
コンテンツマーケティングは、Eコマースサイトでの売上アップを目標に、長期的な視点から行うものです。そのため、取り組んでいるコンテンツが売上につながるまでには、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。
そこで、今やっているコンテンツマーケリングの方向性が正しいのかどうか、すぐに判断できる5つの指標をご紹介しましょう。
1. トラフィック
コンテンツマーケティングが成功しているかどうかを知るために、まずはコンテンツページにどのくらい人が集まっているか、つまりページへのトラフィックを把握する必要があります。
トラフィックの数値を把握するには、Google アナリティクスが便利です。Googleアカウントがあれば無料で利用できますが、専門用語なども多いので、初心者のためのGoogleアナリティクス講座といったページを参照しながら使い方をマスターすることをおすすめします。
トラフィック数値を確認して、期待していたほどの数値が出ていなければ、トラフィックをもたらす要因である、サーチエンジンのランキングやEmailリストに送ったメール内容、ソーシャルメディアでの紹介の仕方などを検証しましょう。ポイントは、サーチエンジン検索の際のキーワードが適切か、Emailの送付やソーシャルメディアへのポストではターゲットとなる顧客を絞り込めているか、などです。
2. エンゲージメント
エンゲージメントとは、消費者がコンテンツに対して見せる積極的な関与、行動というような意味合いです。バウンス率や離脱率(どちらも訪問者が他のウェブサイトに離れてしまう率)やコメント数、シェアの数などを見れば把握することができます。
Googleアナリティクスでは、バウンス率や平均滞在時間、ページ別訪問数などに着目しましょう。もしトラフィックは十分あるのにエンゲージメントが低いのであれば、何らかの問題があると考えられます。次のようなコンテンツになっていないか、チェックしてみましょう。
3. ソーシャルメディアでのシェア
トラフィックやエンゲージメントほどではありませんが、FacebookやTwitter、Googleプラスなどのソーシャルメディアで、どのくらいシェアされているか、ツイートされているかというのも、コンテンツの人気を知るためには便利な指標となります。
コンテンツごとにSNSのシェアボタンを設置しておけば、簡単にその数を把握することができますので、ぜひ設置しておきましょう。

4. 被リンク数
手がけたコンテンツが役立つものである、参照したい、と判断されると、リンクを貼る人も多くなります。したがって、被リンク数というのもまた、コンテンツの人気を示す指標になります。
被リンク数は、GoogleウェブマスターやGoogleアナリティクスで把握することができます。ウェブマスターはSEOに特化したGoogleの解析サービスですが、アナリティクスのアカウントがあれば使用でき、アナリティクスと連動して使用することができます。
5. コンバージョン率
コンバージョンとは、資料請求や会員登録、商品購入など最終的な成果のことを言います。コンテンツマーケティングはコンバージョンを上げるために導入するのですから、やはりその数値は重要です。
こちらも、Googleアナリティクスを使えば、「目標のコンバージョン」の機能で目標とする行為のコンバージョン率を知ることができますし、「ゴールフロート」機能を使えば、ユーザーが目標に到達するまでの経路が視覚化され、ユーザーがどこから目標到達プロセスに入っているかなどを把握することもできます。
使いこなそうGoogleアナリティクス
紹介した指標のほとんどを、Googleアナリティクスを利用すれば得ることができます。しかも無料ですから、この機会に利用を始め、コンテンツマーケティングに活用してはいかがでしょうか。
タグ: Google, Google Analytics, コンテンツマーケティング