ECサイトのユーザビリティは週単位、月単位で見直してみる必要がある。かっこいいビジュアルデザイン、おしゃれなデザイン、それも大事ではあるが、ECサイトでは一番ベースになくてはならないのはユーザビリティである。
"デザインとは機能である"と言ったのはスティーブ・ジョブスだが、まさにECサイトはユーザビリティ=使いやすい機能性を高めることで、収益率がアップし成長することができる。今回はECサイトのユーザビリティについてのチェック項目10を見ていこう。
ECサイトのユーザビリティとはお客様がサイトで気持ちよくお買い物ができる。迷わずお買い物を楽しむことができるようにサイト機能を高めることを意味する。
ショップのロゴは左上に設置し前ページに共通させる。ロゴをクリックするとトップページに戻れるようにする。
ユーザーはどこにいても迷ったらトップページに戻れるリンク設定は、一般的な約束事であるが重要である。
ページ内リンクするハイパーリンク。商品カテゴリーページから類似商品ページへのリンクなど、ユーザーが一目でページに遷移するためのリンクだと分かるようスタイルを統一させる。
ターゲット層に合わせてフォントサイズを設定することもありうるが、ECサイトでは文章を簡潔しに、可読性の高い書体、適切な文字サイズにすることが肝要だ。大きさは14pxがおススメである。
ページ内を下にスクロールしても、ナビゲーションボタンがなくならないように固定化して表示する。縦に長くなるフラットデザインを採用したサイトの場合は特に有効である。
自分が今どこにいるのかわかるパンくずリストやページタイトルを配置する。パンくずリストとはトップページから現在位置までの階層構造を示したリンクである。
ページタイトルとリスト項目を同じにした、パンくずリストはサイト全体の階層、構造がユーザーにも分かり便利である。
購入ボタンを押して商品を購入してもらうことが、ECサイトでは最大の目的である。そして「カートに入れる」ボタンを押して支払までのプロセスを最短、最小限にすることで、ユーザーに無駄な負担をかけない=ユーザーが満足する買い物体験を提供できる。
見つけたい商品を見つけやすくする機能は重要だ。検索バーはいつも上部に固定され、絞り込み検索、カテゴリ検索ができるようにする。
さらに検索した結果、サイト内に該当する商品が何点あり、その画像を表示するなど、商品検索でユーザーが効率的に買い物できる機能を備えるべきである。
ユーザーが商品検索した後、「人気」「価格」「セール商品」「サイズ」など、検索した商品をさらに並べ替える機能があると、ユーザーが商品を選ぶ際の手助けとなる。
ECサイトでは商品を手に取って見ることができないため、商品写真の役割は大きい。商品写真は厳選し、商品単体写真はもちろん、商品を買った後などイメージを想像できる写真などで購買意欲を刺激する。
商品価格、配送料、日数、配送方法、ポイント数等の情報は、まとめて明確に掲示し、ユーザーの疑問点を解消し、オンラインショップの不安をなくすることが重要である。
ECサイトのユーザビリティはECサイト構築後もずっと改善してしてゆかなければならないテーマであり、終わりがない。
ユーザビリティとはユーザーの立場に立って、「もっと快適に買い物をしてもらうには、もっと簡単に商品を買ってもらうには」どうしたら良いかを考え、その機能をサイトに反映させることである。ユーザビリティの向上はコンバージョン率のアップにつながり、売上アップになる。継続して取り組んでいただきたい。
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