
コンテンツマーケティングは、ECサイトを運営するうえで最も重要な課題だ!と認識されている経営者の方は多いと思います。しかしながら、何から手をつけてよいのかよくわからない、という方も多いはず。今回は、効果的なコンテンツマーケティングを導入するための一例を、3ステップでわかりやすくご紹介します。
優れたアイデアはコンテンツマーケティングの戦略を立てる上で重要ですが、思いつくままいろんなアイデアを試すのは得策ではありません。まずは1つ、コアになるコンテンツを作成することに集中しましょう。価値の高いキーコンテンツとは、自社の理念や商品コンセプトなどが凝縮され、かつ顧客の知りたい情報がたくさん詰まっているものです。会社が顧客に提供できる最も重要なものを核として、顧客に伝えたい情報を発信するようなキーコンテンツを構築すれば、別のフォーマットにも幅広く展開できるのです。
例えば、顧客に役立つ情報や、業界における最新の調査などを散りばめたものを、カタログ・電子書籍・雑誌といった形で発信します。そして、今後手がけるブログやツイート、Pinterestのピンなどに広がる可能性を秘めた、中身の詰まったコンテンツを基盤として作成するのです。
旅行グッズを販売するアメリカのHershel Supply社は、「The Journal」という雑誌を年2回発行し始めました。雑誌の記事、インタビュー、写真などは会社が作成しています。そして、The Journalの内容に関連するブログ記事を毎週木曜日にウェブサイトにアップしています。つまり、雑誌を導入した目的は、他の媒体への展開―ウェブページ上での記事やインスタグラムページでの画像アップなど―を狙ったところにあったのです。

Blog related to the Journal by Hershel Supply
ステップ1により、基盤となるコンテンツが作成できたら、それを展開する方法を考えてみましょう。展開方法は業界やキーコンテンツによって様々存在すると思いますが、共通して有効であると考えられる方法を列挙してみます。
・ブログ記事:
元ネタの「まとめ」記事をブログにアップしたり、元ネタを紹介しつつ情報を加えたり、関連テーマを合わせて紹介するなど、元ネタをベースにした新しい記事を展開してブログにアップする。
・画像投稿:
インスタグラムやPinterest、Facebookなどに画像を投稿する。元ネタを凝縮した文言などを、PicMonkeyやImgurといった画像編集ツールで画像に入れ込み、シェアしやすい形に編集するのもよい。
・動画作成:
元ネタが商品の使い方など、何かを教える内容の場合、これに対応する動画を作成する。
・グラフの作成:
元ネタで商品比較等を扱っている場合は、顧客が理解しやすいように図表化するとよい。
・レビューの掲載:
顧客や専門家による商品レビューを、ウェブページやソーシャルメディアのページなど、いろんな場所に載せる。
・インフォグラフィックの作成とシェア:
インフォグラフィックとは、情報やデータを視覚的にわかりやすく一枚のグラフィックにまとめたもの。(下の事例を参照)何かの調査を実施したり、元ネタで調査を扱ったりした場合、視覚的効果の高いインフォグラフィックを作成し、ブログ記事やソーシャルメディアで共有する。
・メルマガの配信:元ネタを分割するなどして、短めの記事にしてメールで配信する。
なお、複数の媒体を用いて、元ネタを展開させるのは、あくまでマーケティング目的です。したがって、顧客が少なく効果が表れない媒体であれば掲載をやめるなど、自社に相応しい方法を探ることも重要です。
ステップ3:トライ&分析を繰り返す
いろいろと試したあとは、展開した記事等の効果を個々に分析し、トラフィックやコンバージョンに基づいて修正を行います。記事や媒体ごとに数値比較をして、どの分野に投資すれば効果的かを探りあて、マーケティング戦略に役立てるのです。
基盤となるコンテンツの作成→基盤コンテンツ(元ネタ)の展開→分析と修正 という3ステップをひとつずつこなすことで、自社ならではの「コンテンツマーケティング」のノウハウが蓄積できます。この3ステップをぜひ試してみましょう。
参考: 3 Steps to Efficient Ecommerce Content Marketing
画像: photo credit: Gavin Llewellyn via photopin cc
タグ: コンテンツマーケティング