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「Netflixで服のレンタルビジネス?」イギリスの小売販売スタイルの変化

   投稿者 : 2016年2月22日 By

今やイギリスのハイストリートでは、洋服を買うというより借りるとスタイルが流行している。イギリス人の5人に一人は今や自分の好みのストアの服をレンタルすることに興味を持っているという結果が出ている。ロンドンでは特に顕著で3人に一人が興味をもつらしい。
先日、2月10日のニュースで伝えられた情報によると、映画やドラマのストリーミングサービスで有名なNetfilixが、このレンタル業に挑んでいるという事だが、その理由はなぜだろうか?

 

1.Westfieldの調査によるイギリスの5つのトレンド

westfield

イギリスで有名なWestfield ショッピングモールの調査では、現在、5つのトレンドがあり、これが今後の小売業の先駆けとなると言われている。このWestfieldでの買い物傾向が今後のトレンドになると専門家は考えている。
Westfield が新リポートを発表した。‘How We Shop Now: What’s Next?,’ これは下記の5つのトレンドを指摘したもので、今後の販売業スタイルを反映しているといえる。
この調査レポートはイギリスとアメリカの1万3千人を対象にした結果を専門家が分析しているというものである。
ヨーロッパとUK担当のマーケティング部主任のMyf Ryanは、このように述べている。「今後のファッション店は大きく変わっていくだろう、ヴィンテージクラブなどの会員制で古着などの提供、さらに、新しい服をバーチャルに体験したり、週末だけの洋服レンタルなど幅広いサービスが可能になるだろう。」

イメージ図

 

1-1.Pay As You Go スタイル

レンタル業、すでにAirbnbなどの便利で気軽に家や部屋を借りるシステムは近年人気が上昇している。
このスタイルは宿泊だけに限らず洋服などにも今後発展していくのではないかと予測されている。
イギリスでは5人に1人が自分好みのストアからレンタルすることに興味を持っている、ロンドンでは3人に一人がこのスタイルを望んでいる。 これは、特にとくにミレニアルの年代層に人気が高く、特に25歳から34歳のグループの46%が興味を持っている。 
最もレンタルしたい製品は次の通りだ。
スポーツ練習ジム用品19%、車16%、家電用品15%、バイク14%、洋服10%、UKの20%の消費者は、月に200ポンド(38,000円)を払って無制限に洋服を借りられるシステムに興味を持っているという結果が出ている。

 

1-2.Classroom スタイル

消費者はファッション店にで買い物をするだけでなく、新しい事を学んだりソーシャルネットワークの場を望んでいる。イギリスの35%の消費者は自分の好みのストアのライフスタイルレッスンやワークショップの受講に興味を持っている。  
イギリスの消費者はまず、健康とフィットネスのワークショップに興味を持っている。 (27%), 次に、クリエイティブ料理コース(25%)、専門的なセッション(20%)、クラブなどである。(19%)UKの消費者はデジタル系のスキルアップトレーニングに興味を持ち、アメリカの12%と比較して16%のイギリス人が興味を持っていると結果が出ている。

 

1-3.生活スタイルロイヤリティー

これは新しい消費者デマンドでお金だけの取引ではなく、バランスのとれたライフスタイルに対してショップから表彰されたいと考えているという事。5人に1人がこのスキームに興味を示している。
例えば、リサイクル(29%)、運動・エキササイズ(29%)、ファミリーとの時間を取る(19%)、十分な睡眠(14%)チャリティーでボランティアをする(10%)などの内容である。 16歳から24歳までの若い世代はアメリカもイギリスも家族と過ごす時間とのワークバランスを重要だと考えている。(30%)

 

1-4.アシスタントの充実

この調査では、今後バーチャルの技術を使用したショップの機能が重要だと結果が出ている。ストアの製品をより日常生活に身近に感じられるような技術である。イギリスの41%は、バーチャルヘッドセットなどの新技術を利用して自宅で製品がどのように映るかを試してみたいと考えている。
さらに、33%は、洋服も自分が着用した時のバーチャルなイメージが出るバーチャルアシスタンスを利用してみたいと回答している。

 

1-5.Inside-out 販売

ボディーセンサーでスクリーンに映し出されるという販売機能は非常に重要になりつつある。これらのハイテクなスクリーン上のバーチャル体験をしてみたいと考える消費者は増加している。
興味深いのは、5感で感じ取れるショップ体験は、視覚、触覚、だけではなく、嗅覚ー香りと聴覚ー音も重要だと考えている、味覚も必要に応じて必要だ。(28%)
実際にストアで買い物をすることのメリットは触れる、感じ取れる、試着ができる事が最大のメリットだと答えている。(73%)

 

イメージ図02

 

2.製品やサービスをシェアするという考え

airbnb

この製品やサービスをシェアしてより安価で良いものを経験するというスタイルは、近年のAirBnbでもご存じのとおり人々の概念に根付いてきているようだ。
Netflixなども固定料金を支払って、映画やドキュメンタリーをシェアするというサービスだ。最新の調査によると、このトレンドにより、イギリスでは自分の好きなストアから、製品、服をレンタルすることに興味を持っている人が増加している。

 

3.小売業にビックチャンス?

イギリスですでに洋服のレンタルに興味を持っている消費者の20%は、固定料金を毎月200ポンド支払う洋服レンタルサービスを求めている。これは、ファッション店にとって大きなチャンスで、特にロンドンなどの大都市に住む人々の40%は会費を支払い、好きなブランドの服を好きなだけ着てみたいと望んでいる。
小売業の専門家Graeme McVieによると、 さらに、洋服のレンタルは、ファッション店にとって次のシーズンへの採用の参考になる。買うのとは違い、レンタルは1シーズンのその人のファッション傾向を上手く分析することによって、その消費者の次シーズンへのスタイルの提案が可能だ。
ショップがアレンジした洋服を送る、選んでもらう、返送も無料、固定料金だけをチャージするといったシステムだ。

 

まとめ

なかなか画期的なアイデアだが、日本も今後このようなトレンドが来るのだろうか。これはあくまでも越境ではなく国内の消費者をターゲットにしていると思われるが、今後 ネットショップはグローバルに展開、試着はバーチャルに、さらに、製品やサービスをシェアできるエコノミーな新システムが導入されていくことだろう。

 

参考サイト:
http://ecommercenews.eu/about/authors/
http://ecommercenews.eu/category/offline-store/
http://ecommercenews.eu/tag/the-united-kingdom/
https://uk.westfield.com/london/how-we-shop-now


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