.越境EC出店をしてみたいと思いますか?

国内でEC出店しているが、まだ、越境ECは行っていない方(n=335)に対して「越境EC出店をしてみたいと思いますか」という問いに対しては、55.6%が「出店してみたい」もしくは「やや出店してみたい」と回答し、半数以上が越境EC出店に前向きに取り組みたいと考えているようだ。これに対して、「出店したくない」「あまり出店したくない」と越境ECへ抵抗を感じている方は22.4%となっている。
抵抗感の利用としては、各国の言語理解がないためコミュニケーションが取れない、決済が信頼できない、配送が出来るか不安、トラブルが生じた際にサポートが十分ではないなどの不安要素がその理由のようだ。

図表03

 

4.越境EC出店に対して抵抗があるか?

国内でEC出店しているが、越境ECは行っていない(n=309)へ、「越境EC出店に対して抵抗があるか」との問いに対し、「抵抗なし」は37.5%、「抵抗あり」は62.5%となっている。

図表04

 

「抵抗なし」回答者の代表的な意見(一部抜粋)

  1. 今はネットの普及も著しくセキュリティもしっかりしていて安心。日本で売れなくても海外で高く売れる可能性がある。
  2. トラブルに関しては国内も外国も差異は感じない。
  3. 他社も続々と出品しているので。

 

「抵抗あり」回答者の代表的な意見(一部抜粋)

  1. 各国の言葉がわからないので相手とのコミュニケーションを取れる自信もない。
  2. 決済に信頼ができない。配送が出来るか不安。
  3. トラブルがあった時に十分なサポートが受けられないイメージ。

 

 

まとめ

世界のEC市場規模は158兆円にも達しており、この数値は日本の約12倍である。この数値は、今後ますます、増加傾向にあると言え、それに伴い越境EC市場も拡大、成長することは明らかだろう。
今回のイーベイ・ジャパンのアンケートから分かることは、越境ECへの転換、参入を望んでいる潜在的ニーズは高いが、まだ、実際に海外に出店として踏み出すには、超えなければならないハードルがいくつかあり、躊躇しているという姿だ。越境EC参入、転換の鍵は、それらハードルを少しでも低くすることがポイントのようだ。

出典:PR TIMES | プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1 イーベイ・ジャパン株式会社のプレスリリース(2016年4月5日)

関連する記事

エコシステムをご存知ですか? エコシステムとは、経営やIT分野の新語で、複数の企業が商品開発や事業活動などでパートナーショップを組み、互いの技術や資本を生かしながら開発業者、代理店、販売店、宣伝媒体、さらに消費者や社会を巻き込み、業界の枠や国境を越えて広く共存、共栄していく仕組みのこと。本来は、生物とその環境の構成要素を1つ...
製造業の「海外進出」「海外展開」について... 皆さん こんにちは。 これから、「日本の製造業」そして製造業の「海外進出」「海外展開」についてお話をしていきたいと思います。 本題に入る前に少し私のことをお話しさせてください。 私の前職は、生産設備や産業機械向けにマイクロコンピュータを利用した機器、コンポーネントを開発・製造・...
第22回 越境ECセミナー 3/1 日本郵便株式会社 九州支社では3月1日、JR博多シティ会議室にて「越境ECセミナー」を開催する。 セミナーではデジタルスタジオの板橋憲生氏(Discovery japan事業統括長)、関口朋宏氏とペンシルの板倉美佳氏(代表取締役社長)を講師に招き「Discovery japanモールの実績...
越境ECで成功するためには 日本ではインバウンド需要の増加とともに越境ECムーブメントとも言える現象が起きている。 越境EC事業者向けのセミナーが多く開催されたり、越境ECサイト構築のための新しいサービスが登場したり、日々様々な独自サービスが開発され提供されている。 今や、これらサービスを使えば、誰でも簡単に越境E...
イギリスのトップEコマース500社 Internet Retailing社は最新のイギリスのトップEコマース500社を発表、イギリスでは、AO, Argos, Holland & Barrett, Topshop やNext などが最大手となる。 この毎年実施されるランキングは今年で3回目で、特にクロスボーダーや様々な...
フランスの越境EC、Eコマース事情 先週5月12日、フランスはパリでテロと思われる事件が、さらに、インドネシアでも「イスラム国」系の犯行と思われる事件があった。痛ましい限りだが、フランスでは今、結束してテロ撲滅とテロに屈することのなく、戦う姿勢を内外に示している。 フランスといえば、観光立国でもある。インバウンドでは年間観光...

タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

今なら海外展開の為の成功BOOKを無料ダウンロードできます。是非この機会にお読みください。