EcommerceWikiをご存じでしょうか? オランダでは数社の企業がこのEcommerceWikiをスタート。これは、専門家が世界中で集めたEコマースに関する話題や情報が満載。Eコマースのプラットフォームやソーシャルメディアの使い方、宣伝広告、販売など注目のサイトである。
EcommerceWiki これは非営利団体Ecommerce Foundationの活動の一環としてスタートしたものだ。このサイトは40以上のトピック、越境サイト、メールマガジン、マーケティングそしてSEO、決済方法などE-コマースに特化した話題についての情報収集ができる。 各項目はそれぞれベーシック、アドバンス、エキスパートと3レベルに分けられており、自分にあったレベルの情報を選べるので、分かりやすく子供から大人まで利用することができる。
この画期的な情報プラットフォームは、様々なノウハウを提供し、ウェブサイトやブログで書かれている情報が必ずしも正しいとは限らない事を受けて、このサイトで改善を試みるのが目的だ。
まだ、EcommerceWikiは1月にスタートしたばかりでこれから情報量が増えていくと思われる。このウェブサイトは1月のe-commerceイベント”Webwinkel Vakdagen”で初公開された。この2日間のイベントで、オランダのEコマース協会のThuiswinkel.org、
Googleや大手のBol.com、Thuiswinkel、Bugaboo、Ebayなどのパネルディスカッションが開催された。
例えばレポートを選択すると、様々なカテゴリーや言語(オランダ語か英語)、レポートの形式もプレゼンテーション、ビデオ、分析資料、Ebookなどを選ぶことができる。これは、登録すれば無料でダウンロードできるものも多く、情報量もかなり充実している。
トピックを選ぶと、まず一般の話題、マーケティング、サイトの管理、サプライチェーン、IT、カスタマーサービス、決済、税金、詐欺防止などの項目から、さらに細かく選べる。
例えば、オンライン決済の項目を選ぶと、WIKI-一般の情報、オンライン決済とは何かなど基本的なレベルから、様々な通貨にどう対応するかというような内容のものまで選ぶことができる。
さらに専門家のレポートやプレゼンテーションなどがこのサイトに登録すれば閲覧できるようなっている。
最初のライト版は無料になっているので、お試しでダウンロードもしてみるのも良い。モバイルEコマースのレポートやAsia-Pacific B2C E-commerce Report 2015 などは必見である。 特にヨーロッパからみたアジア太平洋地域向けのE-コマースなどは興味深いはずである。分かりやすく各国のインターネット、モバイル使用率などが分析されている。
例えば、モバイルEコマースのレポートによると、62% のベネルクス地域の消費者はスマートフォンかタブレットを利用、65%が昨年度はモバイルオンラインでショッピング、54%のタブレットユーザーは毎日検索に利用しているという結果である。
全世界の最新レポートはこちらから選べる。
無料の資料が殆どなので見逃せない情報である。このように信用できるE-コマース専門のサイトがあれば、他の情報に惑わされることがなく、Eコマースに関する全ての内容が1本化し集約していれば、非常に便利である。
これは、ウィキベディアと違い様々な専門家の貴重な分析資料も無料で含まれているので是非、活用していただきたい。
タグ: Eコマース, 海外向けマーケティング, 越境EC