
AI時代の勝ち筋は、信頼される会社になること。
先日、あるクライアント様から、こんな相談を受けました。
「SEO会社から、リンク切れや、タイトルの書き方の指摘を受けたんです。」
正直、20年前にやったことを今またやるのね。という印象でした。
なぜなら——同じ指摘は、20年以上前からずっとあったからです。
商品力で売上を作ることができていた間は、こうした技術的なエラーは誰も気にしませんでした。
今日の売上が先で、将来のためのサイトメンテはやっぱり後回しになるわけです。人間なら誰でもそうです。
ところが、検索時代が終わりゼロクリック(AIが検索結果を要約し、それ以上クリックしない)時代になると、話が変わってきます。
先日目を通したSMX Advanced 2026(アメリカの大手SEO/AIカンファレンス)でも、同じ空気が支配的だったようです。会場で繰り返し語られていたのは、こういう話です。
昔のSEOは、多少雑でも、コンテンツと更新頻度を積み上げれば、ゆるやかに順位を上げることができた。
ところがAIは、会社の実態をまるごと見て、「この情報源は信頼できるか?」を判定し、条件を満たさなければ、そもそも回答の中の選択肢にすら入れません。
ある登壇者は「キーワードを最適化する時代から、信頼度を積み上げる時代になった」という言い方をしていました。ページ単位の最適化ではなく、会社そのものの実態が審査対象になる、という発想です。
厄介なのは、ゼロクリックです。
ChatGPT経由でユーザーが実際にサイトへ訪問するのは全体の1%未満とも言われていました。つまりAI検索は、もはや「集客チャネル」というより「ブランドがどう紹介されるか」というブランディングの領域に近づいている、というわけです。
「じゃあAI対策を追加でやればいい」
こう考えた人は、20年前に流行ったSEO対策と同じ失敗パターンを繰り返すことになります。なぜか?
「ツールで解決しようとする発想」そのものがズレているからです。
従来のSEOは、「いくら投資して、何件クリックされ、何件売れたか」というパフォーマンスマーケティング(費用対効果)の領域でした。
しかし、AI検索時代において求められているのは「ブランドマーケティング(会社や商品の信頼性そのものを高めること)」です。
ズバリ一言で言えば、「第三者の評価と、自社が発信する情報の不一致をゼロにすること」です。
解説しますと、「本当に買っている人がいて、本当に満足しているか」
分かりますか? 売り手の嘘が許されないのです。
満足しているなら、Google review や Trustpilot、Reddit等で高い評価を獲得できます。また、SNS(XやInstagram)では話題にされます。
レビューサイトに実態がなく、自社だけで「うちは長年やっているか良い会社だ!」といっても、AIはそれを信用しません。
これが、第三者の評価(レビューサイトやSNS情報現)と、自社が発信する情報の不一致になるわけです。
「都合の悪い情報(返品や配送遅延など)を隠さず、正確に開示しているか」をAIやユーザーは鋭く見抜きます。また、「言っていることと、やっていることが一致しているか」をAIは膨大な情報から学習します。
掲げている強みと、現場のサービス品質や顧客体験が一致しているかまでも、AIに見透かされるわけです。
つまり、AI時代におけるAI対策なんてものは実際には存在しないのです。
AIから選ばれる会社(サイト)というのは、元々お客様に高い満足度を提供できていた会社が可視化されたに過ぎないのです。
しいて当社ができることは、それ(顧客の声)を技術的にWEBサイトに統合し、AIがそれを理解できるようにする施策になるわけです。
ただ、そもそも顧客満足の声すらない会社がAI対策なんてやっても、まず評価されることはないでしょう。
一方で自社に顧客の声や、手紙がいっぱいある、でもそれを正しく評価されていない?と感じましたら、ぜひご相談ください。お力になります。当社はその具体的なやり方を知っています。