前回2016年9月からブラウザシェアはどのような変化が見られたか、Google Chromeはどこまでシェアを伸ばしたか、Microsoft Edgeのシェアは普及し、どこまで伸びたのだろうか?
今回も各ブラウザ毎に日本と世界で見ていこう。
※掲載に使用したデータは「StatCounter Global Stats」の2016年12月1日~2017年1月末までをグラフ化したものである。
Chromeが前回41.56%から42.45%と増加傾向。IE、Safariが減少している。
Firefoxは僅かに増加したが、Windows 10のEdgeは前回5.28%から4.95%に減少した。
世界的シェアはChromeが62.37%と独占の状態が続いている。
Firefox、IEが僅かに減少した分、SafariとEdgeが増加したようだ。世界的にはWindows 10のEdgeは僅かだが、上昇傾向にある。いずれにしても、Chromeの成長傾向は衰えることはないようだ。
日本はipadのSafariが前回75.11%から74.95%と僅かに減少。変わってChromeが8.96%から11.34%と上昇傾向にある。
タブレットの世界の状況は1位がSafariが60.88%とほぼ同じ。2位のChromeが前回19.74%から21.8%と増加している。
その分AndroidやOperaは減少した内容となっている。
日本のスマートフォンシェアは相変わらず、iPhone(Safari)が68.93%とシェアを独占している。
増加傾向にあるのがChromeで、前回18.2%から21.82%と上昇となっており、その他のブラウザ、やAndroidやSamsung Internetなどは全て減少傾向という結果となっている。
世界的にはデスクトップのブラウザシェア同様、Chromeが前回38.56%から44.64%こちらも上昇している。
その他、iPhone(Safari)、UC Browserなどは全て減少傾向にある。 ますます、世界的にはChromeが上昇を続け、独占傾向にあるようだ。
GoogleやMozillaなど主要Webブラウザベンダーは、今後、閲覧者を守るためにさまざまな対策に取り組むようだ。その一つが暗号化通信技術のSSL/TLSを利用したHTTPS化の安全性の明確化とHTTPサイトへの警告表示が主な内容だ。
Googleではパスワードやクレジットカード番号の入力画面がHTTPSで保護されていない場合に、アドレスバーにこのフォームは「保護されていません」と表示されるようになる。
将来的にはHTTPページに対するこの警告の表示範囲を段階的に広げて行くとしている。
Firefoxの最新バージョンでも、同様にパスワード入力画面が、HTTPのままであった場合、アドレスに警告表示が自動的に表示されるようなる。
Mozillaでは安全でないHTTPを使ったWebサイトのサポートを段階的に縮小する方向性を打ち出している。
AppleもApp Storeで配信するアプリに対して、サーバとの接続にHTTPS通信の利用を義務付けるとしている。
このように、今後はWebページではHTTPS化する常時SSL化が求められる時代となる。ECサイトでは、顧客の安全性確保と満足度の向上させるためにも、安全、安心して利用できるECサイトを構築する、常時SSL化が求められている。
参考:https://security.googleblog.com/2016/09/moving-towards-more-secure-web.html
参考:http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1701/31/news04.html
今回の結果を見ると、Google Chromeが全てのデバイスでシェアを伸ばしているのが見てとれる。
また、MicrosoftはWindows10のインストールを推進し、Edgeへ変更できるようユーザーに移行を促しているが、この停滞した伸び率を見ると想定通りに進んでいない様子が見える。代わりにChromeやFirefoxへユーザーが流れているようである。
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