スマートフォン広告は効率よく集客できる?

イメージ画像

インターネット広告の主流はパソコン型広告からスマートフォン広告にシフトした。
スマートフォンはパソコンや他のメディアに比べて占用率が高く、常に自分の半径1m以内にあり24時間365日、そばにあるデバイスで、デバイスへのプッシュ通知でユーザーへ情報を通知できる。
今回は今、広告媒体として注目を集めているスマートフォン広告の特徴と可能性について見ていこう。

 

●スマートフォン広告とは? その特徴は?

スマートフォン広告とはモバイル端末(スマートフォン、携帯電話、PDA)向けのインターネット広告である。メールに広告を掲載するメール型広告や検索結果に表示されるテキスト型広告、パソコン同様のディスプレイ型広告、コンテンツに溶け込むように表示されるネイティブ広告など種類も多様だ。
そして、スマートフォン広告には以下のような特徴がある。スマートフォンはPCに比べ10代、20代のユーザーが多く、常に持ち歩き生活に密着した端末で、検索したりメールしたり、ニュースを読んだりとライフスタイルに大きく影響される媒体である。
そして、スマフォ広告はスマフォ自体の画面が小さいので、バナー広告の占める範囲が、パソコンに比べ大きくなり、CTR(クリック率)が高くなる傾向にある。一般的なWebサイト内のバナー広告では、PCの場合のCTRは0.05%~0.1%程度だが、モバイル端末の場合のCTRは0.5~1.0%程度というデータがある。

 

●スマートフォン広告の市場規模はどのくらい?

スマフォ広告の2015年の市場規模は推計で4,979億円と発表された。(表-01参照)
この数字は前年の2014年と比較しても144%と大きく成長しており、さらにインターネット広告媒体費の54%の半数以上を占める結果となっている。スマフォ広告市場は大きく拡大傾向にあることがわかる。
また、スマフォ広告市場を他のマス広告(テレビ、新聞、雑誌広告)と比較すると、もっとも大きい地上波テレビ広告の3割弱となっており、今回は2位の新聞広告には及ばなったもの、雑誌広告の2倍とその市場は今後も伸長することが予想される。(表-02参照)
インターネット広告はパソコン広告からスマートフォン広告に完全にシフトし、スマフォ広告が伸びることで、インターネット広告全体を牽引してると言える。

表01

表02

●スマートフォン広告にはどんな種類があるの?

スマフォ広告は費用対効果が高いと言われるが、その種類も多様化している。
パソコンと基本的な内容は同じだが、スマフォはパーソナルなデバイスであることから、広告を出すタイミングや位置情報により、より個人に特化した広告を出稿することができる。
その種類は大きくは下記のようになる。

 

・リスティング広告 

GoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果ページに掲載されるテキスト広告がリスティング広告である。クリックされると広告費が課金される。

 

・ディスプレイ広告 

ディスプレイ広告はターゲットにマッチしたサイトやブログページに掲載される広告で基本的にはパソコンのバナー広告と同じ考えて良い。

 

・アフィリエイト広告 

広告の形はディスプレイ広告 と同様で、アフィリエイト広告はクリック課金ではなく、何か購入された場合や資料請求された場合に広告費が課金されるもの。

 

・インタースティシャル広告

閉じるボタンを押さないとコンテンツを見ることができないユーザーにとっては邪魔になる広告である。閲覧を妨げる全面型広告である。アプリなどで頻繁に見かけるケースが多く、無料アプリなどは随所に表示させることでクリック率を高めている。

 

・動画広告

You tubeなどの動画が始まる前に表示される広告で印象度が高い。動画広告は静止画に比べ、映像による理解を深めたり、ターゲッティングに適している。

 

・リッチメディア広告

リッチメディア広告配信プラットフォームにスマーフォン向けのリッチメディア広告を表示する形式も増えてきた。HTML5とCSS3を組み合わせて動的に表示させたり、スマートフォンで再生できる動画などリッチな表現が可能となっている。

 

・メール広告

基本的な機能としてはパソコンと同じだが、スマフォの場合メールはユーザーが一つ一つ確認する傾向にあるので、開封率、精読率がパソコンメールに比べ高くなり、人気が高い。

 

・ネイティブ広告 

ネイティブ広告とはコンテンツに溶けこむように設計された広告で、バナー広告などに比べると広告っぽさを感じさせない広告である。ニュースサイトやFacebookやtwitterなどSNSに掲載される広告でユーザーに嫌われにくい、信頼されやすい広告という特徴がある。画面が小さいスマフォではストレスなく見ることができ、スマフォ向きの広告形態と言える。

 

●これからのスマフォ広告はネイティブ広告がメインとなる?

前段のスマフォ広告の中でユーザーが広告を見て、煩しく感じたり、不快と感じたりしている広告はバナー広告の類である。
従来のバナー広告形式はユーザーから嫌われるようになり、なかなか効果が出なくなっていると言われている。そのような中で、救世主と呼ばれているのがネイティブ広告である。ネイティブ広告の中でも注目はインフィード型と呼ばれている広告でFacebookやTwitter、スマートニュースなどで情報が流れて掲載される箇所をタイムラインやフィードと呼び、それらフィードの間に表示される広告である。
これらインフィード型広告はユーザーが情報を閲覧している最中に同じ形式の広告を情報として取得しており、違和感がない。ユーザーは少しの興味で気軽にクリックできるところが特徴である。問題はクリックした後に遷移するサイトの内容である。遷移先がランディングページのような内容ではなく、情報コンテンツであったほうが好感が持たれる。
あくまでインフィード型広告はコンテンツ内容が重要ポイントになる。質の良いコンテンツであれば、ユーザーが満足し、”いいね”や”シェア”で拡散が期待できるのだ。ネイティブ広告はユーザーの情報利用体験を阻害しない、質の良いコンテンツを提供することで、広告らしくない広告として期待される。

 

●まとめ

スマートフォンの20~30代若者層への普及率は80%台後半と非常に高く、スマートフォン広告の有効性、特に若者層へのリーチが実証されている。スマフォ広告は、通常の折り込みチラシの3倍もの集客があるとのデータもあり、短時間でスピーディに、集客ターゲット、集客エリアを絞れるなど、特に若者層への集客おいては、必須のツールとなると言える。

関連する記事

拡大する越境EC 今後の課題は何? 先日、イーベイ・ジャパン株式会社より、越境ECのに関するアンケート結果が公表された。 これは日本の企業でイーベイ・ジャパンのサービスを活用し越境ECを3年以上行っている111社の担当者111名に対して行ったものである。 アンケートの概要としては、越境ECの手応えを感じたのは、「1年以内」...
フリマアプリはどこまで伸びるのか?... ここ数年、急激な成長を見せているフリマアプリ。「フリマアプリ」とはリアルフリーマーケットをスマートフォンで実現できるアプリである。スマートフォンで商品の写真を撮って出品できる手軽さ、初心者でも売買ができるシンプルさが受け、急激に市場を拡大している。今回はEC業界に大きな影響を与えている「フリマア...
インバウンド集客には何が重要か 2018年9月12日、日本政策金融公庫総合研究所が融資先の中小企業3,290社(小売業や飲食店・宿泊業・運輸業など)を対象に行った「外国人観光客の受け入れに関するアンケート」の結果を発表した。 その調査結果によると、中小企業の外国人観光客受け入れについては過半数以上が前向きで、積極的な受け...
「自分」ブランドを構築するには? 会社や製品にはそれぞれの独自のブランドがあるが、多くの人が「自分ーパーソナル」ブランド確立は難しいと感じているようである。自らアピールしなければならない、人前にさらされてしまう、もしくは自分の存在や熱意すべてを捧げてしますような恐怖感もある。しかし、「パーソナル ブランディング」は、思ったより難...
アメリカで人気の日本食品はなんだ?... アメリカのEコマース市場規模は、世界第2位である。2018年のEC市場アメリカEC市場売上額は、5,231億米ドル(約57兆円)、前年比15.5%増で右肩上がりの上昇率を示している。EC化率も年々上昇し、2018年は9.8%と年々1%の上昇である。 アメリカではJapanブランド商品の人気...
商品ブランドを定着させる方法ーPart2 先日の「Periscope」を利用した商品ブランドを定着させる方法のブログに引き続き、様々な観点からブランドの構築が可能である。  さらに必要な項目・アイデアをまとめてみた。 商品ブランドを定着させる方法パート1はこちら 11.  ジャーナリストと繋がりを持つ 現在、...

タグ: ,

コメントをどうぞ