アルゼンチン
アルゼンチンのソーシャルメディア、ネット通販事情について見ていきましょう。
アルゼンチンの人口は4,300万人、GDPは5,850億ドルであり1人あたりのGDPは10,167ドルであり2021年までに11,965ドルへ上昇が期待されている。世界銀行のGDPランクでは79位である。
ネット通販を利用するユーザーは1,680万人、2021年までには1,990万人へ増加、人口の58%に達すると予測されている。ネット通販の平均消費額は353ドルで2021年までに492ドルへ増加する見込みである。
アルゼンチンのネット通販利用者数の推移(単位: 百万人)
2016年におけるネット通販での消費額は59億ドル(3200億円 = 1ドル110円で計算) 、2021年までに98億ドルへ上昇が期待されている。
インターネット利用者の年齢層は、25歳以下91%がインターネットを非常によく利用している。ネット通販利用者の中心となる25-34歳は87%、35-44歳では平均約85%とネット利用者は以外にも少なくない。45-54代では85%と55歳からはインターネットの利用は68%である。
アルゼンチンのインターネット利用者の年齢
アルゼンチンのネット通販で買われる商品カテゴリ
2016年にまとめた世界銀行 物流ランキングによれば、アルゼンチンの物流能力は61位でネット通販としてはまだ物流面では課題が多い国であると思われる。アルゼンチンの人口の92%は都市部に集中している。
いくつかの調査によれば、オンライン購入の決済方法は代引き決済・店頭支払いが68%を占めている。代金支払い方法には、プリペイドカード、eWallet、クレジットカード、銀行振込がある。
アルゼンチンのネット通販で使われている決済方法
アルゼンチンのネット通販の商品供給(仕入れ)ブラジルが129億ドル、中国が117億ドル、アメリカが77億ドル、ドイツが31億ドル、メキシコが18億ドルとなっている。
アルゼンチンのネット通販事業者の商品仕入れ元
Internet penetration によればアルゼンチンのインターネット普及率は71%であり、2021年までに73%へ上昇する見込みである。スマートフォンの普及率は52%で、2021年までに64%に拡大すると予測されている。
アルゼンチンのオンラインショッピングは、主にデスクトップでの購入が85%で、一方スマートフォンでのオンライン購入は8%である。
アルゼンチンインターネット接続端末状況
アルゼンチンでのマーケティング費用は、さまざまなプラットフォームに広がっており、テレビや新聞が主流である。 テレビ広告費は29億ドル、新聞広告費は17億ドルであり、デジタル広告のマーケティング費用は4620億ドルで3番目に高い。
アルゼンチン消費者が利用する広告手段
アルゼンチンのソーシャルメディアの普及率は人口の52%に過ぎないが、2021年に57%に達すると予測されている。主なソーシャルメディアとしてはYouTube、Facebook、WhatsApp、Twitter、Instagram が使われている。
アルゼンチンソーシャルメディア利用状況