海外ECでもFacebookログインを使用すべき3つの理由

ユーザーにとっては簡単にウェブサービスやECサイトに登録できるFacebookログイン機能。運営側にとっても、数多くの情報が手に入るというメリットがあるのですが、ECサイトではまだまだ実装が進んでいません。(米Facebookマーケティング会社・Betapondの調べではアメリカのECのわずか6%のみが使用)今回は海外ECにもメリットが多い、Facebookログイン機能の3つの魅力をご紹介します。

Facebookログイン機能を実装すべき3つの理由


出典:MONOCO(http://monoco.jp/sale)

1.入力項目を減らしてユーザーの登録率をUP!

何と言ってもFacebookログイン(登録)はユーザーにとって登録が簡単という大きなメリットがあります。名前やメールアドレスはもちろん、住んでいる街などを登録しているユーザーにとっては、注文の際には細かい番地などを入力するだけで快適にECサイトから商品を購入することができます。
モバイルでのEC利用が増えつつある昨今、煩わしい入力作業を省略してくれるFacebook登録機能のメリットはますます大きくなっています。また、パスワードをサービス別に覚える必要性も減るのも、ユーザーにとっては何気にうれしいメリットの1つです。

2.ユーザー情報を把握し、より満足度の高い購買体験を提供

Facebookログイン機能はECサイト側にとっても有益なのですが、活用できているECサイトはまだ少ないのが現状です。Betapondの調査によると、Facebookログインを使用しているECのうち「いいね」を活用しているのはわずか31%、「興味・関心」に関しては17%にとどまっています。
これは実は非常にもったいない状態で、例えばユーザーの「いいね」の傾向を把握することで、その人の趣向に合ったページを表示したり、おすすめの商品を紹介したりすることができます。また、友達のリストを活用して誕生日ギフト・クーポンの案内を送るというマーケティング戦略もとることができます。
Facebookログインを使用することで、ECサイト上だけでは把握できない顧客の趣向も把握できるので、海外市場ではターゲットユーザー層の関心どころをつかむ手段としてもぜひ使ってみてください。

3.海外こそFacebookユーザーは多い

日本のFacebookユーザーは現在2000万人を突破し、アジアで5位に位置しています。一方、成長著しいインド8800万人、インドネシア6600万人、フィリピン3400万人と日本と比較してもアジアの国々は多くのFacebookユーザーを抱えていることがわかります。
もちろん本場のアメリカも1億6000万人以上がFacebookを使用し、欧州ではイギリスのFacebookユーザーが約3000万人に達しています。
特にアジア地域では、ラオス・カンボジア・ネパールのユーザー数増加率がいずれも約15%以上と好調です。このように、海外ではモバイルの普及も相まって、ますますFacebookの輪が広がりつつあります。
伸びゆく海外市場でユーザーが増えているという点と、多くの項目を記入することに不向きなモバイルベースの活用が増えている(1日のユーザーの3/4がモバイル経由)という2点を考えてみても、Facebookログインを海外ECでも活用する動機となりそうです。

注意:Facebookから得るユーザー情報を開示しよう!

Facebookログインを行う際にユーザーが不安になるのは、「どの情報が取られるのか?」という点です。ただ「全ての情報へのアクセス権限」を求めるのではなく、プロフィール情報・いいね・友達のリストなど、必要な分だけ情報をいただくということを明示しましょう。
またユーザーはログインすると勝手に友達のニュースフィードに流れるのではないかと不安になるものです。ニュースフィードに流す予定がない場合は必ず「登録しても投稿しません」という文言をそえるとユーザーに親切です。

まとめ

まだまだ歴史の浅いECサイトによるFacebookログインですが、Facebookの利用者が多い海外では重要度を増しつつあります。海外でのEC展開を考えている方は、ぜひユーザーにとっても便利なFacebookログイン機能の実装を検討してみてください。

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