ヤフオク出店企業 中古ブランド/質屋の新しいビジネスモデル創造

中古ブランドをヤフオクストアで出店している企業は、楽天、自社サイト、ヤフーストア、ヤフオクに出店しているのが一般的だ。
最近では、店舗にJapan Tax-FREEのロゴを掲載して外国人旅行者をターゲットに販売戦略をとっているショップも多くない。
その中でも最もトラフィックが大きいのは、やはりヤフオクである。ヤフオク単体で2011年時のデータによれば市場規模は約7000億で落札率が11%。
このうち、年間10億円以上を売り上げるトッププレイヤーも数多くいる。億を売り上げるトッププレイヤーの販売カテゴリを見てみると、中古ブランド品市場、中古自動車部品市場だ。

彼らの中には、自社サイトを持たず、ヤフオク単独だけでビジネスを拡大してきた企業もいる。2000年当初から参入している初期の企業だともう10年を超える。
市場から中古品を買取、ヤフオクで売るというせどりビジネスが基本になるが、この市場の拡大がここ最近になって可能になってきている。

安倍政権で円安誘導の影響もあってか、ヤフオクのアイテムを海外eBayオークションに転売する精鋭の起業家たちが2010年ごろから急増し始めた。
なを、eBayの市場規模は2014年時のデータによれば約10兆円。楽天の約10倍である。

今日は、中古ブランドに限定せず中古品全般を取り扱うヤフオク出店企業向けに新たなビジネスモデルを紹介したいと思う。

eBayに出店せよ

新たな投資をさほど必要とせずに、現状のビジネスモデルを拡大しようと思うと、2つやり方がある。

  1. 市場から調達するアイテム数を増やし、出品する。
  2. 市場から調達するアイテム数は増やさずに、販路先を拡大する。

1の戦略の場合、市場から調達しようと思った場合、路面店を今以上に展開するか、インターネット広告などを活用して買取市場に対する広告露出量を高める必要はあるだろう。
もちろん、この市場はレッドオーシャンだ。多数のビックプレイヤー達が市場からの中古ブランド品買取にしのぎを削っている。そう簡単に調達量を増やせるかといえば考える必要があるだろう。

2の販路作の開拓だが、これが今回紹介する新しいビジネスモデルだ。ヤフオクのアイテムをeBayに同時出店し、ヤフオクとeBayの在庫連携を行う。すると、海外から落札される。
売り上げ代金はPayPalという決済会社を仲介して21日後に現金化できる。手数料は大雑把ではあるが15%程度だ。ヤフオクの価格で売る必要はない。海外向けに価格を若干高くしてもいいし、なにより円安の今なら海外への送料を無料にしても海外プレイヤー達と十二分に競争できるだろう。

いろいろ聞かれる課題があるが、すでに当社は幾つかの中古ブランド品をと扱う企業と契約をさせていただき、多数出品を開始している。
以下の質問が大方聞かれるので、このブログで紹介しておこう。

  • 翻訳はどうするのか?
    翻訳を自動化することはできない。翻訳は1点1点手動で行う必要がある。ただし、日本語をそのまま翻訳する必要はない。ヤフオクの出品テンプレートと同じで商品カテゴリ毎にテンプレートを作成し、必要最低限のデータを英語に翻訳すれば十分である。
    商品カテゴリがある程度決まっている場合は、この商品テンプレートを有料依頼してあらかじめ作ってもらってしまった方が早い。
    例えば、中古バックなら必要な情報は寸法、ブランド名、モデル名、年式、状態、独自ランク、状態 この程度である。ほとんど定型化できるのがわかるだろう。
     
  • 英語での質問の対応はどうするのか?
    出品すればもちろん英語で質問が時折来ることがある。結論からいえば、商品に対する本当に簡単な質問しかこない。翻訳者を雇うまでもない。Google機械翻訳で訳し、機械翻訳の英語で最悪返信したとしても問題無いと言い切れるだろう。
    といのも、買い手は翻訳の精度を気にしているのではなく、質問してから回答してくれるまでの時間の方を気にする。そして英語の翻訳うんぬんではなく、機械翻訳出会ったとしても質問の答えが含まれていればそれで十分コミュニケーションは成立する。
    中学英語、英検で言えば3級程度で十分だ。
     
  • 配送はどうするのか?
    日本全国の郵便局で取り扱っているEMSを使う。
    配送時に、配送ラベルに記載された追跡番号をeBayの管理画面から入力すれば、それをもって配送完了の通知が買い手に届く。

     

  • まず、何をすればいいのか?
    eBayのアカウント開設が必須である。このページに丁寧に記載されている。

 

まとめ

ヤフオクのビジネスモデルは成熟しきっている。
今後、人口減少社会に対応するなら今のビジネスを残しつつ、新しいやり方を導入してみては。

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