多言語サイトを運営している場合、コンテンツを言語別に識別し、検索ユーザーの国・言語にあわせて検索結果に表示するための方法があります。
言語別にそれぞれURLが独立している場合は、URL別にSEO対策を行う事ができますが、Live Commerceのように1つのURLで複数の言語を運用している場合は多言語コンテンツ向けのSEO対策の仕様が存在します。
Googleでは言語別に検索エンジンに登録する方法を提示しています。正しく登録されていない場合、各国のユーザーが利用する検索エンジンに正しく検索結果が表示されないことがあります。そこで本日は多言語サイトを運営してるウェブマスター向けに多言語コンテンツのSEO対策を紹介します。
Google は、rel="alternate" hreflang="x" のサポートをさらに拡張し、翻訳されたコンテンツ、または複数の異なる地域向けに提供されたコンテンツに対応しました(英語)。hreflang 属性では言語が指定でき、また任意で国の指定、同等コンテンツのある代替 URL の指定もできます。このような代替 URL を指定することによって、Google ではこのようなページをグループとして認識し、検索ユーザーの言語地域に最適な URL を提供することを目指しています。
この対策については次回リリースLive Commerce Ver1.8 で対策済みです。利用者様はアップデート時に自動的にこの対策が行われるようになっております。
Googleが提供するウェブマスターツールから言語別に登録します。
Live Commerceで日本語、英語、簡体字、繁体字の4言語で運用している場合は、次のURLを1つづつ登録します。それぞれのURLの末尾には language/[言語ID]/ の形式になります。
日本語 : http://www.live-commerce.com/language/ja/ 簡体字 : http://www.live-commerce.com/language/zh/ 英語 : http://www.live-commerce.com/language/en/ 繁体字 : http://www.live-commerce.com/language/zh-TW/
この作業はGoogle ウェブマスターツールより行ってください。
言語別の検索エンジンに登録されているか確認する
これは必須ではありませんが、言語別にURLを定義したい方向けに有効な方法です。
例えば英語の名刺と日本語の名刺で別々の同じサイトだけど別々のURLを表示させたい場合などが考えられます。
日本語専用のドメイン、英語専用のドメインと言う形で言語別にドメイン(またはサブドメイン)を取得します。
Googleでは以下のようにURL形式と各国の検索エンジンを結びつけるようにしています。
サイトがターゲットにしている国を Google が把握できれば、この情報を使用して各国の検索結果の品質を向上させることができます。通常、Google では以下の要素を使用して、ウェブサイトがターゲットにしている国を判断します
googleではいくつかのURL 構造を提示していますが、その中で下記は最も有益なURL構造です。
URL 構造 | 例 | 長所 | 短所 |
ccTLD | example.ie |
|
|
gTLD を使用したサブドメイン | de.example.com |
|
|
多言語サイト専用のドメインを取得する場合は、ドメイン毎に301リダイレクトを設定し、各言語にURLを転送させる必要があります。以下に例を示します。
言語 | 専用ドメイン | リダクレク先 |
---|---|---|
日本語 | http://ja.live-commerce.com http://www.live-commerce.com (メイン) |
http://www.live-commerce.com/language/ja/ |
英語 | http://en-us.live-commerce.com
例) |
http://www.live-commerce.com/language/en/ |
簡体字 | http://cn.live-commerce.com | http://www.live-commerce.com/language/zh/ |
繁体字 | http://tw.live-commerce.com | http://www.live-commerce.com/language/zh-TW/ |
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以上多言語サイトを運営している方向けの検索エンジン対策になります。
タグ: SEO, 海外向けマーケティング
[…] 6. URL Live CommerceのURL書式についてはこちらのドキュメントが参考になります。 […]