コンテンツマーケティング講座も今回で最後になります。この回では、コンテンツの拡散にとても役立つ、Facebook広告をご紹介します。
もちろん広告を打たなくても、顧客の関心を引くコンテンツを作り、その発信に力を入れれば、コンテンツマーケティングは徐々にその効果をあげます。そのためFacebook広告は、短期間に多くの顧客を集めたい場合、そのてこ入れ策として有用なツールと言えます。 Facebook広告はこんなにも優れていた! Facebookは日本だけでも約2,200万人が利用している、かつてない規模のソーシャルネットワークサービスです。母体が大きいうえに、利用者情報からターゲットを絞り込める機能も充実しているので、効率的でかつ効果的な広告が打てるのです。
それでは、Facebook広告の特徴を順に見ていきます。
Facebook広告はこんなにも優れていた!
Facebookは日本だけでも約2,200万人が利用している、かつてない規模のソーシャルネットワークサービスです。母体が大きいうえに、利用者情報からターゲットを絞り込める機能も充実しているので、効率的でかつ効果的な広告が打てるのです。それでは、Facebook広告の特徴を順に見ていきます。
1. 広告の概観・種類
ご利用されている方はご存知かと思いますが、Facebookで自分のページを開くと、右側のサイドバー(赤く囲んだ部分)や、真ん中のニュースフィード(黒く囲んだ部分)に広告が表示されます。
また、このように友人の投稿した写真を拡大すると、その右側に表示される広告もあります。
このような広告は、どういったしくみで表示されているのでしょうか?
2. 詳細なターゲティング設定
広告作成のプロセスを見てみましょう。Facebook広告で、「ウェブサイトへの誘導を増やすため」に広告を作成すると申告し、ウェブサイトを登録、もしビジネス用のページを持っていない場合は新たに専用のページを作成したうえで、広告を表示する箇所、表示する見出し・テキスト内容等を設定します。そして大切なのが、次に行うターゲティング=オーディエンスの設定です。
例えば、「春向けのメイクアップ方法」の動画アップを知らせる記事の場合です。
東京都在住、20歳以上の女性、さらに趣味・関心において「化粧品」と登録している人に絞り込みました。この時点で、広告の表示対象となる推定リーチ数は14万2千人ですが、興味・関心欄で「化粧品」と入力すると、「香水」「口紅」など関連の強いグループを自動的に提案してくれるので、さらに詳細なターゲット設定を加えていくこともできます。
興味・関心に加えて、その他のカテゴリでは子供のいる・いないや家族構成など、さらに別の視点からの絞り込みも可能になっています。
あとは広告料金の設定です。1日あたりの予算、もしくはキャンペーン期間中の総予算を決め、1クリックあたりの金額(CPC)を設定することもできますし、インプレッション(広告表示)1,000回あたりの金額(CPM)を設定することもできます。このため、低予算からでも始められるので、広告のパターンを複数作成して並列的に出稿してみて、どの広告の効果が高いかをテストする、といった使い方もおススメです。
3. すでにいる顧客にのみ、広告を出す
不特定多数のユーザーに向けて広告を表示させる以外に、すでにある顧客リストを使って、その顧客にのみ広告を通知する、「カスタムオーディエンス」という機能もあります。Facebookの広告管理ページからパワーエディタを起動し、「カスタムオーディエンス」を選んで、指示に従いリストをアップすればよいのです。顧客のメールアドレス、電話番号もしくはユーザーIDがあれば利用可能です。なお、パワーエディタはGoogle Chromeのみに対応している機能ですので、Google Chromeを利用する必要があります。
階層別の広告で、効果的なプロモーションを!
このように、Facebook広告を利用すれば、男性・女性、年齢、興味・関心など、さまざまな階層別に、効果的に情報を届けることができます。特に季節ごとのプロモーションや、イベントに合わせたプロモーションなどに活用してみてはいかがでしょうか。
コンテンツマーケティングでは、顧客に見たい・知りたいと思わせるようなコンテンツ作りが重要なのはもちろんですが、既存の顧客層を参考に、新たな顧客を掘り起こす取り組みも、時に必要となるはずです。
以上、コンテンツマーケティングに取り組むにあたって、コンテンツ作成・発信・分析・プロモーションなど、それぞれの段階で大切なポイントを4回にわたってお伝えしました。ぜひ、できることからトライしてみてください。
コンテンツマーケティング記事一覧
タグ: コンテンツマーケティング
[…] コンテンツマーケティング講座 レッスン4 […]