ECサイトでは通常、お客様情報を入力した後に、決済(支払い)方法に遷移する。
その時、クレジットカード決済を選択した場合には、お客様は、カード番号や有効期限などのカード情報を入力する必要がある。説明が不十分なために、ここで離脱する割合が多い。
今回は、クレジットカード情報の入力内容で気をつけたい、EFO改善ポイント8つを説明する。
フォームの上部でテキストで入力内容をアナウンスする。
カード決済は初めてというのが一般的で、お客様はカードを手元に置いていないことが多い。最初に「お手元にクレジットカードをご用意ください。カード裏面の内容をご確認ください。」などの説明アナウンスがあると、カード準備し、無理なく入力に集中できる。
クレジットカード情報を入力するとき、多くのお客様が実物のカードと照らし合わせながら入力している。その際、実際に書かれているカード上の情報とフォームの入力項目を可能な限り合わせると入力がスムーズに行える。
(1)カード番号
(2)有効期限月
(3)有効期限年
(4)名義人
順番だけでなく、フォーマットもカードに合わせる。
具体的には、有効期限の月/年は、「3月」「2018」のようにせず、いずれもカードと同様に2桁の数字で表すようにする。
クレジットカード情報には、必ず入力例を表示する。
また、半角数字や半角大文字アルファベットなど、入力形式の縛りが多いのもクレジットカードの特徴。必ず入力形式に対するエクスキューズを用意しておく。
どんな文字種で入力するのかなど、記入例を記載する。
どの会社のカードが対応しているかどうかは、テキストではなくカード会社のロゴ画像で表示すると、直感的に理解できる。
カードの裏に書かれた数字の語尾3桁は「セキュリティコード」といい、カードを実施に所持しているかどうかの確認に使用される。
だが、「セキュリティコード」と言われて、すぐにその内容を連想できる人ばかりではない。画像などで説明する。
その他、セキュリティの安全性を視覚的に伝えることが、お客様に安心感を与える。
具体的には、他のエリアとデザインを差別化したり、近くにセキュリティバッジを表示するなどの方法が有効である。
エラー画面が表示されてしまうことで、お客様のストレスになり、離脱率は高くなる。未然に防ぐためにもリアルタイムアラートを設置する。
今回はクレジットカードの入力内容で気をつけたい、カードフォーム最適化のポイントを8つ紹介した。クレジットカードの離脱率の低減やコンバージョン率アップの施策の1つとしてぜひ試し、ECサイトの改善に活用いただければと思う。
タグ: ECサイト, クレジットカード, ショッピングカート, 決済