
この記事ではマレーシアのネット通販事情について見ていきましょう。
マレーシアの人口は約3000万人、GDPは2,960億ドルである。1人当たりGDPは10,757ドルで、2021年には15,492ドルに達すると予想されている。2015年から2021年にかけて8.4%以上の高いCAGRを示すと予測されている。
ネット通販を利用するユーザーは1500万人、2021年までには さらに500万人へ増加し2,000万人に達する。インターネットユーザーは人口の77%に達すると予測されている。ネット通販の平均消費額は74ドルで2021年までに129ドルへ増加する見込みである。

マレーシアのネット通販利用者数の推移(単位: 百万人)
毎日インターネット利用を年齢層別に分類すると25歳未満が93%、25〜34歳が88%、35〜44歳が90%、45〜54歳が87%利用している。
以外にも高齢世代は頻繁にログインし、55歳以上の人は毎日のインターネット利用率は69%である。

マレーシアのインターネット利用者の年齢
ネット通販売上高は11億ドルで、2021年に26億ドルに達すると予測されている。現在主要な製品カテゴリーは電気製品とメディアであり、4億2,500万ドルの市場シェアを占めている。 家具および家電製品は2番目に多く、2億9,500万ドルを占めている。
2021年までに、家具・家電製品は11億ドルへ成長が見込まれる。 電気製品・メディアも6億1,100万ドルに成長が見込まれている。

マレーシアのネット通販で買われる商品カテゴリ
2016年にまとめた世界銀行 物流ランキングによれば、マレーシアの物流は32位にランクされている。 マレーシアの人口の75%は都市部に住んでいる。
マレーシアのオンライン消費顧客のうち、クレジットカードでの支払はわずか11%である。他の決済手段はモバイル決済が35%、プリペイドカード決済が45%、eWallet決済が6%を占めている。

マレーシアのネット通販で使われる決済方法
中国が360億ドル、その他の輸入相手国は、シンガポール220億ドル、米国130億ドル、日本126億ドル、タイ106億ドル となっている。

マレーシアのネット通販事業者の商品仕入れ元
Internet penetration によればマレーシアのオンライン消費顧客の20%がモバイル端末からで買い物をしている。 72%はデスクトップ経由で購入し、最近6%はネット通販を行うためにタブレットを使用している。1%は他のインタネット手段を使われている。

マレーシアのインターネット接続端末状況
マーケティングの消費額は近年増加しており、すべての広告メディア媒体で増加している。
テレビ市場は15億ドルで最も大きく、次いで新聞媒体は14億ドルに達している。ラジオは3番目に高い市場で1億4,200万ドル、4位に高いインターネット広告市場はは6,900万ドルとなっている。

マレーシアの消費者が利用する広告手段
マレーシアのソーシャルメディアの普及率は2017年には43%で、2021年には50%を上回ると予測されている。Facebook、Whatsapp、GooglePlus、Instagram、WeChatが主要なソーシャルネットワークである。

マレーシアのソーシャルメディア利用状況