Live Commerceで日本の釣り具を世界に販売する 「ASIAN PORTAL」大谷社長にインタビュー

アジアンポータルフィッシング

今回は、今年6月より、スタートアップした「ASIAN PORTAL FISHING」の大谷社長にいろいろとお話を伺った。「ASIAN PORTAL FISHING」では日本の釣り具メーカー約300社を集約し、Fishingに特化した商品を海外に販売している。
オープン間もないが、事業内容や販売状況、Live-Commerceを使ってみての感想などお話を伺った。

 

●フィッシングサイト事業は順調、強みは圧倒的な物量にある

 

―――本日はお時間いただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。
―――まずは、事業概要についてお願いします。

海外向けフィッシング(釣り具)専門のECサイトの運営しています。 以前の会社でビジネスモデルを作る、M&Aなどの業務を行っていましたが、2017年9月に退社し、10月に起業し、越境ECサイトを構築し、実際に運営を始めたのが5月ゴールデンウィーク明けからです。

販売商品は釣り具で釣竿やリールといったもの。ターゲットは世界の釣りファンがいる国、全てを考えています。
具体的には北米、中米、南米、アジア、オセアニア、ロシア、ヨーロッパを考えており、順番に拡大しく予定です。

 

―――海外販売の現状、海外の反応はいかがですか? ターゲットはどこに絞っていますか?

オープン間もないですが、海外注文は入ってきており、良好です。PVも累計で6300PVあり、問い合わせなども多く、反応は良いと思います。

ターゲットは現在の配信国はアメリカですが、アジア・オセアニア・ロシア・ヨーロッパへ配信開始するべく、現在準備を進めております。 ユーザーからの反応が最も多い商品がリールです。 今後はリールを対象とした様々なキャンペーンを打っていこうと思っています。

 

―――「ASIAN PORTAL FISHING」の特徴や強みをお聞かせください。

販売の特徴はメイドインジャパンということと、日本の釣り具メーカー300社を全て統合したサイトだということです。
また、他にはない圧倒的な物量だと思います。 現在233,000点の釣り具製品を扱っています。 さらに、在庫連携、商品を受注後、海外発送まで全て自動化している点です。

 

―――「ASIAN PORTAL FISHING」を構築する際に苦労したところはどこですか?

私は法人設立前から越境ECの構築はプラットフォームありきで考えており、Live-Commerceはそのプラットフォームに欠かせない物と考えていました。
そのような背景から法人設立前に板橋社長へ会いに行き、私の考えや方向性等を説明させて頂く機会を頂き、プロジェクトへご協力頂けたことは本当に幸運でした。

当初は、商品のデータベース設計を独自ブレーンで行っていましたが、実際の登録件数が25万件と量が多く、その時はどのくらいかかるか予想ができなかった。
時が経つばかりで、3ヶ月ほど経ち、これは自社単体での開発は難しいと判断し、このプロジェクトはデータベースの設計から根本的に見直す必要があると考えました。

その後、直接、板橋社長に協力をお願いしたわけです。板橋社長は快く引き受けてくれ、5月の連休明け明けから再構築が始まり、およそ3週間ほどで、越境ECサイトは完成した。
以前は3ヶ月かけても出来なかったデータベースの設計と越境サイト構築が、3週間でできた。これには非常に驚きました。

 

―――「ASIAN PORTAL FISHING」越境ECサイトは、ほとんどが自動化されているということですが、カスタマー対応はどのように行っていますか?

海外からASIAN PORTAL FISHINGに注文が入ると同時に、それは問屋にも同時に入ります。
注文は問屋から倉庫に渡り、倉庫から直接、海外発送される自動化されたシステムです。

また、カスタマー対応は24時間体制で現状、私が行っています。 時差がありますから、深夜に問い合わせのメールが入ってきますが、それらに返信しております。
電話による対応は行っておりません。

 

―――広告や集客についてお話しも聞きたいのですが。

サイトについてはGoogleショップング広告、アフィリエイト広告、SNSではFacebook広告などを行っています。
また、日本では対企業に向けて、アメリカでは個人向けのプレスリリースを行っています。これまでに、メディア関連から7件の問い合わせをいただきました。

 

―――まだオープン間もないですが、運営上、何か困ったこと、トラブル的なことはありましたか?

特にはありません。今のところ順調です。

 

―――それは良かったです。ありがとうございます。それではLive-Commerceについてもいろいろ伺いたいのですが。

 

●Live-Commerceを導入は
WEBサイトを見て他とは違うと感じたから

 

―――それではまず、Live-Commerceを導入された理由からお聞かせ頂けますか?

Live-CommerceはWEB検索で知りました。
Live-CommerceのWEBサイトを見てとても興味を持ちました。

他にもたくさんの海外販売を行っているベンダーサイトもたくさん見ましたが、WEBサイトを見る限りでは、それほど興味を持てませんでした。
ですが、Live-Commerceのサイトには海外販売を行うことで成功できるという、サクセスストーリーが描かれているように感じました。

他の海外販売を扱っているサイトは「こんなことができます。こんな機能があります。料金はいくらです。」的なものが多く、あまり興味を持てませんでした。
ですが、Live-Commerceのサイトは、ちょっと違いました。「越境ECサイトを作って海外に販売することの楽しさ」を提供しているように感じました。
ここがポイントで、他のサイトには無い”希望”が持てたことが大きかったように思います。

 

―――Live-Commerceをこれまで利用してみて、メリット、デメリットなどありましたらお聞かせください。

メリットはたくさんあります。自分でカスマイズできる点や、プラグインも多数用意されていて、それらを利用できること。
HTMLなど知識がなくても、越境サイトを運営できるところです。
デメリットはECサイト構築して、最初、CMS画面に慣れるまで時間がかかったという点です。

 

―――越境ECサイトの運用のポイントなどお聞かせください。

運用のポイントは、最初にECサイトをオープンし運用するまで、どこまで正確にサイトを作ってあるかが重要だと思います。
特に「ASIAN PORTAL FISHING」では釣り具という特異な商品を扱うため、翻訳の自動化には注力しました。

翻訳プログラム、つまり、メーカー、カテゴリー、商品名など、この日本語はこう翻訳するという、翻訳システムを構築しました。
ですので、サイトオープン後は商品登録、カスタマー対応以外は全て自動化出来た点が大きいと思います。

 

―――ライブコマースシステムについて、使ってみての感想や、要望などありましたらお願いします。
―――例えば、こんな機能があれば、良いなどのご意見などありましたら、お聞かせください。

ライブコマースは触りながら、使いながら覚えていきました。いまでは人に教えられるくらい上達しています。
仕様に関しては特に難しいといったところはなかった。慣れれば誰でも使いこなせると思う。

要望としては、顧客とのメール問い合わせをAI自動化できるとありがたいと思っています。
顧客の質問内容はある程度パターン化されています。そのような問いについては、自動で返信できるとありがたい。

また、お客様メールによる対応、または海外から注文が入った際に釣り具メーカーにも注文確認をとるわけですが、パソコン画面でないと入力など出来ない状況です。
現状では画面はスマホ対応になっておらず、移動中など、パソコンを開けることが出来ない時など困ることが多い。
今後、アップデートする場合、こちらもスマホでも入力できるスマホ対応になれば良いと思います。

 

―――貴重なご意見ありがとうございます。是非それらの内容については、改善できるよう努めて行きたいと思います。

―――これから起業しようとしてる人、越境EC事業をやりたいって言ってる人に向けての、何かメッセージといいますか、
やるんだったらこうやったほうがいいよなど、大谷さんなりの考えが、もし、ありましたらお願いいたします。

越境ECは、国内のこの小売状況を打破するには、踏み出すに値するチャレンジ、チャンスだと思います。
多くの企業は少子高齢化、国内ではものが売れるには限界があるなど、この現状を分かっているにもかかわらず、海外に踏み出すべきかどうか手をこまねいている。
なぜなら、リスクを背負いたく無い。失敗したく無い。お金をかけずに成功したいなど、一歩踏み出す勇気が無いからです。

越境ECで海外販売事業を行うのであれば、「越境ECの専門家をつけ、お金をかける。」ということが大事な点だと思います。
そのようなリスクを背負う勇気があって初めて成功できるし、また必要なことだと思います。

 

―――それでは最後に、大谷社長の今後の目標、夢などお聞かせください。

直近の目標は今回の釣具の越境ECサイトを成長させ、アウトドア、スポーツ商品も取り入れた総合レジャーサイトへと昇華させていきたいと思います。
また、全く異なる業界であり、且つ、今回の越境ECサイトと同規模、それ以上の規模のECサイトを年内に、あと2つ新規で構築して、事業としてのポートフォリオ確立を目指したいと思います。
そのうえで10億の売上を目標にしています。

将来の夢は、私は独立して会社を起こす際に30年計画を作りました。
野望のような漠然とした内容ですが、1年毎に、会社はこうなっている、個人はこうなっている、といった目標計画の様な物を30年分作りました。
30年後には日本、世界で誰でも知っている様な企業になっている、これが夢ですね。

 

―――まずは、現在のフィッシィングサイトの成功、その後、アウトドアやスポーツ用品のECサイトですね。
1年毎の目標、計画も素晴らしいと思います。見習いたいです。これからも頑張ってください。

―――本日は貴重な時間をいろいろ伺うことができ楽しかったです。今後ともよろしくお願いいたします。

 

●「株式会社ASIAN PORTAL」について

アジアンポータルサイト

本社:〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南4-17-20
代表者:代表取締役 大谷康平
福岡で15年に渡り、新たなビジネスモデルを作る仕事、M&Aの推進などの仕事に従事。
その後、独立して起業し、「株式会社ASIAN PORTAL」を2018年5月に設立。好きな本はマネージメント関連の書籍。

  • 事業内容:「ASIAN PORTAL FISHING」開発、運営
  • 海外へのプロモーション
  • 越境ECサイトの運営代行、広告代行

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