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Live Commerce 対訳エンジンベータ版 開発のお知らせ

   投稿者 : 2015年12月7日 By

海外向けECサイトを構築する上で、コストとなるのが翻訳です。
そこで、何とか翻訳費用を圧縮できないかと、さまざまな翻訳クラウドサービスをこの数年使ってみたものの、機械翻訳と人力翻訳の両輪でやっても、なんとなく違和感が残ります、、、。
どんなやり方にせよ、人を介する間は翻訳費用がゼロになることはないのです。
商品数が少ない分にはいいのですが、数千点、数万点となると、とんでもないコストになりますよね。
経営者としてはこのコストをなんとか潰したいわけです。そんな背景があり、今回思い切って3ケ月ほどかけてスクラッチ開発に踏み切りました。

 

一般的に、商品名には動詞や形容詞が使われることはありません。
例えば商品名とは、

○ Lifestyle® SoundTouch 535 entertainment system ライフスタイル サウンドタッチ 535 エンタテインメントシステム  

であって、以下のようには書かないと思います。

臨場感あふれる本格5.1chサラウンドサウンドを、誰でも簡単に楽しめる ライフスタイル サウンドタッチ 535

商品名は名詞の集合体なので、固有名詞なら前後の文脈とはあまり関係なく翻訳ができるものです。一方、説明文などになってくると、形容詞や副詞を多く使い、前後の文脈によってどの翻訳語が適切なのかは翻訳家の経験によって変わってきます。つまり、英語ができるレベルとは異なり専門的な知識・経験が必要な翻訳家がやるべき領域といえるでしょう。
そこで、翻訳の対象を商品名だけに絞り開発してみました。


画面上に商品名が品詞ごとに分解され、使用率(重みづけ)で並び替えされると、どのキーワードがどのくらい使われているのかわかる

 

何度も使われる名詞を翻訳辞書としてデータベース化し、翻訳メモリとして再利用ができるようにしたのが、Live Commerce対訳エンジンです。

Live Commerce対訳エンジンとは、商品名を形態素解析APIによって品詞に分解し、ECサイトの商品名でどの語句がどれぐらい使われているのか、重みづけをし、加点します。
翻訳担当者は、重みづけ優先度の高い語句から翻訳します。

翻訳をする際に、Googleサジェスト、Bing機械翻訳、Google機械翻訳の3つを右窓から参考として表示させることができるUIにしたので、翻訳語と実際に検索エンジンで検索されている語句を比較しながら翻訳作業ができることが意外なポイントです。Googleサジェストはより多く検索されているキーワード順に並び替えているので、単なる翻訳作業ではなく、SEOを意識したより多くの検索回数を狙った翻訳ができるというわけです。


翻訳を行う画面。画面の右側に機械翻訳結果や、Googleサジェストにより翻訳結果をベースにした検索候補が表示される。

 

そして、一通り翻訳が終わると、プレビューです。
名詞を全部翻訳し終わると、画面上に100%と表示されます。

 

対訳結果を画面で確認

 

翻訳作業が終わると、ECサイトへの統合ですが、翻訳会社に依頼すると、この連携がまた面倒になってきます。
翻訳データをCSV化するなり、インポートできる形式にしなければなりませんが、Live Commerce対訳エンジンでは、この対訳エンジンの画面上から英語のECサイトページを作れるようになっているので、これ以上の作業は不要で、ボタン1クリックで統合可能になっています。なので、超ラクになっています。

要点をとめると、

  1. 翻訳費用の完全ゼロコストが可能
  2. 翻訳語のシステム連携が不要、ボタン1クリックで英語サイト構築が可能
  3. 毎日のメンテナンスは、対訳作業のみ
  4. 100%クラウドサービスなので、インフラ維持コストはなし、PCだけあればどこでも作業可能

 

今後の予定

現在はベータ版ですが、この対訳エンジンを使ってすでに1サイト立ち上げています。
かかった翻訳費用はもちろんゼロです。また、あくまでも人力翻訳のため翻訳の精度は完璧ですね。機械翻訳が50点なら、対訳翻訳は100点といっていいかと思います。
いくつかのUIの改善をし、操作性を高めたうえで、来月1月には全Live Commerce ユーザーへベータ版としてまずは日本語→英語の対訳エンジンとして提供したいと思っています。

 

 

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