フィリピンの都市 Baguio
アジアの中でも爆発的に人口が増え続けているのがフィリピン、この記事ではフィリピンのネット通販事情について見ていきましょう。
フィリピンは人口1億100万人、GDPは2920億ドルであり1人あたりのGDPは3249ドルであり2021年までに4588ドルへ上昇が期待されている。世界銀行のGDPランクでは2017年の時点では145位である。
ネット通販を利用するユーザーは3400万人、2021年までには4900万人へ増加、人口の66%に達すると予測されている。ネット通販の平均消費額は36ドルで2021年までに48ドルへ増加する見込みである。
フィリイピン ネット通販利用者数の推移(単位: 百万人)
2016年におけるネット通販での消費額は12億ドル(1340億円 = 1ドル110円で計算) 、2021年までに23億ドルへ上昇が期待されている。主な購入商品は玩具・日用品・嗜好品ががメインである。
フィリピン ネット通販で最も購入されている商品カテゴリ
2016年にまとめた世界銀行 物流ランキングによれば、フィリピンの物流は71位でネット通販としてはまだ物流面では課題が多い国であると思われる。
オンライン消費顧客のうち、42%はスマートフォンなどの携帯端末を使用してウェブサイトに接続している。クレジットカード決済は全体の32%しかなく、銀行振込が42%と主要な決済手段である。ネット通販サイトにおける安全面やセキュリティーに対する消費者の教育が低い。
フィリピン ネット通販で使われる決済方法
中国が15.2億ドル、日本が7.41億ドル、韓国が6.33億ドルとなっている。
ネット通販事情者の仕入れ元
Internet penetration によればフィリピンのインターネット普及率は72%であり、2021年までに73%へ上昇する見込みである。スマートフォンの普及率は32%で、2021年には40%に拡大すると予測されている。
フィリピンでのマーケティング消費総額は2016年から2019年にかけて2.2億ドルの成功が見込まれている。見込み消費者は基本的にはSNSなどの個人間による推薦品や口コミ情報に基づいて買い物をしている可能性が最も高いが、広告の信頼度もかなり高い。
広告はスマートフォンけにはテキスト広告、オンラインでのバナー広告が主流であり、主要幹線道路などに大きな広告も掲載されている。
フィリピン 消費者が利用する広告手段
フィリピンのソーシャルメディアの普及率は人口の47%に過ぎず、2021年には57%に達すると予測されている。フィリピンは世界一の自撮り国家と呼ばれているらし。フィリピン人は自分の顔を写真に撮り、FacebookやInstagramでシェアしている。
フィリピン ソーシャルメディア利用状況