E-コマース ヨーロッパのトラストマーク認証制度

イメージ画像

Ecommerce Europeは、消費者、販売者を保護、Eコマース業界をさらに活性化する目的もあり、2015年9月にトラストマーク認証制度を導入した。その結果、ヨーロッパ国内参加国が増え続け、Eコマース業界ではウェブサイトに必須のマークとなりつつある。
Eコマース協会関係組織は、このEcommerce Europeと提携しヨーロッパのトラストマーク認証制度に参加している。現在の参加国はスペイン、オランダ、ドイツ、ベルギー、アイルランド、フィンランド、デンマーク、イタリア、ポルトガル、ギリシャ、チェコである。このメンバーは無料でEcommerce Europeより様々なサービスを受けることができる。

 

●ヨーロッパでのトラストマーク認証制度

ギリシャは、昨年の11月にEcommerce Europeのトラストマーク認証のメンバーに新規参加、ヨーロッパのEコマースのメンバーは日々増加傾向にあり、ヨーロッパ全体のマーケットを強化していくことに繋がるだろうとEcommer Europeの事務局長はコメントした。
現在、10000万社がこのトラストマークの使用を認められており、今年から、さらにギリシャをはじめ様々な国からの参加が予定されている。
現在確定しているのは、ノルウェー、フランス、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、さらにナショナルEコマース協会の参加により、メンバーはさらに倍増すると予測されている。
これを受けて、現在、Ecommerce Europe は、少なくとも2018年まではトラストマークの会員料金を無料にしている。
ヨーロッパ

●トラストマーク認証制度の利点とは?

このトラストマークの目的は、消費者が安心して買い物ができることにあり、様々なオンラインショップの中でもこのマークがあるショップは、正規に登録されている業者であることから詐欺などにあう心配もいらない。
この正規品保証マークをクリックすると消費者保護に関する内容,業務規範が明記されている。さらに、トラブルが発生した際、カスタマーサービスがない小規模で正規品保証マークのある会社は消費者に対してサービスセンターにて無料でクレーム報告ができるオプションを与えられることになっているから安心だ。

ヨーロッパのトラストマークサイト:https://www.ecommercetrustmark.eu/
トラブル発生時のクレーム :https://www.ecommercetrustmark.eu/for-consumers/
カスタマーサービス +32 (0) 2 502 31 34

 

●利用者の感想

●Vodafone オンラインプログラムマネージャーDavid Carro氏

「Vodafoneにとって顧客の信用を得ることがもっとも重要だと考えている。このトラストマーク認証制度によって我々も自信を持って製品、サービスの品質を保証でき安心感を与えられることは弊社にとって顧客満足を高められることに繋がるのでとても良いと思います。」

●Tony Kealys 社長 Paul Kealy氏

「このトラストマークは消費者が安心して海外のサイトでもショッピングができることを目的に発足されたもの、アイルランド及びEUの規範に基づき、一定の基準を満たしていることがメンバーの条件であるため信用度が高い。最新の2016年の報告書によると、ヨーロッパのEコマースのマーケットは5兆1千億ユーロ、イギリスのオンラインマーケットだけでも1570億ユーロと市場は急速に拡大している。」
「これは、本国アイルランドの販売業者がトラストマーク認証制度によって国際的に認められた会社となり、マーケットを拡大できるチャンスである。例えば、オランダでは90%の消費者はオンラインショッピングをする際にこのトラストマークががあるかを確認してから買い物をするというくらい認識が高い。」
「また、アンケート調査でもヨーロッパでのオンラインショッピングでは、信用度の高い会社のウェブサイトで購入するとう回答が26%も増加しており、人々の安全性の意識が高まっていることから、このトラストマークは今後必須となるだろう。」

●Masaltos Eコマース部門 Antonio Fagundo氏

「このトラストマークは他の販売業者との差別化もでき、会社が公的機関に認証され、安全にショッピングできることを示している。このトラストマークのメンバーに参加することで信頼性が高まり売り上げ増に繋がっていくと思われる。」

 

●まとめ

トラストマーク認証制度
上記のように、すでにヨーロッパ各国ではその国独特ののトラストマーク協会があり、Ecommerce Europeが提携することにより、今後のヨーロッパのEコマース業界には欠かせないマークとなりそうだ。
オランダのEコマースでは、ナショナル協会thuiswinkel.orgのメンバーになると自動的にEcommerce Europeのトラストマークの利用ができるという仕組みになっている。
ターゲットカスタマーが認識するトラストマークをウェブサイト上で表示することはこれからのEコマース業界にとって欠かせないことだと思われる。 何かトラブルが発生した時に、クレームできる場所があれば、安心して買い物ができる。
消費者は今後そのトレードマークを確認してからショッピングするかを判断することになるだろう。

関連する記事

越境ECはIT補助金で始める この度、デジタルスタジオは「平成30年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業」において「IT導入支援事業者」に認定された。 「IT導入支援事業者」とは、中小企業・小規模事業者様に対して「ITツール」を販売し、経済産業省が公募するIT導入補助金の申請のサポートを行える事業者である。 当...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2017.March)... 日本政府は、国の成長戦略の1つとして2020年までには、中堅・中小企業の輸出総額を2010年度比の2倍にするとの目標を掲げている。 そのため、今年はさらに、国、地方自治体は海外販売、海外進出を行おうとする企業に対してさまざまな支援、サポートを積極的に行おうとしている。その一例が補助金・助成...
越境ECで海外発送する際のポイント 海外に商品を発送するには日本郵便のEMSや、ヤマト国際宅急便、FedEx、DHL、UPSなどを利用するのが一般的である。その他にも、海外に商品発送する代行サービスを利用すれば、配送に関する不安を軽減されるだろう。 今回はこの海外に商品を発送する際のポイントについて見ていこう。  ...
押さえておきたい! アメリカEC市場の新たな潮流... 5月25日から4日間の日程で、アメリカ大統領トランプ夫妻は元号が令和に変わって初の国賓として来日した。2017年1月の大統領就任以来、安倍首相との会談は11回目となる。 重要な日米首脳会談では、貿易摩擦と北朝鮮問題について話し合ったが、会談での共同声明などの成果文書はなかったようだ。しかし...
不況に強く最も利益率の高いビジネスとは?(海外版)... 例えば、数字に強い貴方ならきっと利益率の高いビジネスがスタートできるはず。年間売り上げ1千万円以下の会社16000社を対象に行われた調査では、特に税務会計に関するサービスは小規模ビジネスの中で最も利益率が高く純利益率は18.4%で1位、さらに、不動産会社は15.2%、法律事務所14.5%、開業医...
越境ECは今年も成長、拡大するだろう!(ebayのアンケートから)... 越境ECは右肩上がりの拡大、成長を続けており、6世界の6大市場(英国、米国、ドイツ、北欧諸国、オランダ、フランス)における越境EC の市場規模推計(2013 年)によると250 億US ドルであるが、2020 年にはその約5.2 倍に相当する1300 億US ドルになると予測されている。 そ...

タグ: , ,

コメントをどうぞ