ECサイトのリピート率アップのためのポイント

イメージ画像

直営ECサイトを運営されている方なら、自社ユーザーを活性化させたい、リピーターによる売上げを上げるための施策を日々行っていることだろう。新規顧客を広告などにより集客した、獲得したまでは良いが、その後のリピート売上が伸びない、お客様に対してフォロー施策が重要と思いつつ、自社内に計画的に行われず、悩まれているいる方もおられるだろう。
今回は新規顧客を獲得から、リピート率を上げるための施策についてそのポイントを整理してみた。

 

1.そもそもECサイトのリピート率はどのくらい?

 

リピート率とは、自社サイトから商品を購入したお客様が、再度、商品を購入する比率を意味する。例えば、100人の顧客を新規に獲得し、その中の30人が再度、商品を購入した場合、リピート率は30%となる。

リピート率を高くすることが、売上げアップにつながり、さらに広告予算を確保でき好循環が生まれる。そのためにはどのようにリピート率を高めるかが重要であり、ECサイト成功への鍵がリピート率の確保といえる。

一般の自社ECサイトの場合のリピート率は30%~40%とされている。ある程度の商品数が揃っていれば、10%前後はキープできるといわれ、ファッシヨン系ECサイトの場合は平均リピート率は35%となっている。ブランド力が高い通販サイトでは50%を超えるところもある。
また、化粧品、食品、消耗品などのECサイトは平均リピート率は50%と高い値となっている。これら日用品を扱っているサイトは、リピーターの確保が必須で、しっかりとした施策に取り組む必要がある。

 

2.ECサイトを利用するユーザーは何を重要としているか?

 

下の図はGMOペイメントゲートウェイの自社ECサイト利用ユーザーの「ECサイト利用実態調査」の結果をまとめたものだ。
この調査は、直営ECサイトを利用する805名を対象に行ったものだ。

グラフ01

グラフ02

グラフ03

 

「利用するECサイトを選ぶ時に重要視すること」を聞いた結果は、「商品のラインナップ」「サイトの使い勝手の良さ」など、4項目が半数を超えている。さらにリピートする理由は「サイトが信頼できる」「品揃え」が上位で、「価格」より重視されている。
また、「ECサイトの利用にあたって不安に思うこと」では、商品に関する不安より、セキュリティに対して不安を感じている人が多く、サイト構築ではそれらを万全にし、安心、安全を明示することが必須である。

グラフ:GMOペイメントゲートウェイ-直営ECサイト利用ユーザーの「ECサイト利用実態調査」より引用

 

3.リピート率を高くするポイント

 

リピート率を上げるためには新規顧客を大切にし、新規顧客をリピーターにすることが、最も重要である。まず、会員になってもらうことである。
魅力的な商品ラインナップ、セキュリテイ、信頼に値するデザイン、商品価格などで新規顧客にサイトアピールし、会員になっていただくことが、第一である。
会員になっていただき、顧客リストができれば、積極的にアプローチする。例えば、「送料無料キャンペーン」「会員ポイント特典」などでの販促する。
さらにスタッフからのお手紙などの定期的なメルマガを送ったり、また、商品の使用方法や豆知識など、顧客に有益な情報を日々サイト更新すると閲覧頻度が高まり、リピート率向上につながる。

整理すると以下の4つがポイントとなる。

  1. 魅力的なフロントエンド商品で自社サイトで商品購入
  2. 商品購入と同時に会員になっていただく
  3. 会員特典でリピート率を高める
  4. 定期メルマガ、有益なコンテンツ提供でブランド認知を高め、自社ファンとして定着。リピート率を維持。

 

4.リピート率を高くするための4つの機能

 

1.メルマガ送付機能

顧客データにより、メール送付できる機能は、たとえば「お誕生日の方へ特典を配る」など施策を行う。

2.ステップメール機能

商品購入されたお客様に、関連商品を提案する機能は、分析機能から導き出された、未購入の関連商品をメールでお知らせできる。

3.定期購入機能

定期的なサイクルで、商品が届くサービス。定期購入では通常購入より価格が安い、毎回注文の必要なし、定期購入プレゼントなどで訴求し、購入率をあげる。

4.会員ランク機能

購入回数や購入金額に応じてお客様をランク分けする機能が会員ランク機能である。会員をランク分けすることで、割引サービスを行うことができる。

 

まとめ

経営の神様ドラッカーによると、「会社の売り上げの8割はリピーターから生まれる」とある。
リピーターが増えれば増えるほどビジネスの安定感、成長速度も向上する。
ECサイトでは新規顧客獲得が重要だが、さらに、リピートしていただくけるような会員優遇の仕組み、機能を備え、リピート率を上げECサイトのファンになっいただくことが重要である。

関連する記事

モバイル決済は日本に浸透するのか?... 先月、8月28日、Amazonジャパンは、実店舗でAmazonアカウントを利用して決済できる仕組みの提供し始めた。 「Amazon Pay」を実店舗でのモバイル決済に対応したもので、「Amazonショッピングアプリ」に表示されるQRコードを使い、実店舗でもAmazonアカウントを使用し決済...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2018.October)... 2018年も10月。今年も残り3ヶ月である。10月1日にはノーベル医学生理学賞に日本人としては5人目となる京都大学特別教授の本庶佑氏が受賞した。 この受賞により、日本の基礎医学の分野がさらに助成され、研究が進んで行くことに期待したい。 今月も補助金・助成金のの公募内容をまとめた。補助金・...
ビジネスの最新進化系”経験経済”とは?... 現在、“経験経済”というものが顧客にとって重要な物だとされています。 例えばマーケティングを顧客の層に合わせたり、希望に添うようにすることが当たり前だと思いませんか?そうだとしたら、殆どの小売商人が同意見を持っているはずです。・・・ところが、そうすることで現実味(Au...
越境ECにメリット EUの新制度「IOSS」とは... EU(欧州連合27カ国)では、2021年7月1日より、非欧州ECに関して適応していた付加価値税(VAT)に関する一連の規則や指令の改正し、新たに輸入ワンストップショップ 「IOSS」を導入、実施した。 「IOSS」に登録すれば、輸入VATが免除されるため、通関はスムーズに短時間で対応するこ...
ロシアのEコマースが急成長 ロシアの国内売り上げは2014年の5600億ルーブルから2015年は6500億ルーブルに急成長している。 さらにオンラインショッピングでの売り上げはたったこの6500億ルーブルの2%の850億ルーブルであるという事で今後もさらに成長する見込みがある。現在、国内マーケットはややスローダウンしている...
海外販売に関する補助金・助成金情報(2018.June)... 2018年も6月。日本は西から梅雨期に入って行く。今年の6月(梅雨の時期)は暑さに注意で、沖縄など梅雨に入っているが、気温はかなり高くなる見込みだ。今月も最新の補助金、助成金情報をまとめた。 補助金・助成金とは国や地方自治体から民間企業へ資金支援する返済不要のお金である。 補助金と助成金...

コメントをどうぞ